広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

蓮の蕾/三皇祭

2011-07-10 21:25:54 | 秋田の季節・風景
東北地方以外は早々と梅雨明けしてしまった。
まだ梅雨の秋田もこの週末は暑かった。秋田市では昨日は最低気温24.2度、最高気温33.2度、今日は最低気温24.3度、最高気温31.4度と、寝苦しく昼もツライ。
今日は昼頃から真夏のような青空が広がり、からりと晴れて、暑いながらもまあまあの天候だった。
そんな秋田市内の話題です。

●ハスにつぼみ※前回の記事はこちら
千秋公園の広小路沿い、大手門の堀のハス
スイレンに続いて、ハスにもつぼみが出ていた。
早いものはまもなく咲きそうな感じ?
ぽつぽつとつぼみが見られた。
ちょっと気になったのは、一部のつぼみやその茎(花茎)に、アブラムシがびっしり付いていたこと(上の写真でも、奥の2つに付いています。あえてボカしました)。
手入れを怠りがちのバラなどでよく見るような状態。茶色いタイプのアブラムシだったけど、ハスにも付くとは知らなかった。(アブラムシは何百種類といて、それぞれ“好み”の植物が違うから、珍しくはないと思うけど)
分泌物で汚れて見栄えが悪いし、生長・開花が阻害されたり、病気を媒介されたりすることもある。ホームセンターで売ってる薬をかければ、すぐに退治できるんだけどね…

ところで、「二十四節気」をそれぞれ5日くらいずつ3つ(初候・次候・末候)に分けた、「七十二候」というのがある。
それによれば、今は「小暑」の初候と次候の変わり目あたり。小暑の初候は「温風至(あつかぜいたる。暖い風が吹いて来る)」で、次候はその名も「蓮始開(はすはじめてひらく)」。なんてピッタリなんだ。
※上記七十二候は日本におけるもの。中国では異なる。

※続きはこちら

●ポケットパーク※前回の記事はこちら
大手門の堀の西隣、「穴門の堀」沿い(木内向かい)に造っていた、「ポケットパーク」。看板によれば工事は6月末までだった。
現在(西側、古川堀反通りから)
看板はなくなって工事は一段落しているが、立ち入りできず、完成とは言えない状態。そもそも、現場を囲むのが仮設の柵とロープ。
謎の穴(たぶん木を植えるのだろう)

謎の配線

砂利敷きの謎のスペース(手前側)

竿燈には間に合いますか?

※ポケットパークについて続きはこちら

●三皇さんのお祭り
まったくノーマークだったのがこちら。
牛島方面の路線バスに乗っていたら、「この先、三皇神社のお祭りのため迂回します」とのこと。

三皇神社は正式には「三皇(さんこう)熊野神社」といい、通称「三皇神社」「三皇さん」として親しまれている。秋田の宗教施設としては珍しく、ホームページ開設が早かった。
雄物川近くの茨島地区の「本宮(もとみや)」、旧羽州街道である太平川近くの牛島商店街の「里宮(さとみや)」と、2つのお社がある。
7月の第2土曜・日曜が「三皇祭」、7月11日が「例祭(例大祭)」だそうだ。


牛島経由のほとんどのバス路線では、秋田駅側から行って、里宮の前に「新屋敷(しんやしき)小路」のバス停があり、その後「牛島東一丁目」(踏切を渡って)「牛島東五丁目」と続いて商店街を抜ける。
この土日は、一丁目と五丁目のバス停を含む区間(秋田銀行牛島支店前の交差点は除く)が交通規制にかかっていた。

迂回中は、新屋敷小路通過後、左折。
すれ違いがままならない狭い道だが、秋田銀行牛島支店から北(楢山愛宕下方面)へ行く新しい道路ができる以前(市営バス当時)に「城南中学校経由上北手線(現在は日赤病院止まり)」が走行していた道であり、それを思い出させる。
その後、金照閣踏切を渡って、城南中学校の下などを通過。この辺りは本来の経路との間隔を徐々に広げながら進んでいく。
だいぶ進んだところで、牛島小学校の前の通りへ右折。小学校前、南部公民館前を通り、マルダイの交差点を左折して正規ルートへ合流する。
正規650メートルの区間を実に2.4キロもかけて走行していた。もちろん時間的にも余計にかかり、ダイヤへの影響もあっただろう。(おまけに今日はプロ野球が開催されたため、その特発バス運行の無線が飛び交っていて大変そうだった)

