秋田市道に設置された、青い「方面及び方向」の案内標識から2題。
前回の大学病院からまっすぐのモミジバフウの道。大学病院から南進して「秋田大学付属病院」交差点で県道28号を越えると、すぐに「大学病院入口」交差点。その手前に設置されているもの。
前回の記事の写真とほぼ同じです
標識を拡大
直進は狭い道だから細線で何も書いていないのはそれでいいでしょう。
右が東口でも西口でもない「秋田駅」なのも、この地点ではそのほうが適切だと思う。
大きな問題は左折の「大平」って何?
「太平」でしょ!
一般人はそのように誤変換・誤記することがたまにあるが、秋田市の主要な地域名を、秋田市役所が間違えるのはいただけない。
ただし、点の部分だけカッティングシートがはがれてしまった可能性もなくはない。Googleストリートビューでは2012年時点でこうなっていたけど。
対処としては、白いペンキかテープを貼り付ければ、ごまかせそう。
さらにもう1点。交わる左右の道が県道28号になっている。
上記の通り、現在の県道は1本手前の交差点で交わっている。その道ができる前は、こちらが県道だったので、古い内容のままということだろう。
旧道が県道でなくなったのがいつかは分からない。今の県道の新しい道は、1994年頃に開通したのではないかと思う(広面小南交差点の信号機の製造年から推測)。とすれば25年も放置されているのだろうか。
また、左折して、さらに右折したところに、2015年に秋田市東部市民サービスセンター「いーぱる」が開所している。
現状では、手前の電柱に広告の形で誘導案内が出ている(こういうのって広告費がかかるの?)。どうせなら、いーぱるを案内標識内に記載しても構わないだろう。
そして、この進行方向で手前の現・県道と交わる秋田大学付属病院交差点のところには、案内標識は未設置。病院に来た不慣れな運転者もいるだろうに、広い道を通り過ぎて旧道まで来てから案内したのでは遅い(リカバーは可能な道路形状だが)。
やはり、手前の県道交差点に新たに案内標識を設置するのがベターではないだろうか。
もう1つは、楢山の太平川近く牛島寄り。一方通行の「牛島橋」バス停先の交差点の案内標識が、2012年時点でこんなものだった。
(再掲)読めない
国道13号、楢山、登町と、なんとか解読できなくもない。でも、設置場所がすでに楢山本町と楢山南中町の境界で、1つ隣が楢山登町なので、あんまり意味がない案内かも。
その後、Googleストリートビューによれば2015年8月から2019年9月の間に、ついに標識が柱ごと新しくなった。小さめの板だけど、この場所にはふさわしい。
【5日訂正】ストリートビューを見直したところ、先(2013年12月=独自に確認 から2015年8月の間)に柱はそのまま標識だけ新しくされ、その後(2019年9月までの間)で柱を新しくしていた。標識は同じものと考えられるが、旧柱では見慣れぬ金具を介して吊り下げていた。
バス停表示板と信号機も新しくなった
13号のほか、仁井田、卸団地、大町と妥当か。でも考えてみれば、13号に出るのは、卸団地方向からでも可能だ。以前の標識は、太平大橋(1978年3月完成)・古川添交差点がつながる以前、右から卸団地へ行かれない頃に設置された可能性があるので、左しかなかったのだが。
そして、卸団地の英語(ローマ字)が「Oroshidanchi」なのはいかがなものか。
(再掲)国道の案内標識で卸団地は…
国道や県道、さらに古川添の南の市道でも、英語で「Wholesale Area」となっているのですが。
ここも、今となっては裏通りに成り下がってしまい、案内標識の必要性は疑問。撤去だけで良かったかもしれない。
※古い案内標識について続く。
前回の大学病院からまっすぐのモミジバフウの道。大学病院から南進して「秋田大学付属病院」交差点で県道28号を越えると、すぐに「大学病院入口」交差点。その手前に設置されているもの。
前回の記事の写真とほぼ同じです
標識を拡大
直進は狭い道だから細線で何も書いていないのはそれでいいでしょう。
右が東口でも西口でもない「秋田駅」なのも、この地点ではそのほうが適切だと思う。
大きな問題は左折の「大平」って何?
「太平」でしょ!
