低価格のカップ入りアイス(種類別ではラクトアイス)に「明治エッセルスーパーカップ」がある。発売元は2011年まで明治乳業、現在は明治。基本の味は「超バニラ」。
1994年発売開始だそうで、25年超の歴史と人気。
2020年の明治エッセルスーパーカップ 超バニラ
1994年以前には「明治エッセル(以下、元祖エッセル)」というのがあり、それがリニューアルされた。
元祖エッセルは、少し容量が少ない150mlで、フタに濃い青に白抜きで「ESSEL」と書かれていたのと、味は忘れたが食べた記憶はある。スーパーカップになった初期の容器も、現在より青が多く、ESSELと英字表記だったようだが、当時は、元祖エッセルがリニューアルされてスーパーカップになったという認識はなかった。まったくの新商品のように感じていた。
元祖エッセルは1984年発売で、チョコ味やイチゴ味もあったそうだ。
なお、Wikipediaには元祖エッセルが1991年発売との記述がある。また、明治の公式サイトでも、一見すると同じように受け取ってしまいそうな図と書き方。正しくは、「後にエッセルスーパーカップと名付けられる、初代エッセルのリニューアルプロジェクトが始動したのが1991年」ということだと思われる。
【16日一部書き換え】1990年代中~後期にエッセルスーパーカップと同じ頃にヒットし今も発売され、個人的にも好きなラクトアイスとしては、ロッテ「爽」もある。これは1999年発売で5年ほど後だった。ロッテは昔は「イタリアーノ」というのがあったが、1990年代中頃にはなくなっていたかも。
エッセルスーパーカップを食べると、1998年・大学4年の夏を思い出す。
当時は、1996年に改称・リニューアルされた森永「チョコモナカジャンボ」も人気だったようだが、僕はアイスモナカは進んでは食べない。モナカが食べたいのではなく、アイスを食べたいので…【28日追記・ただし、チョコモナカジャンボは年々改良され、2020年時点のものはなかなかおいしいとも思う。モナカのアイス版でなく「アイスチョコモナカ」という食べ物ととらえれば、悪くないレベルになった。】
爽は翌春発売だからまだなく、他社も含めて他のカップ入りアイスも記憶がなく、ほぼエッセルスーパーカップしかなかったような気がする。それだけヒット商品だったということもあろう。
当時のパッケージは2代目(1996~2000年)で、初代よりは現在に近いデザインになったが、今見ると「青い」と感じる。※「明治エッセル 歴史」等で検索すると、画像があります。
夏休み中も、平日はほぼ連日大学へ行き、帰りに大学生協の売店でエッセルスーパーカップを買って、急いで帰宅し、融け始めたエッセルスーパーカップを食べてひと息つくのが、楽しみだった思い出。その後、5時間遅れの「笑っていいとも!」を見ていたはず。
当時は、(若干制約があったのだけど)いちおう冷凍庫を使える環境にあったのだから、買い置きしておけばいいものを、どうして都度買っていたのかは、覚えていない。
大学生協で買っていた理由は、安かったから。
エッセルスーパーカップの発売当初~2000年前後までのメーカー希望小売価格は税抜100円。当時はフタに「100円」と印刷されていたそうだ。
自宅に近いコンビニのサンクスでは、もちろんほぼ定価、スーパーも多くが90円前後だった。ところが生協はとても安くて、たしか70円前後だったかと思う。
スーパーではダイエー弘前店が最安で、たしかそれよりも少し安い価格で、これは得! と思った。
※2020年では税抜で140円ほど。スーパーでは特売でなければ税込み100円前後か。今でも、全国の大学生協でエッセルスーパーカップの特売をしているという告知がネット上に少しあるが、120円程度のようでスーパーより高い。当時の弘大生協は激安だったのかも。
そんな1998年の夏は暑かった気がしていた。
といっても、それまで3年間は、特に8月はほとんど秋田へ帰っていたから、初めて弘前でひと通り過ごした夏。過去の秋田市の夏と比べても、変わらないレベルだったと思っていた。
弘前の部屋にはエアコンはなく、僕は暑がりだが、前3年間は暑さは気にならなかった(と記憶する)。でも、4年目の夏は我慢ならず、秋田から扇風機を送ってもらって、風呂上がりに重宝した。
エッセルスーパーカップと扇風機が、1998年の暑さを裏付けると思っていたのだが…
ところが、1998年は北日本では冷夏だったという。
米の作況指数は、全国98、青森96、秋田99と、基準値の100をやや下回っていた。青森県のリンゴ生産量には目立った影響はなさそう(台風のほうが影響があるのだろう)。
