石勝線 清水沢駅 (北海道夕張市)
夕張駅付近を撮影してきて、折り返し列車で夕張を12時30分発。他の鉄道ファンらしき人たちも列車に乗りこんでいる。北海道JR線完全乗車達成に酔うひまも無い。なにせ北海道にはまだ乗っていない鉄道がある。北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(池田-北見間)である。これはまたの機会にするが、廃止されるのも遠くないらしいので、ゆっくりしてはいられない。
北海道のJR線完全乗車はしたので祝いの酒は飲みたい。夕張駅前には前出のホテルがあるが、そこで食事をする気にはなれない。どこかの駅前食堂で祝杯をあげたい。かつて三菱大夕張鉄道の分岐駅だった清水沢の駅前に何軒か飲食店が見えたので、そこに降りる事にした。私の他に1人をおろして清水沢を12時40分発車した。立派な駅だが、今は人気も無い。駅前を歩くと何軒か飲食店はあるが、店を閉めていたりしている。
営業中の蕎麦屋があったので入る。寿司のネタのケースがあるカウンターに座る。ラーメンもメニューにある。ビール(600円)と天ざるそば(1,050円)を注文する。大将は愛想が無い。ビールと枝豆が出る。枝豆の豆が小さい。大将が豆が小さいだろうと言う。そう思っていたところだが、これはこの辺りで栽培しているのかと尋ねると、そうだという。北海道は寒冷なのだ。8月で枝豆の豆がまだ小さいのだ。また、大将は愛想が無いのは北海道の土地柄であって、決して無口でない事が判った。蕎麦を食べ、蕎麦湯ももらった。関東風である。勘定を済ませようとすると、女将が今日は暑いでしょうという。この女将も愛想が無いと思ったが、これも土地柄であって、無口では無いようだ。さて、蒸し暑くはあるが、関東の猛暑から比べると涼しいと答えた。実際、冷房なぞ無くても全く問題は無い。私が長袖を着ているから暑くは無いかと尋ねたのだそうだ。私は北海道では常に長袖なのだと答えた。本当は内地でも長袖なのだが。愛想が良くても、マニュアルで応対するような所よりはるかにこの店は良かった。
駅に戻る。駅員はおらず、日曜日は窓口は開かない。平日だけの営業らしい。待合室に先客がある。しかし列車には乗らなかった。ホームは1面、線路は1線だが、昔の名残で誇線橋を渡る。何ら線は跨いでいない。列車はやって来た。乗客は数名、鉄道ファンは乗り合わせていない。清水沢を13時37分発。途中で僅かに乗客の乗降りがあった。これならバスでも充分だろう。盲腸線を往復してきて、13時48分に新夕張に到着した。 (つづく)
北海道旅客鉄道(JR北海道) http://www.jrhokkaido.co.jp/
夕張駅付近を撮影してきて、折り返し列車で夕張を12時30分発。他の鉄道ファンらしき人たちも列車に乗りこんでいる。北海道JR線完全乗車達成に酔うひまも無い。なにせ北海道にはまだ乗っていない鉄道がある。北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(池田-北見間)である。これはまたの機会にするが、廃止されるのも遠くないらしいので、ゆっくりしてはいられない。
北海道のJR線完全乗車はしたので祝いの酒は飲みたい。夕張駅前には前出のホテルがあるが、そこで食事をする気にはなれない。どこかの駅前食堂で祝杯をあげたい。かつて三菱大夕張鉄道の分岐駅だった清水沢の駅前に何軒か飲食店が見えたので、そこに降りる事にした。私の他に1人をおろして清水沢を12時40分発車した。立派な駅だが、今は人気も無い。駅前を歩くと何軒か飲食店はあるが、店を閉めていたりしている。
営業中の蕎麦屋があったので入る。寿司のネタのケースがあるカウンターに座る。ラーメンもメニューにある。ビール(600円)と天ざるそば(1,050円)を注文する。大将は愛想が無い。ビールと枝豆が出る。枝豆の豆が小さい。大将が豆が小さいだろうと言う。そう思っていたところだが、これはこの辺りで栽培しているのかと尋ねると、そうだという。北海道は寒冷なのだ。8月で枝豆の豆がまだ小さいのだ。また、大将は愛想が無いのは北海道の土地柄であって、決して無口でない事が判った。蕎麦を食べ、蕎麦湯ももらった。関東風である。勘定を済ませようとすると、女将が今日は暑いでしょうという。この女将も愛想が無いと思ったが、これも土地柄であって、無口では無いようだ。さて、蒸し暑くはあるが、関東の猛暑から比べると涼しいと答えた。実際、冷房なぞ無くても全く問題は無い。私が長袖を着ているから暑くは無いかと尋ねたのだそうだ。私は北海道では常に長袖なのだと答えた。本当は内地でも長袖なのだが。愛想が良くても、マニュアルで応対するような所よりはるかにこの店は良かった。
駅に戻る。駅員はおらず、日曜日は窓口は開かない。平日だけの営業らしい。待合室に先客がある。しかし列車には乗らなかった。ホームは1面、線路は1線だが、昔の名残で誇線橋を渡る。何ら線は跨いでいない。列車はやって来た。乗客は数名、鉄道ファンは乗り合わせていない。清水沢を13時37分発。途中で僅かに乗客の乗降りがあった。これならバスでも充分だろう。盲腸線を往復してきて、13時48分に新夕張に到着した。 (つづく)
北海道旅客鉄道(JR北海道) http://www.jrhokkaido.co.jp/