一般人はそのように誤変換・誤記することがたまにあるが、秋田市の主要な地域名を、秋田市役所が間違えるのはいただけない。
ただし、点の部分だけカッティングシートがはがれてしまった可能性もなくはない。Googleストリートビューでは2012年時点でこうなっていたけど。
対処としては、白いペンキかテープを貼り付ければ、ごまかせそう。
さらにもう1点。交わる左右の道が県道28号になっている。
上記の通り、現在の県道は1本手前の交差点で交わっている。その道ができる前は、こちらが県道だったので、古い内容のままということだろう。
旧道が県道でなくなったのがいつかは分からない。今の県道の新しい道は、1994年頃に開通したのではないかと思う(広面小南交差点の信号機の製造年から推測)。とすれば25年も放置されているのだろうか。
また、左折して、さらに右折したところに、2015年に秋田市東部市民サービスセンター「いーぱる」が開所している。
現状では、手前の電柱に広告の形で誘導案内が出ている(こういうのって広告費がかかるの?)。どうせなら、いーぱるを案内標識内に記載しても構わないだろう。
そして、この進行方向で手前の現・県道と交わる秋田大学付属病院交差点のところには、案内標識は未設置。病院に来た不慣れな運転者もいるだろうに、広い道を通り過ぎて旧道まで来てから案内したのでは遅い(リカバーは可能な道路形状だが)。
やはり、手前の県道交差点に新たに案内標識を設置するのがベターではないだろうか。
もう1つは、楢山の太平川近く牛島寄り。一方通行の「牛島橋」バス停先の交差点の案内標識が、2012年時点でこんなものだった。
(再掲)読めない
国道13号、楢山、登町と、なんとか解読できなくもない。でも、設置場所がすでに楢山本町と楢山南中町の境界で、1つ隣が楢山登町なので、あんまり意味がない案内かも。
その後、Googleストリートビューによれば2015年8月から2019年9月の間に、ついに
【5日訂正】ストリートビューを見直したところ、先(2013年12月=独自に確認 から2015年8月の間)に柱はそのまま標識だけ新しくされ、その後(2019年9月までの間)で柱を新しくしていた。標識は同じものと考えられるが、旧柱では見慣れぬ金具を介して吊り下げていた。
バス停表示板と信号機も新しくなった
13号のほか、仁井田、卸団地、大町と妥当か。でも考えてみれば、13号に出るのは、卸団地方向からでも可能だ。以前の標識は、太平大橋(1978年3月完成)・古川添交差点がつながる以前、右から卸団地へ行かれない頃に設置された可能性があるので、左しかなかったのだが。
そして、卸団地の英語(ローマ字)が「Oroshidanchi」なのはいかがなものか。
(再掲)国道の案内標識で卸団地は…
国道や県道、さらに古川添の南の市道でも、英語で「Wholesale Area」となっているのですが。
ここも、今となっては裏通りに成り下がってしまい、案内標識の必要性は疑問。撤去だけで良かったかもしれない。
※古い案内標識について続く。
ただ秋田公安は白看ですら冷遇しますからね。
(横手金沢、角館、鷹巣などはマニアいても外した)
柳原のバイパスが1978年だとすれば、そっから1985年の改定までについたのでしょうか。
バイパスができるまで、ここは県道28号でしたから楢山登町なんてマイナーな地名でなく秋田市街や通町とか、さらに13号時代なら青森とかが出ていたはず。
ヘキサもないですし。
吊り標識は楢山広小路交差点もありますがあちらは吊り標識アームを生かしてます。
秋田は標識の腕も吊り標識時代の丸腕が嫌われたのか完全に駆逐傾向ですが、山形や岩手は未だにこれを使ってます。
この腕を見るのもなかなか。
楢山広小路のほうは、柱のサビもなく、文字は手書きでなくモリサワの丸ゴシック体っぽいので、いくらか新しいもの、ナール制定の直前頃とかでしょうか。
吊り下げだと、風に弱そうにも思えます。見た目としては昭和の光景。
これで秋田市内は骨組みだけな外旭川以外は無いので、ほぼ消滅したかと。
旧フォーマットも古川添や新屋の栗田バイパスなどに残るのみ。
さて、牛島橋の道路ですが
・〜1960年代 国道13号?
・1960年代〜1972年 別県道?(卸町から茨島までのバイパス開通)
・1972年〜1978年 県道28号(県道指定も柳原バイパスは未開通)
・1978〜 市道(柳原バイパス開通)
かと。
60年代は13号が牛島駅交差点前後から指定され、二ツ屋まで指定、バイパス開通で二ツ屋→登町までが県道になったようです。
牛島橋から先は有楽町まで一方通行で旧松戸眼科右折→登町交差点を直進して有楽町南のエネオス下の小路から現道でした。
ちなみに広小路から先は手形陸橋とトンネルがない時代はなんと矢留町から北の丸経由に進む小路を指定していた歴史も!
牛島停車場線が変な位置なのは、13→28とぶつかるからの名残です。
バス停付近の東進方向側は、今も残っているかと思いますが、サビが少なくモリサワ書体というのは、こちら側のことでした。
そんなルートなのが驚きますが、現県道も13号も昔はなかったと思うと、そうなって当然ですね。エネオス・開運堂の所につながるのも、線形から多少想像は着くものの、中通看護学院付近のクランクなど、なかなかです。
すぐなくなったのは柱が死にかけていたのか、台風や吹雪で内村橋本ばりの大車輪をかましてはずれたのか…
ストビューが来る前に無くなった県道の痕跡だったのは「羽州街道踏切」でした。
昔は踏切注意標識に「秋田県」のクレジットシールが貼られてましたが、いまは仁井田方面は無し、楢山方面は別標識に組み込まれ無くなりました。
その28号がずっと進んだ末が、谷内佐渡の「大平」に行く道になっていたとは、繋がりました。
28号の仁井田・牛島側は、当初よりはカットされて短縮されたことになりますね。
それにしても、現在でも約40キロ(未共用区間もあるそうで)、市街地と郊外・山間部を抜ける1本の道として変化に富む道路です。