古処山の山頂から屏山への尾根を歩いてきました。所々でコショウの花を見ることが出来ました。
岩稜帯とよびたい尾根を歩き、奥の院への分かれを過ぎると足にやさしい道になりました。
その道をしばらく行ってから鋭角に折り返します。
その日の軌跡です。右端で折り返して、下側の軌跡を左側に歩いて行きます。
左側に見える2本の軌跡は、上側が登りに使った軌跡で、下側が明日紹介する紅葉谷コースです。
鋭角に折り返したところで、山頂で話を聞いた地元の登山者に追いつかれました。
その山頂でタカカノのヒザのことを話したのかどうか忘れてしまいましたが、その人から下りは紅葉谷コースを使ったほうが良いという話を聞き、、、、
その分岐点まで先導してあげる、と言われました。
正直に言うと、先導してもらわなくても紅葉谷コースに入ることが出来る、という気持ちがありました。
余計なおせっかい、とは言いませんが、、、、そこまでしてくれなくても、、、、、という気持ちもありました。
彼のピッチは速くて、遅れないようにマジメに歩くことになりました。
と言っても、息が上がって、話が出来ないほどではありません。その彼もときどき止まって、ここがツゲの原生林だと話してくれました。
そのあたりは深い森で、とても雰囲気の良いところでした。
そのようなことを何度か繰り返しながら進んでゆきます。
このあたりの道はシッカリとた足にやさしい道だったので、問題なくついて行けました。
その時にこのようなものを写していました。しかし、ハッキリとした記憶がありません。
彼に遅れないように歩きながら、パッと写しただけなので記憶に残らなかったのでしょう。
分岐点まで来ました。これはいま来た方向です。右側の道からやって来ました。
その人はタカ長たちと反対側に下りるのでここで別れることになります。
本当は下まで案内してあげたいのだが、車を反対側に置いているので、、、、と、同じことを何回も言って、恐縮されているようでした。
これは紅葉谷コースへの入り口です。分岐点の写真の、カメラ位置の真後ろの方向です。
これを見て、分岐点まで案内してあげると言われた意味がよく分かりました。紙の地図だけでは分岐点を見落としてしまいそうです。
スマホの地図を確認しながら歩いても自信が持てなくて、タカカノをそこに残して右往左往して正しいルートを探すことになりそうです。
分岐点が茂っているのなら枝を切り払えば良いようなものですが、ここは特別天然記念物のツゲが茂っているところなので、そのようなことをしたら手が後ろにまわることになります。
この様子を見てその人がここまで先導して下さった意味がよく分かりました。
余計なおせっかいだと心のどこかで思っていたことを反省し、その登山者に感謝しました。本当に有難うございました。
タカ長にはこの山の土地勘がありませんし、彼が下山するルートも理解していません。もしかしたら、タカ長たちを分岐点まで案内するためにわざわざ遠回りしているのかも分からないのです。
そのように考えたら本当に感謝にたえません。
仲間が言っているように、このところ、何故かしらタカ長は運が良くて、このように人に助けられることが多いのです。
そのめぐりあわせ、人との縁に感謝しないとバチが当たりますね。この経験、シッカリと心に刻んでおきます。