秋田・青森県境の海岸沿いを走るJR五能線は今年7月30日で全通(および五能線に改称)80周年。
寂れた地方路線だった五能線も、国鉄末期からJR化後にかけて、国鉄・【12日訂正・国鉄民営化と同時期から】JRと沿線自治体が協力した活性化が功を奏し、今や人気の観光路線となった。路線としてもうかっているのかは知らないけど。
80周年に当たって、JR東日本秋田支社では、フォトコンテスト、ヘッドマーク公募、たすきリレー等々さまざまな記念キャンペーンやイベントを行っている。
合わせて、7月16日からは観光列車・快速「リゾートしらかみ」用の3本のうち「ブナ編成」が更新され、新造されたハイブリット車両を投入。
先に更新された「青池編成」と同形式だが、ブナ編成では、飲食物を販売するカウンターを新設、内装に木材を多用し、秋田木工や弘前のブナコの工芸品が置かれるなど、より観光列車として磨き上げられた感じ。
一般に新車両導入時には、デビュー前に駅で展示会・内覧会的なものが開かれることが多い。青池編成の時は、秋田駅に見に行った。
よくある展示会では、その駅に入れるきっぷ類(乗車券、定期券、入場券等)を所持していれば自由に見られるものだが、今回は、それで見られたのは外観だけ。
車内は「車内見学会」として、事前申し込みによる抽選となった。秋田駅では7月3日に575名(25名×23班で約10分見学)を募集。
首都圏などならともかく、秋田じゃあ、そんな混雑・混乱にはならないと思うけどねぇ…
ちなみに、ブナ編成更新に伴い、リゾートしらかみ3編成をモチーフにしたキャラクター「しらかみ3兄弟」の二男「ぶなグリーン」も、モデルチェンジしたとのこと。
※3兄弟はいつの間にか(2014年12月だそう)、秋田支社の“公認キャラクター”に昇進していた。
7月1日から9月30日までは、奥羽本線・羽越本線などを走る普通列車用701系電車3編成(いずれも2両編成)に、「五能線全通80周年記念車体ラッピング」が施されている。
五能線を走らない車両にラッピングするのは、ちょっとヘンな感じもするけれど、広くPRして、秋田支社エリア全体で盛り立てようということでしょう。
「N14」編成は水色帯で「青池」カラー
3編成すべてに遭遇できたけれど、ホームからでは全貌をつかみにくいし写真も撮りにくい。色違いの帯に「五能線はおかげさまで全線開通80周年」と書かれ、ドア横に沿線の走行写真が貼られている。写真はリゾートしらかみのみならず、前身である「ノスタルジックビュートレイン」も。
ノスタルジックビュートレイン
3編成の違いは帯の色だけで、写真などは各編成共通。帯の色は、リゾートしらかみの3編成に対応していて、「「青池」カラー」などと名前が付いている(公式ホームページにひっそりと記載)。
「N21」編成は「ブナ」カラー
「N36」編成は「くまげら」カラー
くまげら色のN36編成は、座席が一部ボックスシートに改造されたセミクロスシート。
奥羽本線の弘前-秋田-新庄で限定運用(秋田-弘前は今春から)される車両。3編成しかないので、充当されるダイヤでは3日に1回当たる計算だけど、羽越本線や奥羽本線弘前以遠では見られない。

円形に「80」と書かれたのが、80周年のロゴマークだけど、3編成で表示位置が違う。N14編成は正面には付いていない。発表時の資料では、一部の客用ドアにも貼られるように見えたが、実際にはない。
それから、9月8日・木曜日の秋田魁新報の中の方の面に、JR東日本秋田支社の広告が載った。(おそらく青森側でも掲載)
「80周年記念モニターツアー」の告知。
ツアーの内容は、秋田(八郎潟・東能代からも利用可、同料金)または弘前から日帰りするもので、片道は奥羽本線経由、もう片道でブナ編成で運行される「リゾートしらかみ4号」に乗るもの。
秋田発は、秋田から特急「つがる1号」(指定席または自由席)で弘前へ。弘前で4時間弱自由時間があり、リゾートしらかみに乗車。10時間コース。
弘前発は、弘前から東能代までリゾートしらかみ、東能代で25分待って、快速(上記セミクロスシート充当のダイヤ)で帰る。5時間コース。
さらに、どちらも弘前駅ビルアプリーズお買物券1000円分が付く。
いずれも9月の平日の設定で、秋田発は21・29・30日、弘前発は23・27日。定員は各日30名。
2~4名で申し込み、受付は9月8日14時から電話のみで先着順。
お値段(おとな)は、なんと、秋田発4000円、弘前発2500円!
