🌸仏教への原点と世界化への基準(1)
☆宗教論で、仏教は「無神論」に括られることが多い
*比較宗教論では仏教は宗教ではない
*比較宗教論では仏教は宗教ではない
*全体知と心の奥底を探究する主知主義という意味で
*思想であると論じられることもある
☆何を「仏教」とするかで、仏教に対する考え方は変わる
☆「原始仏教」のイメージ
*我々が触れ合ってきた仏教とは大きく異なるのも事実だ
⛳人間ブッダを見つめた仏教の原点
☆仏教の原点の確認
⛳人間ブッダを見つめた仏教の原点
☆仏教の原点の確認
*生身の人間としての釈迦ブッダは「目覚めた者」という意味
*釈迦はアーリア系と先住民の混血とされている
☆世界の約4億人の仏教徒が崇敬するブッダの人間像
☆世界の約4億人の仏教徒が崇敬するブッダの人間像
*釈迦は、瞑想的性格が昂じ29歳で妻子を捨てた
*「善が何であるか」を求めて出家した
*「老いと病と死」という人間の苦しみを見つめて
*35歳で悟りを開き
*80歳までの45年間、ガンジス川の中部インドを布教して歩いた
☆釈迦が解脱を得るまでの過程
*禅定(瞑想)で解脱を得ようとしたが果たされず
*次に肉体を極度に苦しめる精神の自由を得ようと「苦行」した
*骨と皮だけに鳴ったが、解脱は得られず
*骨と皮だけに鳴ったが、解脱は得られず
*ブッダは川で沐浴をし、村の少女の出した乳粥で体力を回復した
*菩提樹の下で七日間、思索・瞑想の後、悟りに至った
☆当時のインド社会
☆当時のインド社会
*「出家」という生き方は特異なものではなかった
*悩み深い若者にとり、流行りの生き方、社会的風潮ともいえた
☆出家してから7年目ブッダは故郷に帰る
*父親たる王、そして妻子とも再会している
*釈迦の実子ラーフラは、出家し戒律を授けられた
*ブッダの十大弟子の一人
⛳ブッダの教え(思想)
☆肉親への愛・執着の次元を超えた「慈悲」である
☆ブッダは政治的争いを拒否した
*非政治的人間として「解脱」の道を生きた
*政治権力を超越して「仏教的価値」を屹立させる基点となった
*ブッダが政治と距離を置いて
*「善なるもの」を求めて内なる力を探究した
*仏教は権力を相対化する力を内在させた
☆涅槃に入るブッダの最後の言葉「自燈明、法燈明」
☆涅槃に入るブッダの最後の言葉「自燈明、法燈明」
*自分自身を拠り所として生きよ
*ブッダの教え(法)を拠り所として生きよ
⛳ブッダの死後、十大弟子を中心に「結集」された
☆「結集」で、パーリ語聖典として、南方上座部仏教に伝わった
*ブッダの生の声は「南伝の上座部仏教」に残っている
☆日本人は「大乗仏教」をブッダの教えと思いがちだ
☆釈迦の教えだけでは、仏教は世界宗教にはならなかった
☆人間としてのブッダを見つめれば
☆人間としてのブッダを見つめれば
*真摯に自らの心の内奥を問い詰め
*欲望や苦悩からの解放を探求した修行者の姿が浮かぶ
*ブッダ最後の言葉「自燈明」は、まさに本音だ
☆仏陀の仏教は大乗仏教へと変化する
*大乗仏教は、後世の弟子たち
*ブッダの悟りに至る思考基盤と格闘し「加上」させた教理である
(敬称略)
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⛳出典、『人間と宗教』
仏教への原点と世界化への基準(1)
(ネットより画像引用)