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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

県道 看板・シール その後

2021-09-16 23:39:15 | 秋田のいろいろ
以前の秋田県道の記事の続き。
まずは県道56号(通称新国道)の泉横断歩道橋の工事による高さ制限の看板。「泉横切歩道橋」と、断を切としてしまっていた。
(再掲)
伝わらないことはなし、作ったものはしょうがないと、見守るつもりだった。
アップ後1か月ぶりに、先週末通ると、
「泉横“断”歩道橋」になってる!
修正されていた。「断」1文字貼っている。同じフォント、大きさだけど、(土崎行き側では)微妙に左にずれて傾いてしまっている。


街路灯の管理番号シール。
当初、車道側に貼られてしまったものが多く、これでは危険で判読が困難と指摘したところ、新たにシールを作り、暑い中それを貼付してくれていた
県道233号、保戸野の交差点。右の歩道向きが追加
近くでは、
当初のシールの上に、新しいシールを重ね貼り
これは民地際に立つ照明のため、元から問題ない貼付位置だった。はがせなかったのか、はがすのが面倒だったのか重ねて貼っているが、もうちょっと上に貼れば良かったのでは。
そのまた近く、通町橋では、親柱の照明用のシールを地際に貼っていた。これも歩道からの視認に問題はかったが、
4つのうち3つの親柱はこのような貼り方
別の面に貼った。左が新しいシール。
残る1つの親柱(以前の記事で草が生えていた所)
こちらはきれいに重ね貼り。シールのサイズは、新しいほうが、上下はわずかに長く、左右は数センチ短い。


泉歩道橋の記事でも取り上げた、工事看板。
(再掲)
県以外でも、看板に記される発注者=役所側の名義は、書類上というか制度上の発注者をそのまま書くことが多いようだ。そのため、県道の道路補修工事などの場合は、知事ではなく、出先機関の各地域振興局長の名前になってしまうので、一般県民には分かりづらい。
さらに、県の書きかたにも問題があって、正式には「秋田県○○地域振興局」という名称であり、そう表示しなければならないのに、「秋田県」を抜いてしまうことが多く、「県」発注の工事であることが認識できない状態になっている。

県道28号、三丁目橋付近。
2つの工事看板
右は県道の工事。左のは市道の三丁目橋の工事なので秋田市発注。
まずは県の看板。絵入りが珍しい。
分かりやすいと言えば分かりやすい
その下の定型部分は、
またも「秋田県」抜き
「発注者」は「秋田地域振興局 建設部」。地域振興局「長」ではなく、その氏名もないが、正式には歩道橋同様、振興局長名での契約のはず。「建設部」は発注者レベルではなく、下の担当のほうに入るべき。
担当は、歩道橋では「担当部署」だったのが、これは「担当部“所“」。
施工者側は、歩道橋では「現場責任者」、これは「現場代理人」。立場としては同じようだが、各社での呼称の違いということなんだろうか。
ともかく「秋田県」を入れ、秋田県による工事であることを明示してほしい【17日補足・青抜き部分に「県単」とあるが、これで県発注と分からせるのは困難】。


ついでに秋田市の工事のほう。

市は発注者が市長なので、分かりやすいが、その他項目も無難か。「担当部署」として「秋田市建設部」からしっかり書いている。施工者は社名のみ。施工者と連絡先が分かれば充分で、個人名はなくて構わない。
この看板が見やすいのは、サイズが大きいこともある。秋田市発注でも、県と同じ程度の横幅の縦長の看板も見かけるが、使い分けはどうなんだろう。ここも縦長で充分そうだけど。


ところで、2006年3月31日に国土交通省道路局長が、「道路工事現場における標示施設等の設置基準の一部改正について」という通達を、都道府県を通じて、市町村までに出している。
厳密な縛りでなく、参考例ということのようだが、工事看板の様式が示されている。
通達「別表様式1」より
国発注の工事例だが、発注者も施工者も個人名が記載されていない。「穂積志」さえなくてよさそう。
そして、発注者は「国土交通省」からきちんと書いている。
どうして秋田県では様式を変えて、「秋田県」は抜いて、振興局長の氏名は記載するという方向になってしまったのだろう。
【17日補足】秋田市でも、国に従わず、市長の職・氏名を書き加えていることになる。全国的には、ざっと検索すると、千葉県、滋賀県、兵庫県、鹿児島県出水市では、発注者欄に首長や出先機関の長の職名も氏名も出さず、組織の名称までとしているようで(様式であって実際にどうかは未確認だが)、国交省の様式をかなり厳密に踏襲している。

【17日画像追加・追記】三丁目橋の隣の四丁目橋の道路向かいに、別の秋田市発注の道路工事の看板があったのだが…
細長いバージョン
通称池永小路という狭い市道の工事のようで、そのせいか県道側に堂々と設置。
下がスカスカ。発注者は「秋田市 秋田市長 穂積 志」。「秋田市 秋田市長」というのは初めて満たし、建設部以下、電話番号もないのはとても珍しい。施工者は会社名・電話番号で充分だと思うが、その下が空いている。
後で書き足すつもりなのか、作り慣れていないのか。

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