買物券1000円を差し引けば、秋田から往復ともいい列車に乗って3000円と破格!
弘前発の場合、買物券は出発前か帰ってから使うことになって、やや使いづらいかな。コンビニやドラッグストアでも使えるのだろうか?(そういえば、アプリーズのサンクスは、さっそくファミマに鞍替えするとか)
あと、東能代からの快速は、東能代から大館は部活帰りの高校生とかち合わないだろうか。2両編成にいつもより30人増えるのは、ちょっとつらいかも。
ホームページで受付状況を知らせるとのことで、8日の夜に見ると…
「満員御礼」
そりゃあ、そうでしょうね。
五能線では、2020年度には、一般列車にも新型車両が導入される予定。いずれはくまげら編成の更新もあるでしょう。今後の展開に期待。
今年の秋田では、田沢湖線が10月20日に全線開通50周年、男鹿線が12月16日に全線開通100周年をそれぞれ迎える。
田沢湖線では、秋田支社が沿線魅力発掘キャンペーンを募集中。
記念すべき100年の男鹿線は何か予定されているのだろうか? それに蓄電池式の新型車両はそろそろお目見えか? 今年秋以降に落成して試験運行に入ると、魁に書いてあったけど。
【13日追記】12日にBSジャパンで放送された「出発!ローカル線 聞きこみ発見旅」は、五能線が舞台。パンツェッタ・ジローラモと芳本美代子が川部から東能代までを1泊2日で旅した。宿泊は深浦観光ホテル。
【19日追記】
男鹿市と秋田魁新報社が主催して、男鹿の海辺を8キロまたは17キロ歩くイベント「男鹿ウオーク(ロゴは「ウ“ォ”ーク」っぽく読めるが、活字では「オ」が大きい)」が10月30日に開催される。定員500名、大人は参加料1000円。
それに合わせて、イベント参加者限定かつ別途申し込み・料金が必要な列車が秋田-男鹿間で運行される。
定員100名で、料金は大人1500円(正規料金は片道760円だから20円お得)。所要時間は各駅停車並みだが、停車駅や使用車両は不明。
告知では「特別列車」「臨時列車」と表記されるが、「男鹿線開通100周年を記念して」運行するとの記述も一部で見られる。ただ、JR東日本は後援などにも入っていないようだし、これのどこが100周年記念なのかよく分からない。
【10月2日追記】
魁側からの告知では、29・30日に男鹿市民文化会館を主会場に開催される「さきがけin男鹿」の一環として、男鹿ウオークが行われるとある。100周年記念臨時列車についても触れられており、「さきがけ号」という名称。その他詳細は依然として不明。
【10月11日追記】
10月5日付紙面の広告では、男鹿線用キハ40系の写真に、明らかにCGで合成したと分かる、青くて大きめの円形のヘッドマークが付けられていた。とすると、キハ40系を使うのだろうか。まさかロングシート車ってことはないでしょうね。
また、「さきがけin男鹿」参加者もさきがけ号を利用できるとする記述もあった。希望者はどうやって申し込むのかは不明。
【11月5日追記】
運行後(=さきがけin男鹿終了後)の新聞掲載の写真によれば、普段は基本的に五能線を走っている通称・首都圏色/タラコ色のキハ40系が充当されていた。紺色系統のヘッドマーク(シール?)があるが、広告のCGよりは小さくてデザインも違いそう。さきがけin男鹿参加者の利用方法・利用状況は分からずじまい。男鹿駅員による出迎えは行われたようだが、男鹿線100周年記念としては、貧弱かな。
それから、魁とは関係ない冬の臨時列車として、100周年の12月16日の直後、17・18日に、仙台支社のダルマストーブ付きトロッコ列車風ジョイフルトレインである「びゅうコースター風っこ」を用いた、快速「風っこストーブなまはげ号(全席指定)」が、秋田-男鹿で各日1往復で運行される。これが公式の100周年記念列車となるようだ。停車駅は土崎、追分、二田、船越、脇本。所要時間は下り52分、上り49分。
ほかに、2月のなまはげ紫灯まつりに合わせて、クルージングトレインによる横手からの快速列車も運行される。男鹿線内の停車駅は同じ。
