ツバキの枝でアゲハチョウのさなぎを見つけました。数日前、根元を這いまわる幼虫を
見かけていて、それが木を這い上がり変態したのかもしれません。葉の色に溶け込むよう、
薄い緑色でカモフラージュしています。
一方こちらはカーポートの支柱とブロック塀の隙間でさなぎ化した幼虫です。この付近で
昨日同じく幼虫を見かけていて、おそらくその個体が変態したのでしょう。ここは一見
風雨が当たらなさそうなんですが、風向きによっては強い隙間風が吹き抜ける上に、
いざ羽化する際には狭すぎて、無事成虫にはなれない可能性が高いかなあ。黒に近いような
こげ茶色のさなぎです。
先日ご紹介した黒色のさなぎもまだ健在で、現在少なくとも三つさなぎを確認しています。
せっかく我が家で育ったアゲハチョウですし、できたら春、無事に飛び立ってほしいと
願います。
マユハケオモトのつぼみが上ってきました。
ここ数年、コロナ禍で大変だった各観光地
上湧別町のチューリップ公園はこの年通常営業で
花もほぼ咲きそろっていて見頃だった
【チューリップ畑~北海道上湧別町にて 2022.05.12 撮影】
図書館でお借りした「火祭りの巫女(みこ)/月原渉(つきはら わたる)著」は、
月原さんの最新刊の紹介を新聞記事で読んだのがきっかけで、その新刊がなかなか
図書館に入りそうになく、ひとつ前に発表されたものを先に読んでみたのです。
舞台は敗戦後の傷跡がまだ完全には癒えていない昭和で、土着の風習が残る
山間の辺鄙な村で執り行われる神事「ヒマツリ」の最中事件が起こります。
アニメでいうと、「ひぐらしのなく頃に」に近い世界観でしょうか。
おどろおどろしいムードの中、「異形」のもののけが暗躍するなどするので、
異次元の出来事なのかと思わせつつ、探偵は、数少ない証拠から、鋭い推理で
事件の顛末を論理的に解き明かします。しかし、事実は奇なり、事件現場で
起こったことは、彼の想像を超えた凄まじいものでした。このところ読む
サスペンスものは、二重三重に結末が用意されている念の入れようで、
私のようなへっぽこ探偵には、とても真実にたどり着きそうにありません。
端的に事件が解明される一方で、ミステリアスに展開されるホラータッチな
描写はけっこう扇情的、それはいいとして、物語前半に「お使い様」と称される
バケモノが登場するのですが雲散霧消、正体が判明しないまま終了となるし、
また、ヒロイン(の一人)が熱い煙を吸い込んだせいで一時的に声が出なく
なっているはずなのに、次の場面(最終局面)では朗々と長話を続けていたり、
とある女性の年齢設定に無理があるなど、大雑把な箇所が目につき、ツッコミ
どころがけっこう多いのも事実です。怪奇ミステリみたいな類をあまり
読んでいない私なので正直よくわからないのですが、この程度のゆるさは
問題ない範疇なのでしょうか?