気象データを調べた。
弘前の8月の平年値(1981~2010年)は、合計降水量132.1mm、日平均気温23.5度、日最高気温28.9度、日最低気温19.1度、日照181.1時間。
1998年8月の月間では、降水231mm、平均気温(の平均)22.0、平均最高26.1、平均最低18.5、日照76.5。
月別の日照時間は、この年内月別では下から4番目で、2月の89.6時間よりも少なく、観測史上(1988~2020年)の8月として歴代最短。
降水量と平均気温(いずれも1976~2020年)では上から8位と下から7位。
日ごとの最高気温は、7月に4日、8月は24日だけ(33.6度)と真夏日5日。ねぷた~お盆の頃は、25度前後が多かった。最低気温は8月9日には12.8度まで下がっている。
その他、前後の年と比べても、データはたしかに涼しく、かつ日が少ない夏だった。よくぞ冷害にならなかったものだ。
なお、1998年の秋田市は、全体に弘前よりは気温が高いものの、8月は気温が低め、雨が多く日照時間は101.1時間(1899年からの長い期間で下から3位)と、やはり冷夏傾向。
4年目の余裕で扇風機が欲しくなったのか、5回の真夏日だけが刻みこまれてしまったのか、記憶とはいい加減なもの。
少なくとも今年の夏よりは涼しかったのは違いなかろう。
でも、たぶん1998年の夏だと思うが、こんな思い出もある。
大学の外にいると、富田大通りのほうから涼しい風が吹いていた。
いっしょにいた指導教官の先生が「ほら、この風」「(太平洋側に吹き付ける)『やませ』が八甲田の山を越えて、津軽まで届いているんだよ」とおっしゃった。
話には聞くやませを、初めて体感して感慨深かった。それも、冷夏気味だからだったのか。
その後、エッセルスーパーカップはパッケージリニューアルが繰り返され、2011年には、紙の外蓋の下に、圧着フィルムの中蓋が付いた。衛生面の対策なのだろうけど、資源の無駄のような。
アイス類は賞味期限を表示しなくてもいいことになっているが、エッセルスーパーカップは2020年6月から賞味期限をカップ裏(底面=缶飲料と同じ位置)に表示していて、その旨外フタにも「おいしさは安心から」と表示している。明治では、エッセルスーパーカップを皮切りに、今後は同社全商品に拡大するそうだが、これもそんなに必要かなと思う。
中身はさほど変わっていないと思う。昔はおいしく食べきっていた大容量200mlは、今もおいしいけれど、歳のせいかちょっと多く感じる場合もあるようになってしまった。後発の「爽」のほうがさっぱりして夏向きで、そちらを好むようにもなった。
先週まで、セブン-イレブンでエッセルスーパーカップのバニラを1つ買うと、「紅茶クッキー」味のスーパーカップを、後日タダでもらえる引き換え券が1枚ずつレシート印字されるキャンペーンをやっていた。実質半額・1個70円になるわけで、久々に買った次第。やっぱり紅茶クッキーよりもバニラがいちばんという感想でした。
【16日補足】「紅茶クッキー」の中蓋フィルムは、バニラのような半透明ではなく、グレーの不透明のフィルムだった。
ついでに、ロッテ「爽」のフタ。容器と一体化した紙のものだが、途中で変更されている。
当初は、天面(の印刷に対して)左下からめくり上げ、容器本体と完全に分離するもの。
いつの頃からか、中央下からめくり上げ、上辺は切れずに本体に残る仕様になった。また、フタの周囲の「枠」部分が以前よりやや広くなった。
これにより、再度フタを閉じられる(当然、密閉はできない)のと、人によっては開けやすくなったのかもしれない。
一方、枠が広くなったため、アイスが入る容器の隅(特に角)にスプーンを到達させたり、縁に口をつけて融けたのを飲むのがやりづらくなってしまった。フタがペラペラ残っているのもジャマ(引きちぎればいいが)だし、一度で食べきる人も多いはず。
ネット上では不評の声が多いし、めくる時に紙が途中でちぎれて上手く開けられないという人もいるらしい(これは経験ない)。
エッセルスーパーカップの中蓋同様、ほんとうに必要なリニューアルだったのか疑問。
1994年発売開始だそうで、25年超の歴史と人気。
2020年の明治エッセルスーパーカップ 超バニラ
1994年以前には「明治エッセル(以下、元祖エッセル)」というのがあり、それがリニューアルされた。
