古処山の山頂に着きました。所要時間2時間40分ののんびり登山、しかし、超マジメな登山でした。
山頂には誰もいません。タカ長たちが一番乗りみたいです。
あの階段を登って反対側の景色を見ていたら次の登山者が登ってきました。
その登山者はすぐに上半身を裸にして着替えを始めたので、挨拶は最小限にして、私たちは山頂の案内板の下に座って昼食タイムとしました。
まだ11時にもなっていませんが、その日も4時起きだったのでタカ長の腹時計はとっくに12時を過ぎていました。
目の前の木に何やら赤い花芽みたいなものが見えました。リンゴかなぁ、何かなぁ、、、、と話していたら、、、、
それはナシの原種で、白い花が咲いた後小さな実がなる、と着替えを終わった登山者から教えられました。
それを皮切りに話始め、彼は地元の登山者で、今日はタカ長たちとは反対側の登山口から登ってきたことを知らされました。
このあとこの人にお世話になることになります。
古処山の山頂一帯はツゲの原生林になっていることは事前に承知していました。
その原生林に入るところにこのような案内板ありました。これによると、、、、
古処山のツゲにはアサマツゲ、マルバツゲ、オオヒメツゲの3種類があり、そのほとんどがオオヒメツゲだと書かれています。
タカ長はツゲという名前くらい知っていますが、それ以上のことは何も知りませんでした。
古処山からの下山はそのツゲの中の尾根を屏山の方向へ尾根を歩き、途中から鋭角に右折して、登ってきた道に合流することになります。
当初は屏山まで足を伸ばすつもりもあったのですが、その予定はあっさりと諦めました。あまり無理は出来ません。
その尾根道ですが、、、、、
このようなところもありましたが、ほとんどは岩に手をかけて歩く道でした。
このような歩き方をしないといけないのは、言うまでもないことですがヒザに爆弾を抱えているからです。
この古処山だけではありませんが、私たちの仲間内ではこのような歩き方をしても、後続の人はゆっくり待つこと、、、、、
そして、、、、「何だ、その歩き方は、、、、」というような批判的ことを言わないように申し合わせせています。
高齢者なので足場の悪いところをスイスイ歩くことは出来ませんし、何より大切なのは「格好より無事故」なので、この申し合わせに異を唱える人はいません。
展望はほとんどない尾根歩きでした。
その道を歩いていると何本かのコショウの木がありました。白い花をつけていました。
前方に屏山を見ながら行くと、、、、、
山頂をタカ長たちより早く出発したグループに再会しました。
福岡からのグループで十数名いました。そのうちの一部の人がここから「奥の院」に行っているので、彼らの帰りを待っているということでした。
奥の院のことはまったく知りませんでしたが、健脚の人だけが行けるところみたいです。
もちろんタカ長たちはパス、歩きやすくなった道を先に進みました。
古処山の山頂一帯がすべてこのような雰囲気の、足にやさしいコースなら有難いのですが、、、、
ここに来るまでにはヒザ痛登山者には嬉しくないところが何ヶ所もありました。
でも、この雰囲気ではそのような道とはしばらくお別れするようです。