ホラー要素はあれど、私のような怖がりでも問題なく読める範囲だし、
サスペンスに本格推理的なものがごちゃ混ぜなせいか、筋書きが散漫気味、
八方美人的に薄っぺらで、その点多少物足りない気がするのを横に置くと、
私としてはのめり込み続きが気になって、あっという間に読み終えましたよ。
突貫工事での2023年度秋アニメ取捨選択作業が終わり、これでようやく
腰を据えて番組に向き合えるようになります。そのちょうど頃合いのタイミングで、
朝日新聞夕刊記事にてこの秋お薦めのアニメ作品が挙げられたので紹介します。
若手アニメライターと担当記者(私とほぼ同世代の小原篤記者)がそれぞれ5作を
推薦、「葬送のフリーレン」が重なっているので全9作品のうち、私が残した中では
葬送~のほかに「オーバーテイク!」「鴨ノ橋ロンの禁断推理」「ブルバスター」
「アンデットアンラック」の5作が選ばれていて、私の見立てもまずまず正常値
なのかなと思いました。オーバー~は、F4レースもの。現実世界ではカーレースに
まったく興味のない私ですが、キャラデザインもよく、描写も丁寧、楽しんで
最後まで見ることができそうです。
記事に出てこないものでは、「ラグナクリムゾン」「ティアムーン帝国物語~
断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」などもいいと思います。
シリーズものでは「SPY&FAMLY」の期待値がやはり大きくて、その他では
「最果てのパラディン」「カノジョも彼女」「デットマウント・デスプレイ」
「ゴブリンスレイヤー」などなども第一期を見ているので、引き続き見ることに
なります。最果て~は、主人公ウィルの声が、少年から青年に成長したことで、
河瀬茉希さんから千葉翔也さんに代わりました。千葉さんはブル~でも主人公を
演じているし、青のオーケストラの第二期の制作もすでに決まっているなど、
引っ張りだこですね。カノジョも~は、アニメとしては特筆すべき点はないと
思うけど声優陣が豪勢で、佐倉綾音、和氣あず未、竹達彩菜、高橋李依、
古賀葵さんらの、美形キャラながらギャグ寄りな素っ頓狂かつ色っぽい演技に、
目と耳の養生には最適な番組です。
秋の夜長に、皆さんもお気に入りの作品が見つかるといいですね。
今期はタマネギに代わりニンニクを植え付けることなり、ホームセンターで球根を買い求め
ました。今更無駄な抵抗かもですが、一応「国産」にこだわってみたらますます値が張って、
これだけ(500g)で1078円(税込み)しました。
8球入りなので、ひとつ約135円することになります。なんだかプレッシャーかかりますよね。
ニンニクもタマネギ同様手間がかからず育てやすいけど、最後の最後、収穫寸前で消滅することが
あるので、その意味では意外に難易度が高いとも言えそうです。
タネ球根をバラしてみると、一球あたり12~14個くらい実があって、大雑把に選別して、
大きなものから優先して選んだら、だいたい90個くらいはいいものがあることがわかりました。
失敗したのは、一番立派な実を砕いてしまったことです。ふたかけあると勘違いしたんですよ、
もったいないことしました。大きくて立派なものが絶対いいとは言い切れないにせよ、寄せられる
期待は大きかったでしょうから残念です。
結局、畑(直植え)へ40個、プランターへ48個の、計88個植え付けました。ちょっと
欲張りすぎだと思います。もうちょっと球根間を広げたほうがいいのでしょうけど、使い残しを
出すのがもったいない気がして詰め込んでしまうんですよね。
新しいカメラバックを追加購入しました。メーカーはこれまでと同様Lowepro(ロープロ)
のTLZ 75 AWⅡです。年に数回の地元での鳥撮に加え、近ごろでは北海道でも
動物写真を写す機会がなぜか増えてきて、その際、毎回毎回、標準ズームから望遠ズーム
への切り替えがどうにも面倒で、最初から望遠ズームを装着した状態で現場まで持ち歩ける
バックを買い増したかったのです。
日帰り装備を詰め込むザックが年季が入っていて、いっそのことザックタイプの