寂れた地方路線だった五能線も、
80周年に当たって、JR東日本秋田支社では、フォトコンテスト、ヘッドマーク公募、たすきリレー等々さまざまな記念キャンペーンやイベントを行っている。
合わせて、7月16日からは観光列車・快速「リゾートしらかみ」用の3本のうち「ブナ編成」が更新され、新造されたハイブリット車両を投入。
先に更新された「青池編成」と同形式だが、ブナ編成では、飲食物を販売するカウンターを新設、内装に木材を多用し、秋田木工や弘前のブナコの工芸品が置かれるなど、より観光列車として磨き上げられた感じ。
一般に新車両導入時には、デビュー前に駅で展示会・内覧会的なものが開かれることが多い。青池編成の時は、秋田駅に見に行った。
よくある展示会では、その駅に入れるきっぷ類(乗車券、定期券、入場券等)を所持していれば自由に見られるものだが、今回は、それで見られたのは外観だけ。
車内は「車内見学会」として、事前申し込みによる抽選となった。秋田駅では7月3日に575名(25名×23班で約10分見学)を募集。
首都圏などならともかく、秋田じゃあ、そんな混雑・混乱にはならないと思うけどねぇ…
ちなみに、ブナ編成更新に伴い、リゾートしらかみ3編成をモチーフにしたキャラクター「しらかみ3兄弟」の二男「ぶなグリーン」も、モデルチェンジしたとのこと。
※3兄弟はいつの間にか(2014年12月だそう)、秋田支社の“公認キャラクター”に昇進していた。
7月1日から9月30日までは、奥羽本線・羽越本線などを走る普通列車用701系電車3編成(いずれも2両編成)に、「五能線全通80周年記念車体ラッピング」が施されている。
五能線を走らない車両にラッピングするのは、ちょっとヘンな感じもするけれど、広くPRして、秋田支社エリア全体で盛り立てようということでしょう。

3編成すべてに遭遇できたけれど、ホームからでは全貌をつかみにくいし写真も撮りにくい。色違いの帯に「五能線はおかげさまで全線開通80周年」と書かれ、ドア横に沿線の走行写真が貼られている。写真はリゾートしらかみのみならず、前身である「ノスタルジックビュートレイン」も。

3編成の違いは帯の色だけで、写真などは各編成共通。帯の色は、リゾートしらかみの3編成に対応していて、「「青池」カラー」などと名前が付いている(公式ホームページにひっそりと記載)。


くまげら色のN36編成は、座席が一部ボックスシートに改造されたセミクロスシート。
奥羽本線の弘前-秋田-新庄で限定運用(秋田-弘前は今春から)される車両。3編成しかないので、充当されるダイヤでは3日に1回当たる計算だけど、羽越本線や奥羽本線弘前以遠では見られない。

円形に「80」と書かれたのが、80周年のロゴマークだけど、3編成で表示位置が違う。N14編成は正面には付いていない。発表時の資料では、一部の客用ドアにも貼られるように見えたが、実際にはない。
それから、9月8日・木曜日の秋田魁新報の中の方の面に、JR東日本秋田支社の広告が載った。(おそらく青森側でも掲載)
「80周年記念モニターツアー」の告知。
ツアーの内容は、秋田(八郎潟・東能代からも利用可、同料金)または弘前から日帰りするもので、片道は奥羽本線経由、もう片道でブナ編成で運行される「リゾートしらかみ4号」に乗るもの。
秋田発は、秋田から特急「つがる1号」(指定席または自由席)で弘前へ。弘前で4時間弱自由時間があり、リゾートしらかみに乗車。10時間コース。
弘前発は、弘前から東能代までリゾートしらかみ、東能代で25分待って、快速(上記セミクロスシート充当のダイヤ)で帰る。5時間コース。
さらに、どちらも弘前駅ビルアプリーズお買物券1000円分が付く。
いずれも9月の平日の設定で、秋田発は21・29・30日、弘前発は23・27日。定員は各日30名。
2~4名で申し込み、受付は9月8日14時から電話のみで先着順。
お値段(おとな)は、なんと、秋田発4000円、弘前発2500円!
