タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

朋あり 遠方より来る

2011年12月10日 | 日々雑感
楽しい嵐が過ぎ去りました。

嵐と言うのはタカ長の「遠来のお客様」のことです。マレーシアの鳥友夫妻で、今回の来日では私に遭うことをひとつの目的で来広されました。もちろんタカ長としては大歓迎です。

朋あり 遠方より来る 亦楽しからずや

ご存知の論語の言葉です。この二日間この言葉を実感しました。鳥友にもこの話をしましたが何とか最低限のことは伝わったようです。

 もちろん論語の深い意味を読み解くほどの力は私にはありませんが、、、、心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねてきてくれるのは、たいへん増しく楽しいものです。特に同好の志を持つ者が集まってくることは人生を豊かにします、、、、と言うようこの言葉を説明して、、、、、あなたが遠くから私を訪ねてきてくれて楽しい時間を過ごすことが出来ました、、、、と言うようなことを話したかったのです。

 タカ長の怪しい英語でその何パーセントが伝わったかは分かりませんが、、、、もとは論語のふるさと、中国系のマレーシア人ですから分かって頂いたはずです、、、、と言うことにしておきます。

       

 タカ長もいろいろなところへ旅をして、いろいろな人のお世話になったいます。そのときは間違いなく輸入超過。輸入超過、と言うのは私が誰かに与えた好意より頂いた好意のほうがはるかに多い、と言う意味です。

 その行為に対してお返しをする、と言っても実際にはできないことのほうが多いのです。だから基本的には、できるときに出来る人にお返しをすれば良い、と考えています。

 Aさんから好意を受けたからAさんにお返しをしなければならない、とは思いません。人の好意とは本来そのような「商取引」的なものではないと考えているのです。出来るときに出来る人にお返しすれば良いのでは、と考えているタカ長は今回の鳥友夫妻の広島滞在を心から嬉しく、楽しく思いました。

 もちろん私たちが出来ることは小さなことですが、今回はいろいろな人にお世話になってばかりのタカ長が少しくらいお返しが出来たようで、とてもハッピーな気分になれたのです。有難いことですね。

      

      

      

 広島では縮景園と平和記念公園、そして翌日は宮島観光。そのあとタカ長観察地を見ていただいて、友だちの家でマレーシアの鳥についてプレゼンテーションをして頂き、最後は日本料理を賞味して頂き広島での予定を終わりました。

       

 宮島だけはタカ長の怪しい英語では心持たないのでプロの通訳をお願いしました。これは大正解でした。宮島と言ってもいつも山ばかり歩いている私には案内できるところは限られます。その点プロにお願いすれば間違いありません。もちろん鳥友からも喜ばれました。

 いつも何かにつけて不満ばかり言っているタカ長ですが、この通訳さんの対応には大満足で、帰りがけに観光案内所を訪ねてお礼を言ったくらいです。

       

 タカ長観察地にお出でくださった人ではもちろん一番遠いところから来られたお客さんと言えますね。シーズンオフですから「誰もいない観察地」と言うことですが、、、まぁそれも良いではないですか。

       

       

 日本料理は目で食べる、と言いますよね。日本人には分かります。そのことを説明したら、そのことがバカに簡単に通じたと思ったら、広島に来る前に訪ねた関西の友だちがすでに説明を済ませていたようです。

 モミジや桜の紅葉がきれいなので、この葉を土産に持ち帰られました。考えてみれば一年中夏のマレーシアにはこのようにきれいな紅葉が無いですよね。

       

 美男美女を無料公開するのはよろしくないので(?)モザイクをかけましたが、この画像を見れば今回の鳥友夫妻とのひと時が素晴らしい時間であったことをお分かり頂けるのでは?????

 とにかくこの二日間、忙しくはありましたがとてもハッピーな気分で過ごすことが出来ました。

 この楽しい嵐はいま新幹線で鹿児島に向かっています。