カメラバック購入もチラッと頭をよぎったことは確かですが、やはり、基本は山歩き、
その延長で写真を撮っているというスタンスは崩したくなくて、これまでと同じような
レンズを装着したカメラが収まるバックを選びました。
大型望遠ズームを装着したまま収納できるということで、今までのものとはけた違いに
かさばりますが、たとえば、地元での鳥撮なら、このバックひとつ持ち出せば事足りるし、
スタンバイと撤収にかかる時間が大幅に短縮され、その繰り返しで、ストレスが
軽減できるのは間違いないでしょう。
先端部を伸ばせば、レンズフードを撮影(実践)状態にしたままでの収納も可能です。
より撮影チャンスを逃さないための工夫でしょうけど、私自身は、そこまでして
使うことはまずないだろうと、今のところは考えています。
間仕切りなどの付属物。様々なスタイルで使うことができるようですが、私はシンプルに、
ショルダーストラップだけ装着し、あまり頻度は多くないでしょうけど、必要に応じて、
首からぶら下げて使用する機会があるかもしれません。
先の北海道旅行・秋編で読んだのが「女王蜂/横溝正史著」です。金田一ものの長編で、
往きのフェリーで四分の三ほど読み終え、残りは道中で読んでしまいました。映画化
されている割には(主演は中井貴恵さんだったような…)知名度がイマイチ高くないのは、
横溝さん自身、ベスト作品に選んでいないように、有名作品に比べると完成度がやや
劣っているとみなされるからですかね。でも、とても面白く読み進められました。
「三つ首塔」と同じような冒険+サスペンスを中心に置きながら、それに本格推理を
加味したてんこ盛りの内容で、サービス精神たっぷりなんですよ。
旅のお供とするのは、こうした推理もの、サスペンスものが、肩がこらずに読めて最適
なのかも。帰路の船で純文学ものを読み始めたところ、これがやはり私にはなかなか
手ごわくて、半分程度しか読めませんでした。その続きは、次の道中となりそうです。
こちらは、旅先の図書館で読んだ「名探偵のはらわた/白井智之著」の表紙の再掲分です。
ちょっとグロい場面はあるけど、二重三重に張り巡らされた伏線を論理的な推理で手際よく
回収、面白くて気に入ったので、もう一度ご紹介しておきます。
カバーイラストは遠田志保(えんた しほ)さんで、今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」なども
手掛けられるなど、キュートで魅力的な女性を描かれますよね。アニメ「幼女戦記」の主役
『ターニャ・デグレチャフ』(推定年齢:8~10歳くらい)がはたち前後まで成長すると、
こんな感じのイカすウェーブになるのではと想像してしまいます。存在X(≠神)との
戦いに敗れることなく生き延び、「妖女戦記」、その日が来るのを楽しみに待ちましょう。
駐車場の門扉を取り付けてある壁で、アゲハチョウの黒いさなぎを見つけました。
壁(ブロック塀)は、どちらかというと灰色寄りの明るい色調だと思うのですが、
彼の目には黒っぽく擬態したほうがより目立たないと判断したのでしょう。
事実、よく注意して見ないと気がつかないくらい、周囲に溶け込んでいます。
これだと、通学などで行き来する小学生らにも気づかれないでしょう。ただし、
ここは風雨がまともに当たる場所ですし、来春、無事羽化するまでの道のりは
遠いと思われます。
妹が買ってきた赤ナスビの鉢植えです。色や形が、ハロウィンで使われる
カボチャに似ていることから、代用品として売られているみたいですね。
ハロウィンとは縁もゆかりもない我が家ですし、ひとつくらいこういうのが
あってもいいかなと思います。
キヤノンのフォトブック作成サービス PhotoJewel S がサービスを取りやめるとのことで、
最後の割引キャンペーンを利用して、四部作のうち、欠けていた最後の一冊を注文して
作成しました。割引は20%、これまで30%引きでつくれるチャンスは何度かあったのに、
ほかの三冊が40%引きでつくれたものだからなんだか割高感があって、欲張っているうちに
サービス自体が終了してしまったわけです。近いうちに別の作成システムが始まるとのこと
