タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

Arukinistのつぶやき

2019年03月10日 | 山歩きから
雨になりました。いい骨休みになります。

昨日の登山は、タカ長には少しハードでしたが、幸いなことに膝痛も腰痛も起きていません。少し疲れただけです。

    

昨年相棒と歩いたときの高度図です。スタート・ゴール地点が同じなのにこの高度表示は違っていますから正確とは言えませんが、イメージ的にはこのようコースです。

正確な記録は取れていませんが、昨日のコースの累計標高差は1000メートルを超えていることは間違いないはずです。

この数字は、全国的にみたら大した数字ではありません。しかし、、、

山と渓谷社の分県登山ガイドに紹介されている広島県の山52座のうち、累計標高差が1000メートルを超えているのは白木山だけです。

昨日のコースはこの本には紹介されていませんが、累計標高差だけでみると昨日のコースは広島県ではトップクラス、ということになります。

    

そのコースをほぼ昨年通りのタイムで歩いていました。

もう少し詳しくみると、堂床山の山頂までは昨年より1~2分早く登り、堂床山から可部冠山までは昨年より5分早く歩き、可部冠山から南原峡への下山は5分ほど遅くなっていました。

つまり、全体的には昨年並み、ということです。この1年では脚力が落ちなかった、ということでしょうか?

    

何かと競争しながら歩いているわけではないので、コースタイムの差を問題にしているわけではありません。別のことです。

堂床山から可部冠山に向けて歩いているとき、基本に忠実な歩きが出来ている実感がありました。

歩幅をせまく、足裏全体をつけて、2本レールの上を歩く、、、、
というような、基本に忠実な歩きが出来ている実感がありました。そのような歩きが出来たので所要時間が短縮されたのかも分かりません。

そのようなことは登山する人なら誰もが知っているはずです。しかし、知っていることと、それをフィールドで実行できることは違います。

    

屈強な登山者の中にあっては、どんなにひいき目にみても貧弱だったタカ長は、仲間たちとの距離をつめるため、自分なりの歩き方を模索してきました。

その姿勢は今も忘れていないつもりですが、この歳になっても道半ばの感じです。

Alpinistとしては落ちこぼれたタカ長ですが、Arukinistとしては大成、とはいいませんが、せめて「小成」くらいはしたいのです。しかし、残り時間が少なくなってきました。

何もできないタカ長としては、せめて歩くことくらい何とかしたいのですが、、、、、、。

     

昨日の軌跡です。
左の軌跡が快調に歩くことができた尾根道です。
ここは、タカ長的には「バカ尾根」ですから、もう行くことはないはずです。