タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山~12月27日

2011年12月27日 | 山歩きから
今年最後の裏山歩き

 タカ長グループの裏山歩きとしては今年最後。月例と言って山上の古刹を訪ねる弁当持参の裏山歩きです。

 23日に入門したNさんも参加されました。前回は初めての参加なので一番やさしい「椿尾根ルート」を登りましたが、今日は時間もあるのでワンステップ上げて「ごろごろ尾根コース」を登りました。

       

       

 尾根の上には薄く雪が積もっていました。樹間から遠くに大峰山(この近郊では名山として人気のある山)を望みながら歩きました。県北の山にはシッカリと雪が付いています。写真には写っていませんが安芸冠山など真っ白になっていました。

 この雪は正月休みを山やスキーで楽しむ人には最高の贈り物になったようですね。冬山も楽しんでいた若き日のタカ長なら、今年の雪の状態や天気予報を見ると胸を躍らせているはずです。この冬型が年末年始にゆるむと最高のアタック日和になるはずですから、、、、。

      

 牛池も凍結しはじめていました。このあたりの標高は600mくらいですが、気候的にはタカ長団地などとはまったく違います。標高差は450mくらいしかないのですが、気候的にはその差がものすごく大きいのですね。

      

 いつもは巻き道を通って最高地点に登ることはないのですが、今日は今年最後と言うことで久しぶりに登ってみました。先ほどの大峰山や安芸冠山方面の展望は得られますが、尖った頂上ではないので展望台としての視界は広くないのです。

 そのため頂上に行ってもそれらしい感動もなくただ談笑するか、、、、、、目の前の裸木の中を移動しているカラ類を見ているだけです。特別の感度が得られる山頂ではありません。

       

 いまは落葉樹の風景がこの山のウリかもわかりません。と言っても全国の人に自慢するほどのものは何もないのですが、しかし、あそこで凍結した池を見て、そのあと針葉樹の森を歩いて落葉樹の美しい広場に出る、と言うよういろいろ変わる風景を楽しむとき、この落葉樹の森は貴重な存在になります。

 考えてみればわが裏山は小さな山ですが、少し歩けばすぐに風景が変わってしまいます。その変化があるので年間100回も歩いても飽きないのかも分かりません。

      

 もう一つの楽しみは刻々と変わる雲の表情。雲は天才である、と誰かさんが言いましたが、、、、、本当にその通りですね。

 今日は少しロングコースになったので歩数は20,200歩。いつもよりチョッと多くなりましたが、新入生のNさんも私たちと同じように歩ききりました。正直に言えば彼女のために若干の手加減をしましたが、あと数回歩けば手加減ナシで私たちと同じように歩けるはずです。

 重力に逆らって高いところに登るのですから、山歩きは楽な運動とは言えないでしょう。しかし、ゆっくり歩けば初心者だって2万歩歩けるのです。そのことを実感して驚いているのはほかならぬNさんご自身だと思われます。