迂回経路は、牛島経由日赤病院線や福島二ツ屋線の通常ルートと大部分が重複するので、途中におそらく6か所のバス停がある。しかし、そのいずれでも、少なくとも降車は扱わなかった。(バス停で待っていた人がいなかったので乗車は不明)
そして「牛島東一丁目は通過扱い」で「牛島東五丁目の代替としてマルダイ前付近で下車」させていた。
マルダイ前にはバス停のポールがないため、乗務員によって止める位置がずいぶんアバウトだったような…

そして、バス停に迂回運行の告知が一切なかったのはいかがなものか。
牛島商店街を通る路線は、全便秋田営業所管轄(秋田東営業所が統合されたため)だと思われるが、一言「◯日の何時から何時まで迂回します」って紙を貼れないものでしょうかね。

ちなみに、臨海営業所管轄の各路線が迂回運行する、大町のヤートセ秋田祭の際は、バス停に迂回の説明とともに、迂回対象便にラインマーカーで線を引いてラミネート加工した時刻表が昨年あたりから掲示されるようになっていて、親切なのだけど。
【15日追記】と思ったら、土崎港まつりに関連する迂回運行については、バス会社のホームページに掲載された。土崎方面は秋田・臨海(今年度から)両営業所を中心に管轄しているはずだが、告知したりしなかったり、いかにもこのバス会社らしい…


せっかくなので、牛島地区をぶらぶらしてみた。
三皇熊野神社里宮
屋台の数はあまり多くなかったが、たくさんの人が訪れていた。

三皇神社のお祭りというものを、僕はしっかりと見たことがなかった。
てっきりお神輿が出るのかと思っていたが…(実際、神輿もあるようだけど)
曳山
7月下旬に行われる、秋田市北部の土崎神明社の「土崎港曳山まつり(港まつり)」と同じような、歴史上の場面などをデザインした曳山(山車)が運行されるとは知らなかった。
土崎のよりはたぶんやや小型で、僕が歩いた限りでは2団体しか見なかったが、なかなか本格的な造りで、引っ張る皆さんも気合が入っていた。
お囃子も、港まつりのものに似ていた。(=微妙に竿燈の囃子にも似ている)

牛島東一丁目付近

牛島東五丁目付近

いつもは狭い道を車が多く通り、店をたたんだ商店もあって寂れ気味の牛島商店街も、通行止めされて人出が多く、賑わっていた。
ただ、この程度の曳山や人出なら、路線バスだけを徐行で通行させてもいいんじゃないだろうか。


少し離れて、猿田川沿い、卸町の対岸付近。
「開神明社」。夏のような秋のような青空
猿田川に「開(ひらき)◯号橋」という橋が架かっているが、その近くに「開神明社」というのがあり、その神社でも何か行事があるようだ。(この時はのぼり旗が立っていただけ)
三皇熊野神社と関連があるのか、たまたま時期が重なっただけなのかは分からない。

この一帯は、昔は農村だったはず(現在も農家とおぼしきお宅が多い)で、神明社は“村の鎮守の神様”なのだろう。
農村のお祭りといえば、収穫に感謝する秋祭りが多そうな気がするが、秋田では田植えが終わって夏までの間にお祭りをする所もけっこうあるようだ。先月は、大森山の下の浜田地区でお神輿を見かけた。

長く住んでいる秋田市内でも、まだまだ知らないことが多いものです。
※新青森駅など、青森関係の記事もアップしたいのですが、なかなかできていません。しばらくお待ちください。

【11日追記】11日に、東北地方(南部・北部)も梅雨明けしてしまった。
過去3番目に早い(1978年の8日、1955年の9日に次ぐ)梅雨明けで、平年の7月28日より17日も早い。
大雨はあったけど、あっさりと明けてしまった。農作物への影響はどうなるだろう。
コメント (5)
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