ですが、お値段は間違いなく高くなるでしょうし、規格が変わり、同じようなものをつくる
のが難しくなる場合もあることから、最後のチャンスだと思い、低い割引率に目をつぶり、
思い切りました。
今度のは、フィルムカメラ時代の二作目で、表紙は初夏、ミヤマキリシマの風景ですが、
内容はごった煮です。前作で欲張って写真をたくさん詰め込み過ぎた反省から、初期の
バージョンからできるだけ掲載作品数を削り取りました。それでもまだまだ中途半端で、
細々したところが多いようです。やはり掲載写真は、できるだけ大きいほうが迫力あって
いいというのが私の結論です。
「四部作」とはいうものの、内容に脈絡なく、アナログ編、デジタル編、それぞれ二冊ずつ
集めただけです。それでせめて表紙だけでも統一性をというわけで、四季を振り分けました。
それも途中急きょ思いついたので、最初に手を付けたBOOK3は、当初夏の写真だったのを、
あとで秋のものに差し替えた記憶があります。
表紙写真は、BOOK1、陸奥横浜の菜の花畑 2、阿蘇高岳のミヤマキリシマ 3、大雪山
北海沢の紅葉 4、雪原と十勝連峰 で、それぞれ私が当時よく訪れていた地域であり、
その選考結果だけは納得しています。
本当は、表紙に関連して、春の写真、夏の写真…と分けて掲載できればわかりやすい
のでしょうけど、撮影地域に偏りが激しいので同じような写真ばかりのオンパレードに
なってしまう上に、特に冬の写真は少ないので、一冊にまとめることすらできないありさま、
これではどうしようもないですよね。
次の作成サービスが開始されれば、せめてあと一冊つくれることを目標に、今のところは、
もうひとがんばりしてみるつもりです。
谷山浩子さんのデビュー50周年記念コンサートの第二弾となる、「50周年イヤー
フィナーレ~コンサート2023~」の2枚組CDを購入しました。先の第一弾が
「オールリクエスト」構成だったため、選曲にやや偏りがあったことを踏まえ、今回は
「代表曲をかき集めている」点で、同じ記念ライブながら別物の編成となっています。
とはいえ、谷山さんの場合、代表曲=ヒット曲とは限らず、他者に提供してヒットした曲、
NHK「みんなのうた」で披露された曲、シングルではないがファンに根強い人気のある曲、
そして、ご自身のスマッシュヒットした曲などが代表曲とされ、それらが幅広く網羅された
選曲なので、結局、超マニアックな曲が演奏されていないことを除くと、いつもの
コンサートの延長線上だと言っていいかもしれませんね。
演奏曲の中で私が気になったのが『人生は一本の長い煙草のようなもの』で、この曲は
素晴らしく美しいメロディラインなのですが、これまで一度もベスト的なアルバムには
選ばれていない隠れた名曲で、私がもし「谷山浩子ベスト・拾遺集」を編むとしたら、
間違いなくラインナップに挙げるであろう楽曲なのです。
と思ったら、ライブ中のトークで、「ベストアルバムにはなぜか入っていない…」みたいな
紹介がありました。頼んまっせ谷山さん、選から漏れた名曲のベスト拾遺集の発売をぜひ!
予約購入特典のシール。
封入の小冊子には、歌詞のほか、ご自身の手による「谷山浩子 50年の一部」という
半生記のような長い文章も掲載され、特に50年の前半部分の、音楽的に山あり谷あり
だった頃のお話がたくさん披露されているのが興味深いです。
なかでも、タッグを組んで3枚の高品質アルバムを制作した橋本一子さんとの決別は、
「橋本さんのギャラが高い」ことに起因され、おそらく橋本さんはざっくばらんな
方なのでしょう、そのことを直接本人に訴える(!)と、代わりに紹介してくれたのが
(ギャラが安く済む?)石井AQさんだったとの打ち明け話が印象に残ります。AQさん
とはその後ずっと音楽パートナーを組み続けることになり、アレンジやプロデュースを
手掛けられ、このコンサートにもシンセサイザー奏者として参加されるなど、切っても
切れない関係になっているから不思議です。ひょんなことからゴールデンコンビが誕生し、
長いお付き合いとなるのです、なにが功を奏するのかわからず、面白いですよねえ。