タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

モノには終わりが

2019年04月03日 | 日々雑感
当たり前のことですが、モノには終わりがあります。

認めたくはありませんが、タカ長の命にも限りがあります。

その前に「健康寿命」があり「登山寿命」もあります。

そのように考えると、登りたい山をたくさん持っているタカ長には、登山寿命がつきてしまった山もたくさんあるように思われます。

    
                   画像はネットより借用

ネットから借用した伯耆大山のユートピアからの画像です。夏にはクガイソウなどたくさんの花が咲くお花畑があります。

伯耆大山に初めて登ったのは夏道からの弥山だったのか、宝珠尾根からユートピアを経て三鈷峰だったのか、今では思い出せません。とにかく、初めて登ったのは大昔のことです。

初めて三鈷峰の頂上にたったとき、それまで晴れていた大山北壁に雲がわき、急に曇ってきました。山は天気が変わりやすいことを実感した登山でした。

あのユートピアとはずいぶん永いあいだご無沙汰していて、昨年の夏に行くことを考えていました。しかし、昨年の夏は災害級の暑さで、その予定は頓挫してしまいました。

それなら今年行けば良いのでしょうが、風化が進んでいる宝珠尾根を登るのはきついかなぁ、などと考えると腰が引けてしまいます。

そのように考えたら、伯耆大山の登山寿命は終わってしまったのかも分かりません。

    

ブログでも紹介しましたが、九州にある未踏の山に登ることはあきらめました。

無理して足を痛めたら元も子もなくなる、と考えたからです。ということは、その山の登山寿命も終わってしまったことになります。

    

来週末から九州に行きます。前々から気にかけていた用事を済ませるためですが、、、、、

そのとき英彦山に登る予定です。英彦山も未踏の山ですが、あの未踏の山よりは足腰への負担が少ないと考えて行くことにしました。

    

このように考えたら登山をしている人は登山寿命がきていない山と、登山寿命がつきてしまった山を持っていることになりそうです。

「とりあえず90歳まで山歩きをする」と公言しているタカ長は、これから登山寿命のつきていない山を捜しまわることになりそうです。

    

今日の画像は昨日撮ったものですが、あの山だって度々登るわけではありません。

ひとつの山に登るためには、ただ単に山の高さだけ考えるわけではありません。

色々な条件が揃って初めて登ることが出来るのですから、小さな山でもいつ登山寿命が切れてしまうか分かりません。

そのように考えると、一つ一つの山歩きを大切にしたいとあらためて思うのです。