🌸矢野財務次官の文藝春秋「論文」”ヤバい”問題の本質
☆矢野財務事務次官の「論文」が大きな話題となっている
*官僚が政治家に対して異論を唱えたことを問題視
*更迭を求める声もある
☆矢野次官の論文は、”ヤバい問題”を二つ、はらんでいる
⛳矢野財務次官「論文」の第一の問題
☆矢野次官が、自ら言うように
*「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」にいながら
*あるまじき行為に及んだということにある
☆矢野次官は、次のように書いている
*今の日本の状況、タイタニック号が氷山に向かって突進している状況だ
*日本は債務の山の存在には気づいている
*ただ、霧に包まれているせいで、いつ目の前に現れるかがわからない
*このままでは日本は沈没する
*どんなに叱られても、どんなに搾られても、言わねばならない
☆後半で矢野次官が述べている内容
*日本の財政が悪化するというメッセージを世界に対して送ると
*日本国債の格付けが下がり、長期金利の高騰を招く
*日本経済全体に悪影響を及ぼすという論理
☆仮に、日本国債の格付けが下がった場合
*日本経済全体に悪影響を及ぼすメッセージを送っているのは
*ほかならぬ矢野次官自身で、矢野論文こそが、そのメッセージなのだ
☆「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」にいる者が
*日本は、財政破綻に向かって突進していると告白したのである
☆我が国の財政が本当に破綻に向かっているなら
*「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」の財務事務次官が
*「日本の財政は破綻に向かっている」メッセージを送ったら
*金融市場が即座に反応し、日本国債は一斉に売りに出され
*金利が高騰することになる
☆本来、「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」の者
*金融市場への影響、日本経済全体への影響を十分に考慮し
*発言には慎重でなければならない
*官僚が政治家に対して異論を唱えたことよりも、重大な問題である
☆矢野次官は
*「国庫の管理を任された立場」の自覚を欠いている
☆積極財政論者、健全財政論者でも、この点は、批判すべき問題だ
⛳矢野財務次官「論文」第二の問題は、実に皮肉なことである
☆財務次官が「このままでは日本は財政破綻する」とメッセージを発した
*長期金利は高騰するどころか、超低金利のまま
*ほとんど反応しなかった
☆金利の高騰を招いていたら、矢野次官は、更迭されていた
☆金利の動きについて、矢野次官はどう説明するのであろうか
*過去40年間、日本政府債務は増加の一途をたどっているが
*長期金利は逆に低下傾向にある
*過去20年間は、世界最低水準で推移している
☆2020年度はコロナ対策もあり
*基礎的財政収支の赤字、前年度の4倍近くにまで膨れ上がった
*長期金利は、相変わらず超低水準のまま
*日本が財政破綻に向かっているというなら説明が必要
☆論理一貫した説明をする責任
*「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」の者にはある
☆矢野次官は日本国債の格付けの引き下げを懸念しているが
*過去に日本国債の格付けが外国格付け会社によって引き下げられた
*財務省は、外国格付け会社に対して反論する公開質問状を発した
*自国通貨建て国債を発行する日本政府、財政破綻に陥らないとの主張
☆矢野次官の論文にもかかわらず
*金融市場はほとんど反応せず、長期金利は高騰しなかった
⛳矢野財務次官の論文の問題の結論
☆「このままでは国家財政は破綻する」主張は間違っている
*官僚が政治家に対して異論を唱えたことが問題なのではなく
*異論が間違っていることこそが、真の問題なのだ
☆矢野次官のメッセージが長期金利を高騰させなかったのは
*矢野次官は、財政破綻論の間違いを自ら証明した
☆発言してはならない立場の者
*「我が国の財政は破綻に向かっている」などと発言した
☆我が国の財政が破綻することはあり得ないにもかかわらず
*破綻に向かっていると強弁した
*矢野次官がやったのは、そういうことである
(敬称略)
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⛳出典、『ダイヤモンドオンライン』
矢野財務次官の文藝春秋「論文」”ヤバい”問題の本質
(『ダイヤモンドオンライン』記事より画像引用)
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