魁に先を越されてしまった話題と、その関連(そっちは未報道)の話題。
9月下旬、秋田県警のパトロールカーに、変化を発見。
秋田中央警察署秋田駅前交番のクラウン
側面のドアの「秋田県警察」表示の下の黒い部分。これまで黒一色だったところに、「POLICE」の文字とエンブレムらしきものが表示されている。後部のバンパー(黒)にも、「POLICE」の文字。正面は従来と変わらず。
エンブレムは旭日章 (警察章)を中心に「POLICE」「AKITA」
そういえば、どこか県外でも同じように英字表記入りのパトカーを見たことがあるし、秋田県警でも新しそうな車には少し以前にこうなっているのを見たような気もした(あいまい)。
この車は新車なのかと思ったものの、その後、秋田市中央部(県警本部や秋田中央署所属)で見かけるパトカーにおいて、同じ仕様のものが急激に増加。以前から見かける車もあったから、文字やエンブレムを追加で貼り付けたことになる。
秋田市北部の秋田臨港警察署所属と思しき車両では、先週(10月始め)の時点で、古めのクラウンにも貼付されていた一方、新しいのに未表示の車もあった。
秋田駅前交番には大小2台のパトカーが配備されているらしい。【というわけでもないようだ、下の2021年の記事参照】
屋根上の赤色灯は同じサイズ
9月23日時点では、大きいクラウンにだけ英字・エンブレムがあり、ミニパトカーは従来通りだった。1週間後・9月30日には、
ミニパトカーにも「POLICE」
ただしミニパトカーの側面は「POLICE」のみでエンブレムなし。
この車では、後部バンパーにも「POLICE」があったが、車種によってはナンバープレートと干渉して(黒い面積が狭く)しまい、表示していない車もあった。【12月27日追記】日産スカイラインの車にも、後部の文字がない。
【2018年12月25日追記】その後、ミニパトカーでもエンブレム入りの車も登場。
【2020年4月22日追記】この後、早い段階で、普通乗用車タイプのパトカーでPOLICE表記がない車を見ることはなくなった。しかし、ワゴン車タイプのパトカーでは、2020年時点でも表記がない車を見た。
外国人には、この白黒の車が緊急自動車であることはなんとなく分かってもらえたとしても、警察の車とは認識してもらえないかもしれない。だから英字を入れたのだろうと推測していたら、7日付秋田魁新報29(社会)面「ふきのとう」欄、「「POLICE」で巡回」に答えがあった。
やはり、「外国人観光客への対応が目的。全国の警察で取り組みを進めており、東北では青森、岩手が既に実施している。」※青森県の例はこの記事最後。
「県央部の署を中心に約90台に表示済み。年内に県内に配備されている320台に表示する」とのこと。
文字は「黄の反射材で文字を縁取り」とあるが、実際には山吹色・金色に近い。エンブレムには触れず。
Wikipediaで調べると、パトカーの英字表記は警視庁が2007年に始めたそうで、エンブレムは「警察手帳に装填されている記章をデザイン化」したものだそう。
【12月27日追記】これまで、交通安全運動とか各種の○○週間みたいな時には、パトカー側面にその旨を表記したシート状マグネットを張ることがあった(賛同する運輸事業者や自動車教習所の車でも貼ることがある)。これまでも、「秋田県警察」の文字とそのシートが重なってしまい、「秋田」が隠れて「県警察」だけに見えることがあった。
POLICEが追記されると、どう工夫しても英文字と重なってしまう。表示開始当初に1度だけ「POLI」か何かになっていたのを見たことがあったが、それ以降はシートを貼っているのは見ていない。
※2021年時点の駅前交番のパトカーの話と、新たに始まった対空表示について。
もう1つも秋田駅前交番。9月下旬。
工事中
「交番はここ」と示す看板の表示面の交換作業がされていた。
全国的に統一されていないようだが、秋田県警では、赤くて真四角のものが、交番の看板として使われている。
新しい表示
新旧で似た雰囲気。今までのはどうだったかというと、
従来の表示
まず、赤の色合いが新しい方が明るい。
従来は、黄色の警察章に、青で「交番/KOBAN」、何かを尋ねる女の子と、それに応じる警察官らしきシルエット。
新しいほうは、英字は白文字になり「KOBAN」に「POLICE」が追加。シルエットには手押し車かなにかを押している人も増えて、全体の姿勢や配置が変更。
別に、屋根の下で敬礼する警察官のアイコンっぽいものも加えられた。あまり浸透していないようだが、2016年3月に国土交通省国土地理院が示した「外国人向けの地図記号案」の交番を示す記号と同じ。ピクトグラムではない。
この看板の変更も、外国人対応だろう。
「KOBAN」という言葉と施設は、日本から海外へ伝わって普及している国もあるそうだが、知らない外国人も多いはず。中途半端に日本語を知った人なら、「大判小判」と勘違いしてしまうかもしれない。従来の看板では不親切だった。
なお、英語では「POLICE BOX」が交番に相当する言葉のようだけれど、「POLICE」だけで「警察」がここであることが伝わればいいのでしょう。
どちらにも「POLICE」が追加された
ちなみに、「交番」が正式な呼称となったのは1994年。それまでは「派出所」と呼ばれていた。秋田県の赤い看板はその時からのものだったのだろうか。【10日追記・以前は下記の駐在所と同じデザインの表示板だったとのこと】
交番とは別に、警察官が住み込む「駐在所」は現在も存在するが、秋田県警では、交番よりも小型で栗を横にしたような形の、赤に警察章をデザインした看板が使われている。こちらはどうなるだろうか。
9月下旬、秋田県警のパトロールカーに、変化を発見。

