麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

さんてつ

2014年04月07日 | 身辺雑記
五日の南リアス線・吉浜~釜石間に続き、
昨日、北リアス線・小本~田野畑間の
運行が再開し、ついに全線運転となった
「三陸鉄道株式会社」。

1981年に第三セクターとして設立。
僅か33年の歴史にして、この波瀾万丈。
本当に逞しく、勇気をくれる電車だ。
通称「三鉄」。

さて僕にとって「さんてつ」は、
東洋大学文学部にあった哲学科、
印度哲学科、中国哲学文学科の
哲学系三学科を指す「三哲」だ。
(2005年からインド哲学科に改称)

1887年、哲学の専修学校、その名も
ずばり「私立哲学館」を前身とし、
創立者・井上円了の掲げる
「諸学の基礎は哲学にあり」を
建学の精神とする大学が
昨年イン哲、中哲文を再編して
「東洋思想文化学科」に。

三陸鉄道も本業に関連して
旅行業、損保代理店業、
せんべいやサイダーのグッズ販売も
行っているれけど……
あくまで柱は鉄道である。

校名である「東洋」を冠している、
という見方もあろうが
未だ納得がゆかぬ。
以前もブログに書いてるのだが

「さんてつ」といえば他に
安井算哲がいる。V6の岡田くん主演の
映画『天地明察』が思い当たるが、
貞享暦の作成者の「算哲」は二世。
彼は天文学に専念する前は囲碁棋士で、
実父の一世「算哲」が安井家の始祖。

囲碁といえば。
円了は従来の囲碁将棋の競技時間短縮と
哲学教育の目的で「哲学飛将碁」
(てつがくとびしょうご)という
ゲームを考案している。
チェスの黒マスのみ使用する「チェッカー」
に似たボードゲームだが、
それはまた別の話・・・。

コメント
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