タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

一日の長あり?

2019年03月24日 | 山歩きから
昨日、未踏の尾根を歩いたのはyamakashi君と二人です。
yamakashi君も今では立派な(?)おじいちゃんですが、彼を初めて山に連れて行ったのは、彼がまだ学生だった頃です。

    

頼まれて近くの山を何度も歩きました。そのお礼という意味だったのかも分かりませんが、彼のチャリで県北のロードを走ったこともあります。ママチャリではない、本格的なチャリに乗ったのはその時だけです。

    

その後しばらくご無沙汰が続きましたが、何年か前から私たちのグループに入会して一緒に歩く機会が増えました。

いつも一緒に下見している相棒が忙しいので、その穴をyamakashi君が埋めてくれています。彼も、いわゆる「ど素人」ではないので、山行の相棒としては戦力になっているのです

    

たとえば、昨日のひき返し点。
彼は岩場の右側を下りるルートをさぐってもらい、タカ長は左側を見ました。そのとき、、、
「こちら側は無理みたいですよ」と言ってくれます。自分で判断してくれます。

その判断とタカ長が見た左側の様子を総合して、「今日はここからひき返す」となりました。

そのようなとき「行け行けゴー」タイプの人は困ります。下手をすると進退窮まるところまで深入りする危険性があります。そのような大切な判断を任せられるのはむかし連れて歩いた経験があるからでしょうか?

    

昨日のように未踏のルートを歩くとき、ポイントポイントで進むべき方向を二人で確認したあと、yamakashi君にトップを歩いてもらいました。

    

しかし、道があるかないか分からないような尾根で、人が歩いたらしい、かすかな痕跡を見つけるのはタカ長のほうが一枚上でした。その匂いをさぐりながら行くと、前方に古いテープが見つかる、ということが何度もありました。

北窓山への登りは岩もあり、ルートをとるのも少し複雑だったので、ここはタカ長がトップを歩きました。格好よく言えば、弟子が散髪したお客さんの頭に、最後のハサミを入れるのは師匠、というパターンです。

yamakashi君がトップを歩いてルートを外しているわけではありません。しかし、タカ長の目から見えるものが見えなくて、チョッとだけ余分な体力を使っているようなことがよくありました。

その後をタカ長が楽なところ下りて、こちらに来て下さい、と指示を出すことが何度かありました。

    

そのような尾根歩きでyamakashi君も勉強してくれたはずです。
タカ長も昨日の山メシ、ラーメン代くらいは自分の行動でレクチャーしたつもりです。
それをチャンと受け取らないと損をしますよ。

ところで「仮称北窓山」という名前ですが、何となく面白くないですね。そこで
標高が647メートルだから、む・じ・な、、、、「貉山」ではどうだろうか???

人がほとんど行かない山なので、何となく胡散臭いような名前もアリかなぁ、と思うのですが、いかがでしょうか?