夏の東北小回り旅(直近の記事)の残り。
東北地方では、その県内では一定の知名度とシェアを持つ、ご当地パンメーカーが存在するところがある。
今回の旅行では山形のパン、以前は盛岡駅で買えた宮古のパンを紹介している。
なお、今回、以前宮古のパンを購入した盛岡駅のNEWDAYSを複数店舗のぞいてみたが置いていなかった。入荷日が限られているということか。
また、岩手県内のほか、青森県南部地方(青森市でも見たことがある)でも一部スーパーで売られていた、「一野辺(いちのべ)製パン」というメーカーがあったが、今年9月に倒産・事業停止してしまった。
岩手には、ほかにも地元パンメーカーがある。(もちろん、“超大手”シライシもありますが)
岩手では古くから知られていたそうだが、僕はここ何年かで知った。全国規模でマスコミが取り上げるようになったのが、最近なんだと思う。
盛岡市にある「福田パン」。
クリームとかペーストがいろいろあって、それをコッペパンにはさんだものが主力商品。直営店舗では、客が好みのものを組み合わせて選び、その場ではさんでくれるそうだが、最近は行列ができる人気らしい。
中身は限定されるものの袋入りにして岩手県内の小売業者に卸してもいるそうで、ネットスーパーを確認した限りイトーヨーカドーやイオンでも扱っている。
何年か前には、盛岡駅北改札口前の県産品のお店でも、数量限定で扱っているとの表示があったものの、売り切れていた。
店に行って並んでまで食べたいとは思わないけれど、スーパーで手に入るなら、試しに食べてみたかった。
今回、盛岡駅での乗り継ぎの待ち時間で、東口(正面)側を出て、線路沿いに北へ500メートルほどのところ(秋田駅でいえば明田地下道西交差点的な位置)にある、マックスバリュ盛岡駅前北通店へ行ってみた。
2003年にマックスバリュ北東北運営の店舗としてオープン、2014年に同社がマックスバリュ東北へ吸収されたため、移管。テナントもいくつかあるけっこう大きな店で、イオン銀行ATMが2台あった。【16日追記】コメントで教えていただいたように、オープン時はイオン(イオンリテール)運営のマックスバリュ、2010年にマックスバリュ北東北が設立されて移管、2014年にさらに東北へ移管されたことになるようだ。また、この商業施設は全体としては「イオンタウン」。
パン売り場には、シライシやヤマザキなどと同じ棚に、福田パンのコッペパンで占められた一角があり、10種類まではいかなくても結構な種類・数が並んでいた。消費期限は翌日までのもの。
フクダのコッペパン ミルクサンド 138円
※背景がパンと同色で分かりづらくてすみません。
フクダパン クッキー&バニラ 170円
パッケージはだいぶ違うものの、中のパンの見た目は同じ。
個人的にコッペパンといえば、秋田市の学校給食で出ていた、たけや製パンのパンを連想してしまう。細長くて、柔らかいけれど、食べるともそもそするような…(コッペパンには何か挟んで食べるのが一般的なようだけど、給食ではそのまま食べることが多かったので、福田パンのように中身があること自体にも、少し戸惑う。)
それと比べると、こちらのコッペパンはずんぐりむっくり。
福田パンのコッペパン
コッペパンを水平に切って、そこにクリームをはさんでいる。【11月19日追記】コッペパンは完全に上下に分離されているのではなく、一辺はつながっている。

