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湯沢線にさらに/教育研修車 他

2013-06-25 23:32:58 | 秋田のいろいろ
また、バスの話題をまとめて。
●高速湯沢線にさらに
秋田と湯沢を結ぶ高速バスの羽後交通担当便に、今春から新しい車(といっても貸切車両の転用)が1台入っていた。
さらに先週後半には、
この車が!
「秋田22 い401」というナンバーの日野セレガ。
春から入った「319」と近いナンバーなので、同様に貸切車両から転用されたと考えられる。
【26日追記】秋田市交通局が導入した車両では、350番代(秋田八丈塗装のワンロマ車)を1992年秋に導入しているので、319や401はその前後に登録されたと推測できる。
 
それにしても、今までの車両からすれば、かなりのグレードアップ。
3月に全便が古い車両で運行されたのが遠い昔のことのようだ。(あれは古い車両の引退記念だったのだろうか…)

今までの車両はどうなったのか分からないが、羽後交通側では2台で湯沢線の全運用をまかなえる(予備は必要だけど)ので、これで世代交代がなされたと見ていいだろう。
これによって、中央交通担当便との設備的な格差が解消された。
※中央交通担当便でも、こけし塗装の日野セレガが使われているが、製造時期が違うためか羽後交通のほうが顔つきが若干丸っこい。
元秋田市交通局の貸切車両で、秋田市中央公民館「やまびこ号」(教育委員会管轄)に転用されている車両と近い形式かもしれない。

【7月28日追記】7月28日に、従来から(路線バスっぽい)の「758」が使われていたのを見た。やはり旧式の車両もまだ使われることがあるようだ。
【2015年7月31日追記】その後、401と同型の日野セレガ「315」も高速湯沢線に入るようになり、予備も含めた3台が揃った。315は以前は田沢湖に所属していたとのこと。


●319の活躍
今度は中央交通。中央交通にも「319」というナンバーのバスがあって、臨海営業所所属の大型一般路線バスであることは何度か紹介している。
川崎鶴見臨港バスの中古で、富士重工ボディのいすゞ車。

古い割には好んで使われているらしく(あるいは単に何も考えずに配車しているのか)、通常の新屋・割山方面の路線以外でも目にすることがある。
秋田駅東口と御所野のイオンモールを結ぶシャトルバスは、日曜日は一般路線バスの大型車を使うことになっているらしい。2台使われるが、秋田営業所と臨海営業所で1台ずつ受け持つようだ。
5月下旬には、
後ろ姿ですが臨海「319」と秋田「977」。中央交通の新旧いすゞ大型バスの競演?
「977」は秋田営業所唯一の大型路線バス(ノースアジア大学シャトルバス専用車を除く)。
ノンステップバスをこんな用途に使うのはふさわしくない(お客から運賃をもらう路線バスにこそ使うべき)と思ってしまうが、977は土日は路線運用に入らないみたいなので、遊休車両の活用ということなら、まあ納得。(ノースアジア大シャトル専用車を使う手もありそうですね)

大型バスが多い臨海営業所では、以前はノンステップのエアロスターをシャトルバスに使うことがあったが、最近はそうでもない。元市営バスの車両もよく入っているし、このように319も入る。

さらに、昨日は、新国道経由五城目線に319が入っていた。
五城目線は五城目営業所と臨海営業所で担当している。
五城目営業所担当便ではごくまれに大型バスが入ることがあったが、臨海営業所担当便は最新のノンステップ中型バス「904」が限定して走るようだ(車両購入に補助金が出ている関係か)。
その904が点検中だったのだろうか、319に白羽の矢が立って代走したようだ。

でも、何でまた319なんだろう。
それだけ信頼が厚い車両なのかもしれないが、普段は中型バスで間に合っていて、普段はノンステップバスなんだから、小田急中古のノンステップのどれかを入れれば良さそう(過去には実績あり)なものだが。
あえて古い大型にした理由が分からん。

ということは、319は南は御所野や大森山の上から北は五城目まで広範囲を走り回る、中央交通で特筆すべき車両ということになる。この活躍はいつまで続くことだろう。


●教育研修
中央交通の路線バス車両が、こんな表示を出して走っていた。(うまく撮れなかったですが)
「教育研修車」
今年の4月頃に初めて目撃して、2度目。
今となっては系統番号がなく、正方形のゴシック体が並ぶ表示自体が珍しいけれど、「教育研修車」とは耳慣れない言い回し。

バス会社が採用した新人運転士の練習のため、専用に車両を仕立てて走行することがある。全国的には、その時は行き先表示に「教習車」と表示することが多いようだ。
何年か前、中央交通の教習車らしき用途で走る車両を見たことがあったが、その時は「秋田中央交通」の表示だったかと思う。
それに、営業所の統合や新規路線開設に当たって、(新人でない)運転士が経路を覚えるために走っているバスも、社名表示だった。


今回見た「320」は、秋田営業所所属の中型バス。
走っていた道は、秋田営業所が担当するバスは1日数回しか走らない場所で、かつ旧・秋田東営業所担当路線だった。運転したり客席に乗っていた人たちは、失礼ながら新人には見えなかった。
したがって、以前から秋田営業所に所属する運転士が、旧東営業所担当だった路線も運転できるよう、その経路を習得するための「研修」だったのかもしれない。

LEDに系統番号を入れる時にでも、こういう用途に「教育研“修”車」の表示を加えたのだろうか。
ぜひとも「中心市街地循環バス」の表示も入れてください。
コメント (6)
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