元祖エッセルは、少し容量が少ない150mlで、フタに濃い青に白抜きで「ESSEL」と書かれていたのと、味は忘れたが食べた記憶はある。スーパーカップになった初期の容器も、現在より青が多く、ESSELと英字表記だったようだが、当時は、元祖エッセルがリニューアルされてスーパーカップになったという認識はなかった。まったくの新商品のように感じていた。
元祖エッセルは1984年発売で、チョコ味やイチゴ味もあったそうだ。
なお、Wikipediaには元祖エッセルが1991年発売との記述がある。また、明治の公式サイトでも、一見すると同じように受け取ってしまいそうな図と書き方。正しくは、「後にエッセルスーパーカップと名付けられる、初代エッセルのリニューアルプロジェクトが始動したのが1991年」ということだと思われる。
【16日一部書き換え】
エッセルスーパーカップを食べると、1998年・大学4年の夏を思い出す。
当時は、1996年に改称・リニューアルされた森永「チョコモナカジャンボ」も人気だったようだが、僕はアイスモナカは進んでは食べない。モナカが食べたいのではなく、アイスを食べたいので…【28日追記・ただし、チョコモナカジャンボは年々改良され、2020年時点のものはなかなかおいしいとも思う。モナカのアイス版でなく「アイスチョコモナカ」という食べ物ととらえれば、悪くないレベルになった。】
爽は翌春発売だからまだなく、他社も含めて他のカップ入りアイスも記憶がなく、ほぼエッセルスーパーカップしかなかったような気がする。それだけヒット商品だったということもあろう。
当時のパッケージは2代目(1996~2000年)で、初代よりは現在に近いデザインになったが、今見ると「青い」と感じる。※「明治エッセル 歴史」等で検索すると、画像があります。
夏休み中も、平日はほぼ連日大学へ行き、帰りに大学生協の売店でエッセルスーパーカップを買って、急いで帰宅し、融け始めたエッセルスーパーカップを食べてひと息つくのが、楽しみだった思い出。その後、5時間遅れの「笑っていいとも!」を見ていたはず。
当時は、(若干制約があったのだけど)いちおう冷凍庫を使える環境にあったのだから、買い置きしておけばいいものを、どうして都度買っていたのかは、覚えていない。
大学生協で買っていた理由は、安かったから。
エッセルスーパーカップの発売当初~2000年前後までのメーカー希望小売価格は税抜100円。当時はフタに「100円」と印刷されていたそうだ。
自宅に近いコンビニのサンクスでは、もちろんほぼ定価、スーパーも多くが90円前後だった。ところが生協はとても安くて、たしか70円前後だったかと思う。
スーパーではダイエー弘前店が最安で、たしかそれよりも少し安い価格で、これは得! と思った。
※2020年では税抜で140円ほど。スーパーでは特売でなければ税込み100円前後か。今でも、全国の大学生協でエッセルスーパーカップの特売をしているという告知がネット上に少しあるが、120円程度のようでスーパーより高い。当時の弘大生協は激安だったのかも。
そんな1998年の夏は暑かった気がしていた。
といっても、それまで3年間は、特に8月はほとんど秋田へ帰っていたから、初めて弘前でひと通り過ごした夏。過去の秋田市の夏と比べても、変わらないレベルだったと思っていた。
弘前の部屋にはエアコンはなく、僕は暑がりだが、前3年間は暑さは気にならなかった(と記憶する)。でも、4年目の夏は我慢ならず、秋田から扇風機を送ってもらって、風呂上がりに重宝した。
エッセルスーパーカップと扇風機が、1998年の暑さを裏付けると思っていたのだが…
ところが、1998年は北日本では冷夏だったという。
米の作況指数は、全国98、青森96、秋田99と、基準値の100をやや下回っていた。青森県のリンゴ生産量には目立った影響はなさそう(台風のほうが影響があるのだろう)。
気象データを調べた。
弘前の8月の平年値(1981~2010年)は、合計降水量132.1mm、日平均気温23.5度、日最高気温28.9度、日最低気温19.1度、日照181.1時間。
1998年8月の月間では、降水231mm、平均気温(の平均)22.0、平均最高26.1、平均最低18.5、日照76.5。
月別の日照時間は、この年内月別では下から4番目で、2月の89.6時間よりも少なく、観測史上(1988~2020年)の8月として歴代最短。
降水量と平均気温(いずれも1976~2020年)では上から8位と下から7位。
日ごとの最高気温は、7月に4日、8月は24日だけ(33.6度)と真夏日5日。ねぷた~お盆の頃は、25度前後が多かった。最低気温は8月9日には12.8度まで下がっている。