パンが柔らかくておいしい。中のクリームも、量がたっぷり充分だし、手づくりっぽくておいしい。
工場生産の袋入りパンではあるものの、大手のものとは違う印象を受けた。これなら、永年親しまれているのが分かる。
【13日追記】秋田では、県北部・鷹巣の廃業した「武藤製パン」の「チョコバターサンド」の製法をたけや製パンが引き継ぎ、地元スーパーのいとく・タカヤナギ限定で販売している(従来より販売エリアが広がり、秋田市でも買えるようになった)。でも、そのチョコバターサンドは、どうしても工場生産大量生産品の趣きが強い(武藤製パン時代の味は知らない)ように感じてしまう。福田パンはもっとずっと手づくり風のパンだった。
盛岡駅のNEWDAYSでは売っていなかったし、改札口前の店は今回も在庫はなさそうだったので扱いは多くないようだ。駅周辺のローソンなどコンビニでは扱っているのかは不明だが、盛岡駅からいちばん近く、ほぼ確実に福田パンを買えるのが、マックスバリュということになろう。
盛岡駅で時間があったら、また買いたい。
※このマックスバリュでは、餅文化岩手なのに、隣の青森のちょっと珍しいだんごも売られていた。
※旅行記の続き。
※岩手県花巻市のパンメーカーの話題。
【2020年10月31日追記】2020年頃になると、秋田市内でも時々福田パンを購入できるようになった。
通町にできたテイクアウトカフェや、JR東日本系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店が、月に何度かレベルだが売っている。生鮮市場では、福田パンの人も来て特設コーナーを設けているが、会計は他商品といっしょのレジとのこと。
東北地方では、その県内では一定の知名度とシェアを持つ、ご当地パンメーカーが存在するところがある。
今回の旅行では山形のパン、以前は盛岡駅で買えた宮古のパンを紹介している。
なお、今回、以前宮古のパンを購入した盛岡駅のNEWDAYSを複数店舗のぞいてみたが置いていなかった。入荷日が限られているということか。
また、岩手県内のほか、青森県南部地方(青森市でも見たことがある)でも一部スーパーで売られていた、「一野辺(いちのべ)製パン」というメーカーがあったが、今年9月に倒産・事業停止してしまった。
岩手には、ほかにも地元パンメーカーがある。(もちろん、“超大手”シライシもありますが)
岩手では古くから知られていたそうだが、僕はここ何年かで知った。全国規模でマスコミが取り上げるようになったのが、最近なんだと思う。
盛岡市にある「福田パン」。
クリームとかペーストがいろいろあって、それをコッペパンにはさんだものが主力商品。直営店舗では、客が好みのものを組み合わせて選び、その場ではさんでくれるそうだが、最近は行列ができる人気らしい。
中身は限定されるものの袋入りにして岩手県内の小売業者に卸してもいるそうで、ネットスーパーを確認した限りイトーヨーカドーやイオンでも扱っている。
何年か前には、盛岡駅北改札口前の県産品のお店でも、数量限定で扱っているとの表示があったものの、売り切れていた。
店に行って並んでまで食べたいとは思わないけれど、スーパーで手に入るなら、試しに食べてみたかった。
今回、盛岡駅での乗り継ぎの待ち時間で、東口(正面)側を出て、線路沿いに北へ500メートルほどのところ(秋田駅でいえば明田地下道西交差点的な位置)にある、マックスバリュ盛岡駅前北通店へ行ってみた。
2003年に
パン売り場には、シライシやヤマザキなどと同じ棚に、福田パンのコッペパンで占められた一角があり、10種類まではいかなくても結構な種類・数が並んでいた。消費期限は翌日までのもの。

※背景がパンと同色で分かりづらくてすみません。

パッケージはだいぶ違うものの、中のパンの見た目は同じ。
個人的にコッペパンといえば、秋田市の学校給食で出ていた、たけや製パンのパンを連想してしまう。細長くて、柔らかいけれど、食べるともそもそするような…(コッペパンには何か挟んで食べるのが一般的なようだけど、給食ではそのまま食べることが多かったので、福田パンのように中身があること自体にも、少し戸惑う。)
それと比べると、こちらのコッペパンはずんぐりむっくり。

コッペパンを水平に切って、そこにクリームをはさんでいる。【11月19日追記】コッペパンは完全に上下に分離されているのではなく、一辺はつながっている。


パンが柔らかくておいしい。中のクリームも、量がたっぷり充分だし、手づくりっぽくておいしい。
工場生産の袋入りパンではあるものの、大手のものとは違う印象を受けた。これなら、永年親しまれているのが分かる。
【13日追記】秋田では、県北部・鷹巣の廃業した「武藤製パン」の「チョコバターサンド」の製法をたけや製パンが引き継ぎ、地元スーパーのいとく・タカヤナギ限定で販売している(従来より販売エリアが広がり、秋田市でも買えるようになった)。でも、そのチョコバターサンドは、どうしても工場生産大量生産品の趣きが強い(武藤製パン時代の味は知らない)ように感じてしまう。福田パンはもっとずっと手づくり風のパンだった。
盛岡駅のNEWDAYSでは売っていなかったし、改札口前の店は今回も在庫はなさそうだったので扱いは多くないようだ。駅周辺のローソンなどコンビニでは扱っているのかは不明だが、盛岡駅からいちばん近く、ほぼ確実に福田パンを買えるのが、マックスバリュということになろう。
盛岡駅で時間があったら、また買いたい。
※このマックスバリュでは、餅文化岩手なのに、隣の青森のちょっと珍しいだんごも売られていた。
※旅行記の続き。
※岩手県花巻市のパンメーカーの話題。
【2020年10月31日追記】2020年頃になると、秋田市内でも時々福田パンを購入できるようになった。
通町にできたテイクアウトカフェや、JR東日本系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店が、月に何度かレベルだが売っている。生鮮市場では、福田パンの人も来て特設コーナーを設けているが、会計は他商品といっしょのレジとのこと。