雀の手箱

折々の記録と墨彩画

初夏の彩りの庭で

2018年05月16日 | 日々好日
 夏の気配が濃くなってきたので、画題への刺激を求めて降り立った庭では、花たちも初夏を謳歌していました。
 ツツジが終って少し寂しくなった庭に今はサツキが一斉に花を咲かせています。まさに暦どおりの皐月です。

 庭に咲く花のうち私の一番好きなバイカウツギが上品な香りと共に白い顔を俯けて咲きだしました。山アジサイはもう花を散らし始めていますが、楚々とした佇まいを愛しています。
 令法(リョウブ)も花盛りのようです。毎年影も形も見ないうちに小鳥たちに奪われてしまうグミの実が今年は目に留まりました。亡くなった夫はうちのグミは実がならなくなったようだと言っていましたが、今年は他にもっと美味しいものがあるのでしょうか、それとも食べごろを見計らっているのでしょうか。大きな粒を垂らしています。
 山桜桃梅(ユスラウメ)は、例年通り赤い実を揺らして健在です。