その他、前後の年と比べても、データはたしかに涼しく、かつ日が少ない夏だった。よくぞ冷害にならなかったものだ。
なお、1998年の秋田市は、全体に弘前よりは気温が高いものの、8月は気温が低め、雨が多く日照時間は101.1時間(1899年からの長い期間で下から3位)と、やはり冷夏傾向。
4年目の余裕で扇風機が欲しくなったのか、5回の真夏日だけが刻みこまれてしまったのか、記憶とはいい加減なもの。
少なくとも今年の夏よりは涼しかったのは違いなかろう。
でも、たぶん1998年の夏だと思うが、こんな思い出もある。
大学の外にいると、富田大通りのほうから涼しい風が吹いていた。
いっしょにいた指導教官の先生が「ほら、この風」「(太平洋側に吹き付ける)『やませ』が八甲田の山を越えて、津軽まで届いているんだよ」とおっしゃった。
話には聞くやませを、初めて体感して感慨深かった。それも、冷夏気味だからだったのか。
その後、エッセルスーパーカップはパッケージリニューアルが繰り返され、2011年には、紙の外蓋の下に、圧着フィルムの中蓋が付いた。衛生面の対策なのだろうけど、資源の無駄のような。
アイス類は賞味期限を表示しなくてもいいことになっているが、エッセルスーパーカップは2020年6月から賞味期限をカップ裏(底面=缶飲料と同じ位置)に表示していて、その旨外フタにも「おいしさは安心から」と表示している。明治では、エッセルスーパーカップを皮切りに、今後は同社全商品に拡大するそうだが、これもそんなに必要かなと思う。
中身はさほど変わっていないと思う。昔はおいしく食べきっていた大容量200mlは、今もおいしいけれど、歳のせいかちょっと多く感じる場合もあるようになってしまった。後発の「爽」のほうがさっぱりして夏向きで、そちらを好むようにもなった。
先週まで、セブン-イレブンでエッセルスーパーカップのバニラを1つ買うと、「紅茶クッキー」味のスーパーカップを、後日タダでもらえる引き換え券が1枚ずつレシート印字されるキャンペーンをやっていた。実質半額・1個70円になるわけで、久々に買った次第。やっぱり紅茶クッキーよりもバニラがいちばんという感想でした。
【16日補足】「紅茶クッキー」の中蓋フィルムは、バニラのような半透明ではなく、グレーの不透明のフィルムだった。
ついでに、ロッテ「爽」のフタ。容器と一体化した紙のものだが、途中で変更されている。
当初は、天面(の印刷に対して)左下からめくり上げ、容器本体と完全に分離するもの。
いつの頃からか、中央下からめくり上げ、上辺は切れずに本体に残る仕様になった。また、フタの周囲の「枠」部分が以前よりやや広くなった。
これにより、再度フタを閉じられる(当然、密閉はできない)のと、人によっては開けやすくなったのかもしれない。
一方、枠が広くなったため、アイスが入る容器の隅(特に角)にスプーンを到達させたり、縁に口をつけて融けたのを飲むのがやりづらくなってしまった。フタがペラペラ残っているのもジャマ(引きちぎればいいが)だし、一度で食べきる人も多いはず。
ネット上では不評の声が多いし、めくる時に紙が途中でちぎれて上手く開けられないという人もいるらしい(これは経験ない)。
エッセルスーパーカップの中蓋同様、ほんとうに必要なリニューアルだったのか疑問。
全国的に多雨で、大雨の報道特番でズームイン朝の福留功男の最後がまるまるお蔵入りしたりとか。
個人的に1993年以外だと2003年、2009年、2014年、2017年、去年のイメージでした。
2003年は受験のときでしたが秋のような単調な夏でそのまま冬までいったイメージ、2009年はとにかく寒いイメージでお盆明けたらもう長袖。
2014年もなんとなく秋型の年。
2017年はお盆あたりでもクーラー不要、去年もほとんどクーラー使いませんでした。
去年は秋田市ひさびさに猛暑日なしだったとか。
こんな年の特徴は秋が温和で過ごしやすく雪も少ないイメージなんですが2017の後だけはすごく寒い冬が来て驚いたもんです。
ちなみにことし秋田市も寒にはいりましたが雨中心で雪国とは思えない積雪です。
1998年は、11月下旬にいきなりドカ雪が来て、弘前ではそれなりに、本荘市がものすごい積雪になりました。
その後、春までは弘前では例年並みの雪だったと思います。
現在は異例の暖かさですが、1月後半が冬本番。
先日の発表では、ラニーニャ現象は春までには収まりそうだが、しばらくは影響があるとかで、大雪の可能性はあるようで、まだ気は抜けません。