側面のドアの「秋田県警察」表示の下の黒い部分。これまで黒一色だったところに、「POLICE」の文字とエンブレムらしきものが表示されている。後部のバンパー(黒)にも、「POLICE」の文字。正面は従来と変わらず。

そういえば、どこか県外でも同じように英字表記入りのパトカーを見たことがあるし、秋田県警でも新しそうな車には少し以前にこうなっているのを見たような気もした(あいまい)。
この車は新車なのかと思ったものの、その後、秋田市中央部(県警本部や秋田中央署所属)で見かけるパトカーにおいて、同じ仕様のものが急激に増加。以前から見かける車もあったから、文字やエンブレムを追加で貼り付けたことになる。
秋田市北部の秋田臨港警察署所属と思しき車両では、先週(10月始め)の時点で、古めのクラウンにも貼付されていた一方、新しいのに未表示の車もあった。
秋田駅前交番には大小2台のパトカーが配備されているらしい。【というわけでもないようだ、下の2021年の記事参照】

9月23日時点では、大きいクラウンにだけ英字・エンブレムがあり、ミニパトカーは従来通りだった。1週間後・9月30日には、

ただしミニパトカーの側面は「POLICE」のみでエンブレムなし。
この車では、後部バンパーにも「POLICE」があったが、車種によってはナンバープレートと干渉して(黒い面積が狭く)しまい、表示していない車もあった。【12月27日追記】日産スカイラインの車にも、後部の文字がない。
【2018年12月25日追記】その後、ミニパトカーでもエンブレム入りの車も登場。
【2020年4月22日追記】この後、早い段階で、普通乗用車タイプのパトカーでPOLICE表記がない車を見ることはなくなった。しかし、ワゴン車タイプのパトカーでは、2020年時点でも表記がない車を見た。
外国人には、この白黒の車が緊急自動車であることはなんとなく分かってもらえたとしても、警察の車とは認識してもらえないかもしれない。だから英字を入れたのだろうと推測していたら、7日付秋田魁新報29(社会)面「ふきのとう」欄、「「POLICE」で巡回」に答えがあった。
やはり、「外国人観光客への対応が目的。全国の警察で取り組みを進めており、東北では青森、岩手が既に実施している。」※青森県の例はこの記事最後。
「県央部の署を中心に約90台に表示済み。年内に県内に配備されている320台に表示する」とのこと。
文字は「黄の反射材で文字を縁取り」とあるが、実際には山吹色・金色に近い。エンブレムには触れず。
Wikipediaで調べると、パトカーの英字表記は警視庁が2007年に始めたそうで、エンブレムは「警察手帳に装填されている記章をデザイン化」したものだそう。
【12月27日追記】これまで、交通安全運動とか各種の○○週間みたいな時には、パトカー側面にその旨を表記したシート状マグネットを張ることがあった(賛同する運輸事業者や自動車教習所の車でも貼ることがある)。これまでも、「秋田県警察」の文字とそのシートが重なってしまい、「秋田」が隠れて「県警察」だけに見えることがあった。
POLICEが追記されると、どう工夫しても英文字と重なってしまう。表示開始当初に1度だけ「POLI」か何かになっていたのを見たことがあったが、それ以降はシートを貼っているのは見ていない。
※2021年時点の駅前交番のパトカーの話と、新たに始まった対空表示について。
もう1つも秋田駅前交番。9月下旬。

「交番はここ」と示す看板の表示面の交換作業がされていた。
全国的に統一されていないようだが、秋田県警では、赤くて真四角のものが、交番の看板として使われている。

新旧で似た雰囲気。今までのはどうだったかというと、

まず、赤の色合いが新しい方が明るい。
従来は、黄色の警察章に、青で「交番/KOBAN」、何かを尋ねる女の子と、それに応じる警察官らしきシルエット。
新しいほうは、英字は白文字になり「KOBAN」に「POLICE」が追加。シルエットには手押し車かなにかを押している人も増えて、全体の姿勢や配置が変更。
別に、屋根の下で敬礼する警察官のアイコンっぽいものも加えられた。あまり浸透していないようだが、2016年3月に国土交通省国土地理院が示した「外国人向けの地図記号案」の交番を示す記号と同じ。ピクトグラムではない。
この看板の変更も、外国人対応だろう。
「KOBAN」という言葉と施設は、日本から海外へ伝わって普及している国もあるそうだが、知らない外国人も多いはず。中途半端に日本語を知った人なら、「大判小判」と勘違いしてしまうかもしれない。従来の看板では不親切だった。
なお、英語では「POLICE BOX」が交番に相当する言葉のようだけれど、「POLICE」だけで「警察」がここであることが伝わればいいのでしょう。

ちなみに、「交番」が正式な呼称となったのは1994年。それまでは「派出所」と呼ばれていた。秋田県の赤い看板はその時からのものだったのだろうか。【10日追記・以前は下記の駐在所と同じデザインの表示板だったとのこと】
交番とは別に、警察官が住み込む「駐在所」は現在も存在するが、秋田県警では、交番よりも小型で栗を横にしたような形の、赤に警察章をデザインした看板が使われている。こちらはどうなるだろうか。