麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

仲睦

2024年08月15日 | 身辺雑記

ニューヨーク・ヤンキースを

旦那さん、奥さんは

ロサンゼルス・ドジャースの

それぞれ野球帽をかぶった

60代の夫婦をみとめたのは

三連休の中日だった。

 

定刻通りにホームに入ってきたのは、

ボックス席がメインで、

ドア脇に二人席がちょんとある車両。

旦那さんは素早く乗ると

空いた二人掛けのひとつの前に

仁王立ちし、奥さんを手招きした。

若者が次の駅で降りたので

二人並んで座ったのだった。

……内裏雛(だいりびな)みたいに

 

そうそう。サトウハチロー作詞

『たのしいひなまつり』で

♪お内裏様とお雛様〜♪と歌うから

男雛を「だいりさま」と呼び、

女雛が「おひなさま」だと思っていた。

が、吉徳のホームページによると

一対で「内裏雛」が正しいらしい。

さて、三つ目の駅で私は下車したので

「60代の内裏雛」がどこまで行ったか

……往路ではなく帰路だった可能性も

ないではないが、まだ午前10時少し前、

普通なら出かける時間だろう……。

かなりラフな服装で、荷物も最小限、

ってことは遠出ではないのかしら?

いや

世の中はお盆休みにも絡む時節、

所有する別荘に向かうから

手ぶらで大丈夫ってことも、ある。

そうゆう方は鉄道じゃなく、

左ハンドルの車で向かうのか?!

それ以前に、人がごった返す時期に

別荘には行かない??

いずれにしろ、仲睦まじかった。

 

お互いスマホをいじることはなく、

さりとて会話があるわけでもない。

首から下は「ペアルック」ではないが

テイストは似ていて、という具合に

そこはかとなく長年歩んできた空気が、

言い換えると、地に根の生えた貫禄が、

感じられたのだった。

 

 

あの日から数日。

今日はこの国にとっての、

今のところ最後の戦争を終えた日。

穏やかな夫婦、健やかな家族……

一つひとつの先にあるものが、

続きますように。

それはこの国だけでなく、ほんとは

この星全部であって欲しいけれど。

なかなか、仲睦まじくいきません

 

 

 

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