秋田県北部・能代市の奥羽本線と五能線の東能代駅にて。
五能線が使う3番線にいたのは、
光線が厳しいですが新車両GV-E400系気動車!
秋田地区向け第一陣3両が7月に納車。その後、報道公開(秋田と弘前でやったらしい)や高崎支社に貸し出して、向こうで訓練運転(?【22日補足・八高線は、新しい踏切制御システムの試験だそうだ。新形式だから、将来の導入を見据えた乗務員訓練も兼ねていそうだけど。】)も行われた。9月始めには、第二陣として1両だけ納車された。
五能線などでは今年12月にも営業運転が始まる予定で、もちろん、秋田支社でも乗務員訓練が行われている。東能代駅では、留置線によく停まっていると聞いていたが、幸運にもホームに入っているところに遭遇できた。五能線の営業列車がない時間帯である14時前の15分ほどのことだった。
1番線に始発秋田行き701系。右側はリゾートしらかみ・くまげら編成風の待合室
最初の写真では、行き先表示が「試運転」だったが、その前は、
「ワンマン 東能代」!
最初見た時がこれだったので、一瞬、予定を大幅に繰り上げて営業運転が始まったのかと思ってしまった。
側面も
表示間違いというよりは、ワンマン運転の訓練や、ワンマン機器が正しく作動するかの確認を行っていたのではないだろうか。この時間帯は2・3番線を営業列車は使っておらず、乗客もいないので、誤乗の危険も少ない。
反対側
日本語とローマ字が同時に表示されているが、「Higashi-Noshiro」はスクロール。
秋田用車両をちゃんと見るのは初めて。新潟で見た時と同じく、とらえどころがないような不思議なデザインだけど、悪くなく、わりとカッコイイと思った。
試運転していたのは、第一陣の片運転台2両1組・17番の車。
両先頭車の向かって左の屋根上に出っ張りが見える。新潟用にはなかった装備で、NTTドコモの衛星電話アンテナ(の台座)。運用される津軽線で、鉄道無線が通じない区間があるためで、花輪線などにも装備されている。
あとは、
分かりにくいですが、左端乗務員室ドアのガラスの上や、右の映りこみ
「T217」という編成番号が付与されている。気動車で編成番号は珍しいかな。
帯の部分にあるフタがちゃんと閉まってないのでは?
新潟で見た時と同じく、停車中はアイドリングもなく無音。爆音であるはずの発車時は、1番線の701系(ドアが閉じて、うるさい空調稼働中)の車内にいたので、音は聞こえなかった。
※翌2021年に乗車した時の記事。
東能代駅の改札口外側周辺のことも。
改札外
左のガラス扉の向こうが、改札口とキオスク(NewDays KIOSK)。キオスクは大館の鶏めしや、コーヒーもあるようだ。
なお、駅の外にはコンビニも、その他食べ物が手に入る店も、ほぼない。強いて挙げれば、徒歩10分ほどのJAの産直「みょうが館」(餅やごはん類がおいしいので、後日)。
上の写真の外、左【20日訂正】右手前に自動券売機。近距離用が1台と、
これが1台
一見、よくある指定席券売機だけど、やや専有面積が広い。表示もごちゃごちゃ。(右上には黄色い“吊るす虫よけ”があるけど、もっと外側に吊るしたほうがいいのでは…)
「話せる指定席券売機」と書いてある。
東能代駅では、今年・2020年6月にみどりの窓口を廃止、代わりに7月から「話せる指定席券売機」が稼働しているのだった。※きっぷを売る窓口が廃止されただけで、引き続き改札口などに駅員はいます。
「話せる指定席券売機」とは、通常の指定席券売機に、オペレーターとの対話機能を付加したもの。上の写真で券売機本体の右側にある台に、申込書や証明書を置かせてカメラで読み取って、通常の指定席券売機では扱えないきっぷも発売するというもの。外国語の自動翻訳での対話もできる。
JR東日本全体では、3月に運転再開した水戸支社常磐線5駅で導入済み。続く2例目・6駅目が東能代だそう。東日本以外の他社では、同型で名称が違う券売機を導入している。
ところで、昔「もしもし券売機Kaeruくん」というのがあった。【20日追記】その名の通り、これも対話型で様々なきっぷを取り扱える機種。
2005年に導入され、秋田支社では2006年辺りからみどりの窓口廃止の代替として、次々に設置(土崎、追分、八郎潟、男鹿、等々)された。しかし、評判が悪く、2012年までに全廃され、通常の指定席券売機に替わっている。
両者の違いは、Kaeruくんは、必ずオペレーターを介さないと何も買えないのに対し、話せる券売機は、通常の券売機としての使い方もできて、必要な時だけオペレーターを呼び出せること。
画面は、秋田駅などの通常の指定席券売機のものと同一ではないが違和感なし。五能線起点駅だけに「リゾートしらかみ」指定席ボタンが独立しているのはさすがなのと、右下に…
右下にオペレーター呼び出しボタン
左の受話器を取ってもいいのかな。別にマイク(画面の右上の白い部分のスリット)もあるから、受話器を取らなくてもいいのか? 今のご時世、(受話器を)持つこと、しゃべることが敬遠されがちで、その点はどうだろう。JRさんなら消毒はやっているとは思いますが。
横のポスターには「お客さまを正解へと導きます」とか書いてあるけど、きっぷを買うのに“正解”って…
東能代駅の周辺や他の駅の話など、続く。
五能線が使う3番線にいたのは、
光線が厳しいですが新車両GV-E400系気動車!
