広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

奥羽貨物支線の雪

2025-02-24 23:11:07 | 秋田の季節・風景
19日にまとまって雪が降って積もったその後。
秋田県北部、青森県津軽など、全国では観測史上最深を更新するところも出た。弘前市は23日に160センチに達した(24日は143センチとだいぶ減った)。ちょうど30年前、弘前へ行って雪の多さに驚いたものだが、その時は69センチ(2025年時点の平年値+10センチほど)だった。

秋田市は、毎日新たに多少積もるものの、20センチ台前半で推移。24日朝は-4.9℃まで下がったが、昼は2.3℃まで上がって、風は弱く、過ごしやすかった。
泉外旭川駅の上下ホームの間の、除雪されない荒れ地(?)で、22日と24日を比較。
22日。秋田駅方向、右が下りホーム
22日は東能代以北の除雪が追い付かず、全列車東能代止まり。
24日。ほぼ変わらず

24日。泉外旭川を通過する上り貨物列車
コンテナを積んでいない部分に、雪が積もっている。足止めされていた間に積もったのか。吹きさらしで走行しても、飛ばされないもんだ。

外旭川駅前広場。除雪された雪が山になった
道路の除雪は、19日よりは進んだものの、相変わらず控えめな印象。特別困るわけではないが、9日の15センチの時より消極的なのが不思議。


秋田市北部、土崎。積雪、除雪とも、中央部と大差なさそう。
22日。旧国道「相染新田踏切」
奥羽本線・土崎駅から分岐し、ポートタワーセリオン下の秋田港駅に至る、奥羽本線の貨物支線。秋田港駅から先へ延びていた秋田臨海鉄道が、2021年3月で廃止(後に会社解散)され、貨物列車は走らなくなっていた。
2017年からは、秋田港にクルーズ船が入港する日に限り、下船観光客専用の輸送列車(クルーズ列車)も運行されていて、2021年以降は、クルーズ列車専用線となっていた。※2024年のこの踏切での運行風景
冬はクルーズ船は来ないので、列車は走らない(点検等でまれに走るかもしれないが)ので、線路に雪は積もったまま。レールの踏面がかすかに透けて見るかどうかの積雪量。
踏切の近くでは、レールが出ていた。踏切の車道から熱が伝わって融けるとか??

本線との分岐のすぐそばにある、歩行者専用・警報機遮断器なしの「港船ヶ沢踏切」。


再掲)2011年。上の写真とは反対方向

こちらは踏切際でもレールが出ていない
JR貨物による管理は2025年度で終了。以降は多額の費用がかかる(取得に約8億円、維持に毎年7000万円)ため、クルーズ列車のためだけに貨物支線を継続するのは困難。先日、クルーズ列車が2025年度で廃止されることが決まった(秋田魁新報では2025年11月まで運行との記述があり、今年度の実績からしてもそうだろう)。貨物支線自体も、そこで廃止となるだろう。


長い寒波もやっと終わって、明日以降は気温が上昇。週後半には10℃になる予報。
最近の冬は、(強烈ではないある程度の)寒さが持続せず、寒と暖が交互に来るようになった。今朝、石原良純気象予報士が「『冬らしい冬』とはいえない」という趣旨の見解を示していた。
いずれにしても、この後は、これほどの寒波は来なくて春になるかもしれない。日が少し長くなり、なんとなく春が近いような、2月下旬の雰囲気はしてきたかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする