タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山

2009年02月08日 | 山歩きから
第4の新道を登って、、、、、

 タカ長観察地の裏山は言ってみれば「里山」です。だからこの山には多くの道がありますが、最近は里山に入る人が少なくなったので道は荒れてきています。倒木でふさがれたり、ウラジロなどが茂って道が分かりにくくなっていたり、、、、、。

 しかし、一度出来た道は残るのでしょうか。今でも簡単に歩ける道は多いのです。その道を使って、歩きにくいところだけ家庭用の剪定ばさみなどで切り開いて歩けるようにしたのが「新道」なのです。

 この冬のシーズンにチョッとその気になったら4本の新しいルートが出来ました。今日はその4本目のルートを仲間とともに歩いてきました。タカ長以外の人には初めての道です。



 このルートの取り付き部分20m(標高)だけは荒れて道が見えなくなっていました。どうやら99年豪雨で流出したようです。そこでこの部分だけは人一人通れるようにしました。これがその部分です。倒木を越えるために石を置いたのはタカ長です。



 尾根に上がれば簡単に先日紹介した大杉まで登れます。今日は足元の落ち葉などを取り除いて見ました。間違いなく根元の部分で別れている「双幹」の杉であることが分かります。



 上側から見るとこのように右側の幹が大きく曲がっています。このような木を植林するとは考えられないので「自然木」と言って良さそうです。



 この尾根はまだ仲間内用の名前も付けていません。尾根の上部は落葉樹が多くて明るい雰囲気があります。



 このような落ち葉を踏みながらの尾根道で、観音台方面に下りている尾根と合流して通称A山、仲間内では「鷹宝山」としたい頂上につくことが出来ます。

 4本のルートのうちではNo.2のルートになるのではないかと思われます。これらのうちのどのルートをこれから使うことが多くなるか、それはどのルートに野鳥が多いかで決まってくるはずです。

今年は例年以上に夏鳥のシーズンが待たれます。

春の花便り

2009年02月07日 | 日々雑感
広島市植物公園の「ランらんまつり」



 広島市植物公園の「ランらんまつり」が始まりました。タカ長も朝いちに行ってきました。我が家からは歩いて行って、65歳以上は入場料も要りませんから、まったくのタダで花を楽しむことができます。



 まったくの無料で独りだけ楽しんでは申し訳ないので、今日撮った写真を紹介します。ランの名前など考えないで、すっきりした画面作りを心がけたのですが、展示されているランが多くてなかなか思い通りの画面を作ることが出来ませんでした。春一番の花便りとしてご笑覧くだされば幸いです。















 図鑑用の写真を撮るのではないので名前もMEMOしませんでした。それぞれの鉢にはもちろん名前を書いたプレートが挿してあるのですが、そのプレートの位置が花の高さとほぼ同じなので写真的にはとても具合が悪いのです。タカ長に言わせるとまったくセンスが感じられない表示の仕方だと言えます。

 タカがネームプレートですが、されどネームプレート、ご一考いただきたいものです。


今日の裏山

2009年02月06日 | 山歩きから
小鳥の春になりにけるかも???

 今日も仲間と裏山の中国自然歩道を歩き、荒谷林道に出て大杉まで歩きました。風は文字通り「春は名のみの」冷たいものでしたが、小鳥たちの動きはとても活発になっていました。


      マヒワ      写真: キム・ソンヒョン

 一番多かったのはマヒワ。この写真のようにヤシャブシの実をわき目もふらない感じでつついていました。空抜けの逆光で見ると黒い鳥に過ぎませんが、順光で見るとその鮮やかな黄色にドキッとします。先日は一瞬コウライウグイスが出たのかと思ったほどです。


     カシラダカ     写真: キム・ソンヒョン

 大杉にはホオジロ、カシラダカ、カワラヒワがたくさんいました。アオジもいたそうですが私は見落としました。赤い鳥は見えませんでしたが、自然歩道ではアカゲラを間近に見ました。

 特別な鳥がいたわけではありません。しかし、どの鳥もいつもより数が多かったようです。小鳥の春になっているのでしょうか?

ヘビ初認

 林道のそばで今年初めてヘビを見ました。ヘビには詳しくない私ですがあれはシマヘビで間違いないようです。林道のそばの落ち葉が堆積した上をゆっくりと動いていましたが、皆が珍しがって寄って来たので恥ずかしくなって(?)落ち葉の中に頭を突っ込み、しばらくは「頭かくして尻かくさず」の状態でいましたが、しばらくしてゆっくりと落ち葉の中に隠れてしまいました。冬眠から覚めたばかりなのか、今年のアカに汚れていないみずみずしいシマヘビでした。

そのようなときに限ってカメラを持っていませんでした。写真に撮ってNHKに送ったら放送してもらえたはずなのに、、、、残念、残念


  「山眠る」季節も過ぎてそろそろ「山笑う」ときが近づいているようですね。

韓国のクロハゲワシ

2009年02月06日 | 韓国情報
キム・ソンヒョン研究員から届いた情報です

 韓国のキム・ソンヒョン研究員から届いたクロハゲワシの情報です。

 2008年12月19日(金)~20日(土)にクロハゲワシの全国一斉調査が行われました。その結果は下記の通りです。



 少し読みにくいでしょうが観察地の名前と羽数が出ています。ほとんどの方はハングルが読めないでしょうが、中央上に142の数字が見えるところが鉄原(チョロン)です。ここにはタカ長も行ったことがあります。


      クロハゲワシ     写真: キム・ソンヒョン


 この写真はおそらくその鉄原の土橋水源地の土手で撮影されたものだと思います。その土手には多くのクロハゲワシが羽を休めていますが、遠目で見るとビニールのゴミ袋が放り投げてある感じで有り難味がありません。やはりワシタカは飛んでいるのを見るのが一番だと思います。

 さて、その調査の結果ですが、全国で983羽が記録されたそうです。

 2005年の調査では1700羽以上が記録されていますから、今年は少ないようですね。

 タカ長の独断と偏見にもとづく見解では今年のモンゴルは寒さが厳しくないので南下する個体が少ない??

