タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山見知り

2014年12月10日 | 山歩きから
タイトルの「山見知り」ですが、このような日本語はありませんね。

岩崎元郎さんの近著「今そこにある山の危険」山の危機管理と安心登山のヒント(山と渓谷社)で知った言葉です。

岩崎元郎さんが考えついたばかりの言葉ですから辞書にも載っていませんが、何となく雰囲気は分かりますね。「人見知り」という言葉の「人」を「山」におきかえた造語です。

    

先日下見に行った広島県大竹市の高鉢山の軌跡ですが、、、、、

このあたりはタカ長にとってはまったくの暗黒地帯でした。登山口となる谷和集落にも行ったことがありません。

このあたりにはこれと言った山がないのか、、、、、、高い山がないのか、、、、、、ガイドブックに紹介されている山がないのか、、、

山歩きを始めて50年以上になりますが、、、、、、、とにかくこの地域に足を踏み入れたことがなかったのです。

しかし、行ってみたらことのほか面白くて、、、、、、

    

この地図の空白を埋めてみたい気持ちになっています。

先日歩いた軌跡の南側や西側です。西側に見える白滝山には何度か登っているのですが、弥栄ダムを隔てた東にある黒滝山はまったく知らない世界なのです。白滝山から見ると岩がゴツゴツしていて、何となく面白そうには見えるのですが、、、、、、、。

    

素直な目で見ればいい山はどこにでもあるはずです。しかし、、、、、

何となく、、、、、、人見知りをする子どものような感じで、、、、一歩前に踏みだせない感じの山があるのです。

遠くの山ばかりではありません。わが裏山でも、、、、、

ひとつ尾根をかえ、小さな谷をひとつ隔てるとまったく知らない風景にあうことができるのです。

これからは体力も落ちて大きな山には登りにくくなりますが、山見知りしないで、素直な目で探せば私たちにも登れるいい山がたくさんあるはずです。

これからはそのような小さな山を探してみたい、と考えているのです。

山はいつも呼んでいるのですから、山見知りしないで山のふところに飛び込んで行きたいものですね。