買物券1000円を差し引けば、秋田から往復ともいい列車に乗って3000円と破格!
弘前発の場合、買物券は出発前か帰ってから使うことになって、やや使いづらいかな。コンビニやドラッグストアでも使えるのだろうか?(そういえば、アプリーズのサンクスは、さっそくファミマに鞍替えするとか)
あと、東能代からの快速は、東能代から大館は部活帰りの高校生とかち合わないだろうか。2両編成にいつもより30人増えるのは、ちょっとつらいかも。
ホームページで受付状況を知らせるとのことで、8日の夜に見ると…

そりゃあ、そうでしょうね。
五能線では、2020年度には、一般列車にも新型車両が導入される予定。いずれはくまげら編成の更新もあるでしょう。今後の展開に期待。
今年の秋田では、田沢湖線が10月20日に全線開通50周年、男鹿線が12月16日に全線開通100周年をそれぞれ迎える。
田沢湖線では、秋田支社が沿線魅力発掘キャンペーンを募集中。
記念すべき100年の男鹿線は何か予定されているのだろうか? それに蓄電池式の新型車両はそろそろお目見えか? 今年秋以降に落成して試験運行に入ると、魁に書いてあったけど。
【13日追記】12日にBSジャパンで放送された「出発!ローカル線 聞きこみ発見旅」は、五能線が舞台。パンツェッタ・ジローラモと芳本美代子が川部から東能代までを1泊2日で旅した。宿泊は深浦観光ホテル。
【19日追記】
男鹿市と秋田魁新報社が主催して、男鹿の海辺を8キロまたは17キロ歩くイベント「男鹿ウオーク(ロゴは「ウ“ォ”ーク」っぽく読めるが、活字では「オ」が大きい)」が10月30日に開催される。定員500名、大人は参加料1000円。
それに合わせて、イベント参加者限定かつ別途申し込み・料金が必要な列車が秋田-男鹿間で運行される。
定員100名で、料金は大人1500円(正規料金は片道760円だから20円お得)。所要時間は各駅停車並みだが、停車駅や使用車両は不明。
告知では「特別列車」「臨時列車」と表記されるが、「男鹿線開通100周年を記念して」運行するとの記述も一部で見られる。ただ、JR東日本は後援などにも入っていないようだし、これのどこが100周年記念なのかよく分からない。
【10月2日追記】
魁側からの告知では、29・30日に男鹿市民文化会館を主会場に開催される「さきがけin男鹿」の一環として、男鹿ウオークが行われるとある。100周年記念臨時列車についても触れられており、「さきがけ号」という名称。その他詳細は依然として不明。
【10月11日追記】
10月5日付紙面の広告では、男鹿線用キハ40系の写真に、明らかにCGで合成したと分かる、青くて大きめの円形のヘッドマークが付けられていた。とすると、キハ40系を使うのだろうか。まさかロングシート車ってことはないでしょうね。
また、「さきがけin男鹿」参加者もさきがけ号を利用できるとする記述もあった。希望者はどうやって申し込むのかは不明。
【11月5日追記】
運行後(=さきがけin男鹿終了後)の新聞掲載の写真によれば、普段は基本的に五能線を走っている通称・首都圏色/タラコ色のキハ40系が充当されていた。紺色系統のヘッドマーク(シール?)があるが、広告のCGよりは小さくてデザインも違いそう。さきがけin男鹿参加者の利用方法・利用状況は分からずじまい。男鹿駅員による出迎えは行われたようだが、男鹿線100周年記念としては、貧弱かな。
それから、魁とは関係ない冬の臨時列車として、100周年の12月16日の直後、17・18日に、仙台支社のダルマストーブ付きトロッコ列車風ジョイフルトレインである「びゅうコースター風っこ」を用いた、快速「風っこストーブなまはげ号(全席指定)」が、秋田-男鹿で各日1往復で運行される。これが公式の100周年記念列車となるようだ。停車駅は土崎、追分、二田、船越、脇本。所要時間は下り52分、上り49分。
ほかに、2月のなまはげ紫灯まつりに合わせて、クルージングトレインによる横手からの快速列車も運行される。男鹿線内の停車駅は同じ。