麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『溟い海』は七合目?

2014年04月30日 | 制作公演関連
J-Theater『溟い海』は朗読劇である。

藤沢周平の掌編で、昭和48年
オール読物新人賞を本作で受賞したのが
偉大な作家生活の始まりとなった。
「くらいうみ」と読みます。

『富嶽三十六景』の葛飾北斎と
『東海道五十三次』の歌川広重、
二人の絵師を軸にした物語。

『ラ・マンチャの男』をはじめ
多くの大舞台に立つ石鍋多加史氏、
『キャプテン翼』の岬くん等
声優として活躍する山田栄子氏、
ほか多忙な役者が多いこともあり、
スケジュールを縫って稽古を重ねている。

これまで、場面毎に丁寧に紡いできた。
昨日劇場下見を終え、場面を繋ぐ動きを
その昼の稽古から採り入れた。



これで絵は見えた。
山の頂が視界に入った、とも言えよう。

劇場は二面から舞台を見る形。
その特性を生かした演出で、
また朗読劇だから当然ともいえるが
「声」を聞かせる工夫に富んでいる。

はたして七合目からてっぺんは
望めないかもしれないが、
芝居創りとして其の辺りに立った感じだ。

明日はいよいよ五月。
公演は19日(月)、20日(火)の平日二日。
下北沢の小劇場楽園にて。

お蔭さまで初日15時、千秋楽19時の
残席が少なくなってきております。

演出/篠本賢一
音楽/やすだまこと(能管)

前売/3300円
学生・和服着用/3000円

19日=15時、19時
20日=13時、16時、19時
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