秋田市保戸野にあるアパート。
「MAGNOLIA HODONO」
別の表示板によれば「マグノリア保戸野」。
マグノリアって?
川反(かわばた)の夜のお店。
「MAGNOLIA」
ここにもマグノリア?
ドラマ「刑事コロンボ」の21作目「意識の下の映像」(1973年)には、ロサンゼルス市内に「マグノリア劇場」があることになっている。(日本語版でもそのまま「マグノリア」)ロサンゼルスに「マグノリア」という通りが実在し、1999年には「マグノリア」という映画も公開された。
ニューヨークには、「マグノリアベーカリー」というカップケーキ屋があって人気で、2014年に表参道に進出したそうだ。
マグノリアってどういう意味?
ヒントは、今の時期らしい花。
答えを漢字で表記した小料理屋(?)が、川反からすぐの南大通りにあった。(昔は楢山登町にあったのが移転)
「辛夷」
「辛夷」って読めない!
答えは、植物のモクレンやコブシのこと。
(再掲)コブシの花
「辛夷」は中国ではモクレンを意味するそうだが、日本語では「こぶし」。
英語の「magnolia」は、モクレンの仲間全般を指すようだが、コブシやモクレンはアメリカに自生しない。タイサンボクという仲間(日本でも植栽される)は自生し、ルイジアナ州とミシシッピ州の「州の花」に指定されている。
語源は、生物の正式名称でラテン語の文法による学名のようだ。フランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol)にちなむ。
だから、モクレン科モクレン属の植物の学名は、どれも「Magnolia ○○」。中でもコブシはズバリ「Magnolia kobus」。
「magnolia」には「薄いピンク色」の意味もあるそうだ。
日本ではコブシは白いイメージだけど、たまに薄いピンク色が入った花が咲く個体がある。そんなところからか。
(再掲)ピンクっぽい花のコブシ
川反のマグノリアの看板
川反のマグノリアの看板には、(モクレンなどでなく)コブシっぽい花が描かれている。マグノリアは花弁が6枚で、この絵もちゃんと6枚ある。
看板の色はピンク色、店名もそんなところから「magnolia」なのだろうか。
アパートのマグノリアには、コブシかモクレンが植えてあるのかと思ったけど、ツバキと針葉樹だけ。
由来は分からない。アパートの名前なんて、どこも似たようなもんでしょうけど…
マグノリアの1つであるコブシは、千昌夫の「北国の春(いではく 作詞、遠藤実 作曲)」に歌われたことで、北国固有の花のようなイメージがあるが、九州にも分布するとのこと。(四国には自生しないらしい)
そして、「コブシの名は知っているけど、花の姿は知らない」という日本人もけっこういるかもしれない。NHKBS「にっぽん縦断 こころ旅」では、毎年のように火野正平さんが同行するスタッフに「これがコブシだよ」と教えている。今年も。
一方、アメリカ(ヨーロッパには自生しない?)では、作品や店の名になるなど、もしかしたら日本よりも身近な植物かもしれない。ただし、タイサンボクはもっと遅く初夏近くに咲くはずだから、日本とは違う季節を感じさせているのだろう。
秋田市では、今日、ソメイヨシノの開花が観測された。丘や庭先では、マグノリアも咲き出した。
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別の表示板によれば「マグノリア保戸野」。
マグノリアって?
川反(かわばた)の夜のお店。
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ここにもマグノリア?
ドラマ「刑事コロンボ」の21作目「意識の下の映像」(1973年)には、ロサンゼルス市内に「マグノリア劇場」があることになっている。(日本語版でもそのまま「マグノリア」)ロサンゼルスに「マグノリア」という通りが実在し、1999年には「マグノリア」という映画も公開された。
ニューヨークには、「マグノリアベーカリー」というカップケーキ屋があって人気で、2014年に表参道に進出したそうだ。
マグノリアってどういう意味?
ヒントは、今の時期らしい花。
答えを漢字で表記した小料理屋(?)が、川反からすぐの南大通りにあった。(昔は楢山登町にあったのが移転)
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「辛夷」って読めない!
答えは、植物のモクレンやコブシのこと。
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「辛夷」は中国ではモクレンを意味するそうだが、日本語では「こぶし」。
英語の「magnolia」は、モクレンの仲間全般を指すようだが、コブシやモクレンはアメリカに自生しない。タイサンボクという仲間(日本でも植栽される)は自生し、ルイジアナ州とミシシッピ州の「州の花」に指定されている。
語源は、生物の正式名称でラテン語の文法による学名のようだ。フランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol)にちなむ。
だから、モクレン科モクレン属の植物の学名は、どれも「Magnolia ○○」。中でもコブシはズバリ「Magnolia kobus」。
「magnolia」には「薄いピンク色」の意味もあるそうだ。
日本ではコブシは白いイメージだけど、たまに薄いピンク色が入った花が咲く個体がある。そんなところからか。
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川反のマグノリアの看板には、(モクレンなどでなく)コブシっぽい花が描かれている。マグノリアは花弁が6枚で、この絵もちゃんと6枚ある。
看板の色はピンク色、店名もそんなところから「magnolia」なのだろうか。
アパートのマグノリアには、コブシかモクレンが植えてあるのかと思ったけど、ツバキと針葉樹だけ。
由来は分からない。アパートの名前なんて、どこも似たようなもんでしょうけど…
マグノリアの1つであるコブシは、千昌夫の「北国の春(いではく 作詞、遠藤実 作曲)」に歌われたことで、北国固有の花のようなイメージがあるが、九州にも分布するとのこと。(四国には自生しないらしい)
そして、「コブシの名は知っているけど、花の姿は知らない」という日本人もけっこういるかもしれない。NHKBS「にっぽん縦断 こころ旅」では、毎年のように火野正平さんが同行するスタッフに「これがコブシだよ」と教えている。今年も。
一方、アメリカ(ヨーロッパには自生しない?)では、作品や店の名になるなど、もしかしたら日本よりも身近な植物かもしれない。ただし、タイサンボクはもっと遅く初夏近くに咲くはずだから、日本とは違う季節を感じさせているのだろう。
秋田市では、今日、ソメイヨシノの開花が観測された。丘や庭先では、マグノリアも咲き出した。