秋田地区向け第一陣3両が7月に納車。その後、報道公開(秋田と弘前でやったらしい)や高崎支社に貸し出して、向こうで訓練運転(?【22日補足・八高線は、新しい踏切制御システムの試験だそうだ。新形式だから、将来の導入を見据えた乗務員訓練も兼ねていそうだけど。】)も行われた。9月始めには、第二陣として1両だけ納車された。
五能線などでは今年12月にも営業運転が始まる予定で、もちろん、秋田支社でも乗務員訓練が行われている。東能代駅では、留置線によく停まっていると聞いていたが、幸運にもホームに入っているところに遭遇できた。五能線の営業列車がない時間帯である14時前の15分ほどのことだった。
1番線に始発秋田行き701系。右側はリゾートしらかみ・くまげら編成風の待合室
最初の写真では、行き先表示が「試運転」だったが、その前は、
「ワンマン 東能代」!
最初見た時がこれだったので、一瞬、予定を大幅に繰り上げて営業運転が始まったのかと思ってしまった。
側面も
表示間違いというよりは、ワンマン運転の訓練や、ワンマン機器が正しく作動するかの確認を行っていたのではないだろうか。この時間帯は2・3番線を営業列車は使っておらず、乗客もいないので、誤乗の危険も少ない。
反対側
日本語とローマ字が同時に表示されているが、「Higashi-Noshiro」はスクロール。
秋田用車両をちゃんと見るのは初めて。新潟で見た時と同じく、とらえどころがないような不思議なデザインだけど、悪くなく、わりとカッコイイと思った。
試運転していたのは、第一陣の片運転台2両1組・17番の車。
両先頭車の向かって左の屋根上に出っ張りが見える。新潟用にはなかった装備で、NTTドコモの衛星電話アンテナ(の台座)。運用される津軽線で、鉄道無線が通じない区間があるためで、花輪線などにも装備されている。
あとは、
分かりにくいですが、左端乗務員室ドアのガラスの上や、右の映りこみ
「T217」という編成番号が付与されている。気動車で編成番号は珍しいかな。
帯の部分にあるフタがちゃんと閉まってないのでは?
新潟で見た時と同じく、停車中はアイドリングもなく無音。爆音であるはずの発車時は、1番線の701系(ドアが閉じて、うるさい空調稼働中)の車内にいたので、音は聞こえなかった。
※翌2021年に乗車した時の記事。
東能代駅の改札口外側周辺のことも。
改札外
左のガラス扉の向こうが、改札口とキオスク(NewDays KIOSK)。キオスクは大館の鶏めしや、コーヒーもあるようだ。
なお、駅の外にはコンビニも、その他食べ物が手に入る店も、ほぼない。強いて挙げれば、徒歩10分ほどのJAの産直「みょうが館」(餅やごはん類がおいしいので、後日)。
上の写真の外、
これが1台
一見、よくある指定席券売機だけど、やや専有面積が広い。表示もごちゃごちゃ。(右上には黄色い“吊るす虫よけ”があるけど、もっと外側に吊るしたほうがいいのでは…)
「話せる指定席券売機」と書いてある。
東能代駅では、今年・2020年6月にみどりの窓口を廃止、代わりに7月から「話せる指定席券売機」が稼働しているのだった。※きっぷを売る窓口が廃止されただけで、引き続き改札口などに駅員はいます。
「話せる指定席券売機」とは、通常の指定席券売機に、オペレーターとの対話機能を付加したもの。上の写真で券売機本体の右側にある台に、申込書や証明書を置かせてカメラで読み取って、通常の指定席券売機では扱えないきっぷも発売するというもの。外国語の自動翻訳での対話もできる。
JR東日本全体では、3月に運転再開した水戸支社常磐線5駅で導入済み。続く2例目・6駅目が東能代だそう。東日本以外の他社では、同型で名称が違う券売機を導入している。
ところで、昔「もしもし券売機Kaeruくん」というのがあった。【20日追記】その名の通り、これも対話型で様々なきっぷを取り扱える機種。
2005年に導入され、秋田支社では2006年辺りからみどりの窓口廃止の代替として、次々に設置(土崎、追分、八郎潟、男鹿、等々)された。しかし、評判が悪く、2012年までに全廃され、通常の指定席券売機に替わっている。
両者の違いは、Kaeruくんは、必ずオペレーターを介さないと何も買えないのに対し、話せる券売機は、通常の券売機としての使い方もできて、必要な時だけオペレーターを呼び出せること。
画面は、秋田駅などの通常の指定席券売機のものと同一ではないが違和感なし。五能線起点駅だけに「リゾートしらかみ」指定席ボタンが独立しているのはさすがなのと、右下に…
右下にオペレーター呼び出しボタン
左の受話器を取ってもいいのかな。別にマイク(画面の右上の白い部分のスリット)もあるから、受話器を取らなくてもいいのか? 今のご時世、(受話器を)持つこと、しゃべることが敬遠されがちで、その点はどうだろう。JRさんなら消毒はやっているとは思いますが。
横のポスターには「お客さまを正解へと導きます」とか書いてあるけど、きっぷを買うのに“正解”って…
東能代駅の周辺や他の駅の話など、続く。
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