昨日の下見登山、ひとつの関心事は天上山林道が使えるかどうか、ということでした。
使えれば脚力のない人も天上山の山頂に立つことができます。また、引き明けの森を見てもらうことも出来ます。
その森を登りながら、子どもたちにも見せてやりたいと思いました。
しかし、足腰が弱ってきた老年登山者が子どもたちの面倒を見ながら竜頭峡から登るのは問題があります。
安全策を考えて、ここまで車で来て、ここを起点にすれば問題なくあの森を見せてやることが出来ます。
そのため天上山林道の様子が気になっていたのです。
昨年の豪雨で林道が崩落したような情報もありました。
そのようなことを気にしながら引き明けの森から林道に出たら、、、、
前方の駐車スペースに軽トラが見えました。ということは天上山林道は通れるということ?
そのようなことを考えながら歩いていたら、その軽トラが方向転換を始めました。
慌てて軽トラにかけよるタカ長、方向転換を終えて走り始めた軽トラを呼び止めることができました。
そして相手の都合も考えないで質問を始めました。
最初はいぶかしい表情をしていたその人は、事情が分かると親切に対応して下さいました。
何とも厚かましいタカ長ですが、このチャンスを逃すわけにはいきません。
幸いなことにその人はこの山に詳しいようでした。これから登って来る子どもたちの団体の世話もされているようでした。
その人からタカ長が知りたいことを教えて頂きました。
これだけのことですが、むかしのタカ長には考えられない行動です。
若いころ、いや、現役時代にはそのようなことは出来ませんでした。動き始めた車を止めて、運転している人にものを訊ねることなどとても出来ませんでした。基本的にシャイだったのです。
この歳になり、何も持っていないタカ長は失うものもないので、気楽な気分で生活していうたら、、、、
いつの間にかこのような性格になったようです。自分でも信じられない気持ちです。
そのことを仲間に話したら、「そこでそのような人に会えるのだからタカ長は運がいい」と言われました。
確かにその通りですが、いい運がめぐってきても、心を開いていないとその運をつかむことができません。
その意味では、性格が変わって(?)良かったと思います。