で、夜は夜桜撮影に集中、夕食はコンビニ弁当か何かで済まそうと考えていた。ところが…
念のため「まつや」に行ってみたら「予約客以外お断り」の看板が出ておらず、あらら??と
二階に上がったら「どうぞ、どうぞ」となって、思わぬ豪勢な夕食をいただくこととなった。
まずは『紀土(キッド)』の大吟醸。なぜかここに和歌山のお酒がおいてあるのだ。
料理はお決まりの『3000円おまかせコース』。まずカニが二杯、毛ガニともうひとつはなんだったか?
今年はこの時期の風物詩「トゲクリガニ」は出ないなと思っていたら、さらにもう一杯トゲクリガニが!
その他四品の料理が次々に並び、その様子を写した写真もあるのだが、食い散らかしていて、
あまりに見苦しいので、掲載は見送る。
今日はお店が暇なのか? それとも私の顔が売れてきたのか? 大将が目の前に座り、
お話しながら飲み食いする。この店のカニはとても美味で、理由としては、旬のカニを使う、
冷凍モノは使わないの二点なのだそうだが、本当にそれだけでこんなにうまいのか?
この店も変わってるといえば変わっていて、そんなにたくさんの客に来てもらわなくてもいいのだそうで、
だからいつもけっして満席でもないのに、「予約客以外は…」みたいな看板で客を追い返しているのかも。
「たまたま開いている店があったから立ち寄った」みたいな人には、食べてもらわなくていいそうだ。
強気? やっぱり変わってるよねえ。
だから、予約の際にも、「ひとりですが予約したいんですけど…」みたいな弱腰ではたいていその時点で
断っちゃうみたいで、「ぜひここで食べたい」とか「ブログで見て食べたいと思った」とか、「(うそでもいいから)
前に食べて気に入ってます」みたいに強気で攻めなくてはならないみたいだ。
今回その熱意が通じたのか、「都の公家の末裔」と詐称するお方が、ついにこの店の敷居をまたぐのだそうだ。
やっぱ、変わってるでしょ? その変わり者の店に合う、私は何なのだ。
喋りながら飲み食いしたので時間がかかった上、酔いもまわってその後の撮影はメロメロ。
しかしその方が、普段ブレまくっている写真のピントがバッチリだったりして。
弘前公園 曇りのち晴(21日) 晴(22日) 七~八分咲き(外濠)
ここまで北上してしまったら仙台まで戻るのがきついのと、まだ見頃には少し早そうということもあって、
酒田から山形県内を南下したらいいのに、やはり「見ておきたい」という気持ちが勝り、今年もやってきて
しまった。
すでに内濠の埋め立て工事は進んでいて、定番の光景もこういっちゃあなんだが「台無し」だ。
しかし4月23日~5月6日までの桜まつり期間中は、この埋立地に入れるとあって、普段写せない
アングルで撮影できるチャンスであるかもよ。
天守閣の雄姿を見られるのは、ひとまず今年限り。
4月の天候不順がたたったのか、咲き方にムラがあって、場所や木によって少々マチマチな印象。
しかし、外濠や内濠の一部では、すでに満開に近い場所もあって、撮影は楽しめた。
天気は21日昼前から急速に回復、青空が広がり、岩木山も姿を現した。市役所の屋上から撮影。
私が最後に見た22日の朝時点での感想は、昨年の方が花付きはよかったような気はするが、
まだ未開のつぼみも多く、咲きそろわないとその判断は早計か。トータルとしては、23~24日頃が
ピークではないかと思われる。
「道の駅・ことおか」に立ち寄り昼食。からあげ定食 750円。 なかなか美味で、しかもご飯お代わり自由、
コーヒーもサービスがうれしい。
加えて名物?の酢とラー油でいただくあっさり味の餃子(380円)もいける。こうなると、コーヒーより
ビールだな。ホール係の秋田美人ちゃん、運転代わってんか!
開田裕治さんの原画展が、石ノ森萬画館で近く開催されるらしい。 見たい…
しかし入館料 800円はちときついな。未就学児童が無料なのだから、無職者もタダにしてほしいところ。
今回の旅の隠れテーマには、「できるだけ初めての場所へ行くべし」ってのがあったので、当初酒田は
基本的には寄らないつもりであった。しかし、何かに引き寄せられるようにやって来てしまった。
そうすると、ここへ寄らざるを得ないであろう、地物ネタ中心で握ってくれるお寿司さん「暫・しばらく」へ。
「これは創作料理ではないからね」と断りつつ、とにかくあれこれ工夫して、「どうしたらこのネタをよりうまく
活かせるのか?」を熱心に研究して、いまや『醤油』を完全に排除、ネタと添え物(たとえば肝とか)の組み合わせ
だけで食べさせます。
これは二杯目の特別出血サービス品○○○(なんだったけかな?)の大吟醸を注いでもらっているところ。
大将の手しか写っていないけど、うしろの似顔絵でどんな方かわかるでしょ?
中山河川公園 曇り時々晴れ 散り始め
ここまですべて、初めて訪れる場所ばかりであったが、今回初めて再訪する桜の名所となった。
昨年4月に遊佐町を走り回っていて、たまたまたどり着いたのがこの場所で、洗沢川沿いに続く桜並木が
シックな町並みにマッチして素晴らしく、とても風情があって気に入った。しかも鳥海山がバックに入る
好ロケーション。ただ前回もそうであったが、せっかく鳥海が機嫌よく見えているのに、雲が大目のすっきりしない
空模様で、納得ゆく写真が写せず残念。しかも桜はピークを過ぎて、散り始めていた。
町や県は今、ここを売り出すのに躍起みたいで、日曜日と重なって、多くのカメラマンや花見客が訪れていた。
しかし素朴な雰囲気はまだまだ顕在、出店は町内会?の一店のみ。歌謡ショー(カラオケ大会?)
が行われるなど、地味目なお祭りムード。風の弱い穏やかな陽気で、写真はともかく、絶好のお花見日和、
私ものんびり過ごさせていただいた。
斉内川堤 曇り時々晴れ 満開
角館武家屋敷の枝垂桜を訪ねたが、残念ながらまだ五分咲き程度。そのままスルーして、
急きょ予定を変更し酒田方面へ向かう。途中、たまたま目にして立ち寄ったのがこの川沿いの
桜並木。
道の駅なかせんのすぐ裏にある堰堤は、なかなか雰囲気があってよろしいが、桜の手入れが
行き届いていないのがほしい。
現地調達第一号の一升瓶、「七福神」。このお酒は、昔飲んでおいしかった記憶があり、もう一度
飲んでみたかったのだが、こちらではスーパーなどでも普通に売っているんだな。
岩手県のスーパーは、どうやらナイロン袋をタダでくれるみたいで大助かり。
「道の駅・雫石あねっこ」で食べた『雫石牛野菜炒め定食』 1100円。東北の道の駅は、全般に
食堂のレベルが高く、はずれが少ない。あと、「燃えるゴミ」を投げられるゴミ箱が設置されている
ところが多いのも助かる。でないと、車内、ゴミで溢れかえる。
高松の池 晴れ 七分咲き
盛岡市内桜の真っ盛りなのに、少しだけ標高の高いここはまだ満開手前で残念。
よく晴れて岩手山も見えていたが、この後寒冷前線の通過で一時大荒れ。ここまで予報が悪い割りには
穏やかな日が多かったのに、この暴風雨で盛りを過ぎていた桜はだいぶ散ったかもしれない。