 これは何の根拠もないタカ長の独断です。韓国の詳しい報告書にはそのことが書かれているかも分かりませんが、この調査は韓国の国家予算を使った調査ですから私が簡単に手に入れることは出来ません。

 仕方ないですね。私は韓国に税金を払っていませんから、、、、、、。

巣箱設置

2009年02月04日 | バードウォッチング
オオルリ様向けマンション 全戸完成



 今朝も仲間に手伝ってもらいオオルリ様向けマンションの設置を行いました。これで全7戸が完成して入居を待つばかりになりました。お客様は私たちの苦労も知らないで、今はまだ南の国でバカンスを楽しんでおられるはずです。



 全7戸すべては裏山の沢すじに設置、すべて「オーシャンビュー」ならぬ「渓流ビュー」の高級マンションです。第1号入居者がお出でになるのは何時のことか、今から楽しみにしているところです。

 そのお客さんはまだ東南アジアの国でバカンス中ですよね。タカ長観察地のメイン、ハチクマ様は2月には動き始めるとも聞いていますから、そろそろ日本への帰省準備に入っているはずです。オオルリ様はどうなのでしょうか?



 間もなく観察シーズンの開幕です。この写真は昨秋のハチクマシーズンに撮ったものですが、間もなくこのようなシーンを見ることが出来ます。待ちどおしい1ヶ月ですが、しかし、2月もすぐに過ぎ去っていきます。今春のシーズンにもタカ長観察地においで下さい。

 春の観察は3月1日(日)から始める予定です。

新道を登って

2009年02月03日 | 山歩きから
物好きにも雨の中を歩きました

 今日は裏山歩きの日。この日をねらったように雨予報。その予報も前倒しの感じで、裏山の稜線にたつ前に雨になりました。



 今シーズン拓いた(?)新道には未だブッシュも多くてすっきりと開けた道だとは言いかねる状態です。その上足元にはシッカリと落ち葉が積もっており、歩きやすい道とはお世辞にも言えません。そのような道を登っていつもの水苔池に行きました。



 いつかはトモエガモを見た水苔池ですが、今日は何も見ることは出来ませんでした。雨が水面を打っているだけです。



 皆さんは池とは反対側を注目しています。小鳥の群れが移動しているからです。しかし、どこで見てもシルエットで識別できませんでした。大きさから言えばマヒワかもわかりませんが。

 近くの松ノ木にはキクイタダキの群れがいました。これはシッカリと確認できました。そのほかに確認できたのはヤマガラだけでした。
 それにしても今日の水苔池の周りにはたくさんの鳥がいました。雨の中でも運がよければ多くの鳥に逢えるのですね。

 最近は山遊びに明け暮れている感じのタカ長ですが、お陰さまで体調はよいようです。この調子でタカの渡りの季節を迎える準備をしています。渡り観察が始まると運動不足になるのが悩みのタネですが、あれこれ工夫して対応するつもりです。

渡り観察のことも忘れてはいないのですよ。あと1ヶ月ないのですから、、、、、


気になる木

2009年02月01日 | 山歩きから
大木を求めて、、、、、

 タカ長観察地の宝の山、通称A山を南東方向から見ると、北に伸びる尾根から飛び出したピラミッド型の大木が目につきます。これまであまり気にしていなかった尾根筋ですが、今まで歩いていなかった尾根(私たちは桜尾根と言うことにしています)を歩き始めると、その大木が気になって仕方なくなったのです。

 そこで今朝、急に思い立ってその木を探しに行ってきました。タカ長観察地からは背後の尾根にかぶさってどの木か特定できないのですが、桜尾根のもう一つ東の尾根にあるだろうと予測をたて現地に登ってみたのです。



 その尾根への取り付きははっきりした道がなくて苦労しましたが、尾根に上がればハッキリそれと分かる道が続いていました。その道からは遠くを見通せないので大木の所在が分からなかったのですが、標高400mくらいのところでやっとそれらしいものを見つけました。

 これがその根元の部分です。ほとんど地面に接するところから2本に分かれている杉の木でした。その2本とも幹周りが2mくらいでしょうか、この山では大木と言って良さそうです。



 まわりには杉の木や大きな落葉樹があってその杉の全体像を写真にとることは出来ませんでした。



 日当たりの良い上の部分が茶褐色に見えるのは、花粉症のもとが飛び散る寸前の状態になっているからです。



 上側から見ると幹別れしたところには杉の枯れ枝などがたまっていました。両方あわせれば幹まわり4mと言うことになりますが、もちろんそのような計測の方法はないでしょうから、特別な大木とは言いかねますが、この尾根のシンボル的な存在にはなりそうです。

 この杉の尾根を歩く道を拓けば、今シーズン4本の道を拓いたことになります。タカの渡りの季節までに何とか形をつけたいと考えています。