タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

NHK的な(?)登山

2013年03月21日 | 山歩きから
岡山市の金甲山に登る

このところ雑用が多くて(本当???)、空いた時間を利用して予約投稿をしています。この記事も予約投稿です。



3月19日に金甲山(403m)に登りました。初めての山です。

いつも裏山、いつも県内の山では面白くないので、たまにはこのように県外の山にも行くのです。しかし、そのほとんどは下見なしのぶっつけ本番です。

タカ長としてはあれこれ考えて、出来るだけ良い山に行くよう腐心しているのですが、その山がアタリか外れかは行ってみないと分からないのです。

今回の金甲山は、その面で言えば「アタリ」の山でした。広島から岡山までマイクロバスをチャーターして行ってハズレだったら、メンバーから参加費を集めるのがつらいのですが、、、、、、。

本当はそのようなことがあってはいけないので、一番最初に参加費を徴収しています。(これって余談ですが、、、)

   

天気は最高。しかし、もやっているのか黄砂のためか、遠くの展望は期待できませんでした。

冒頭の軌跡図、歩き始めにスイッチを入れるのを忘れていて、、、、ここの少し下のほうで入れたのかなぁ。タカ長としてはいつものことですからお許しあれ。

実際の登山口は赤い線の上端を上に伸ばしたところにある、車道を示す黄色の線が湾曲したところにあります。

 

都市近郊の低山ですが、その割には豊な自然が残されていて、野鳥の気配も感じられました。登りながらハッキリ見たのはミヤマホオジロ、ルリビタキなどですが、シロハラやウグイスの声はたびたび耳にしました。山頂を意識しないで、鳥を記録するためにゆっくり歩くと面白そうな山でした。

 

金甲山の山頂にはドライブウエイが通じていて、車で簡単に山頂に行くことが出来ます。しかし、それではこの山の良さはほとんど感じられないのではないでしょうか?

深い森をぬけてドライブウエイを横切って行くと、そこには大きな駐車場があり、そこから車道を200m上ると、、、、、

   

大きな展望台に行き着きます。この階段を上がると屋上が展望台になっていました。

展望台からは瀬戸内海の島がたくさん望まれましたが、、、、、、

黄砂のためか、写真に撮っても、クリアな写真は取れないと思いシャッターを切りませんでした。

写真を撮ることは考えないで、空を見ながらゆっくりと弁当を食べました。トビやカラスがたくさん飛んでいましたが、その中で渡り個体らしいノスリとハイタカを見つけて満足しました。



この画像の左のほう、緑の線が低いところにある部分が歩いているところです。右のほう、緑の線が跳ね上がっているのは車で移動していることを意味しています。

そう、登りは歩いて登り、下りは車で下りたのです。帰りに倉敷の美観地区を観光したいと言うリクエストが出てきたからです。

タイトルのNHK的と言うのは、、、、、お分かりでしょう。

タカ長もNHKの山番組が好きで「グレートサミッツ」とか「日本百名山」など見ていますが、どの山もすべて登るところだけが紹介されているだけです。山によっては、このような山をどのようにして下りたのだろうかと、そちらのほうに関心があるタカ長ですが、その関心を満たしてくれることは一度もないのが「NHK的」と言う意味です。

と言うことで、天下のNHKに見習って、タカ長ブログも登るところだけで終わりです。ごめんなさいね。




ベトナム探鳥旅行~13

2013年03月20日 | 旅行のことなど
クロコダイル・レイクでの探鳥

    画像はグーグルアースから借用

先日グーグルアースを見ていたら、まるで私たちが鳥を見ているところを撮られたような画像を見つけました。

階段のところに座っているのがタカカノで、その左に座っているのがタカ長や仲間たち。そして2階にいるのが「ビール飲み隊」の隊長たち。その日の私たちにぴったりの画像です。

   

昨日も紹介した、国立公園の高級車に乗って9km行き、そこから熱帯雨林の、標高差は少ないが、火山岩のような石がたくさんある、多少歩きにくい道を5km歩いてクロコダイル・レイクにつきます。写真には写していませんが、カメラ位置の背後には簡易な宿泊施設があり、私たちが行ったときはこのようなものを干していました。

   

   

その中は土足禁止で、靴を脱いであがることになりますが、この画像の階段の左には小さな机のような板が設置されており、私たちはその前に座り、頬づえをしながら鳥を見ていました。ご覧のようにハンモックもあり、そこに寝っころがって静かな時間を過ごすのも悪くないようです。

この外では多くの鳥を見ることが出来ました。歩くことなく鳥を見ることが出来るのですから、タカ長のような横着もののバーダーには最適な環境と言えます。

   

このように広い、手つかずの自然の中を飛ぶのは、、、、、

   

   

アカガシラサギ、ムラサキサギ、ヒメヤマセミなどの水鳥だけではありません。タカの仲間も飛びます。ミサゴやウオクイワシなど魚を食べるタカが多いのですが、それだけではありませんでした。

   

これはBESRA(ミナミツミ)だと思われます。このあたりではごく普通に見られました。

まだまだたくさんの鳥が飛んでいました。この中にいれば南の国でも暑さ知らず、そこで鳥を楽しむことが出来るのですから、タカ長としては2~3泊して鳥を見たいところです。

宿泊先は三ツ星ホテル以上でないとダメ、と言う人には辛い宿泊施設かも分かりませんが、むかしの山小屋のことを思えば、このそばにあった宿泊施設は立派なものです。

そして何よりここには素晴らしい自然があります。それさえあれば文句は言いません。

グーグルアースを見ると、このクロコダイル・レイクの素晴らしい写真が何枚も紹介されています。その画像を見ているとクロコダイル・レイクの奥に行ってみたくなります。

本当に時間が欲しかったなぁ、、、、。

   

この画像は同行した仲間が撮ったヒメヤマセミです。このヒメヤマセミの大きさは30cmくらい、ヒヨドリかそれよりチョッとだけ大きな鳥を撮るには距離がありすぎました。タカ長のカメラでは手も足も出ません。

これはデジスコ写真なのです。





ベトナム探鳥旅行~12

2013年03月19日 | 旅行のことなど
ナイトサファリに行きましたが、、、、

   

この車がカッティン国立公園唯一(?)の足です。ほかにランドクルーザー型の車を1台見かけましたが、その車はどのように使われているのか分かりません。

トラックに乗客用の椅子をセットしただけのこの車、これに乗ったらお客様は「荷物扱い」みたいなもので、スプリングと言ったものはまったくない感じです。

 

そのためこれに乗ったら、、、、腰にひびく、ひびく、、、、、マッサージなどと言う生易しいものではありませんでした。

この高級車に乗ってクロコダイル・レイクにも行きました。カッティン最初の夜にナイトサファリに行ったのも同じこの車です。

   

○○サファリと言うと、たとえばアフリカの大地でトラやライオンを見に行くツアーを連想しますが、ここカッティンでは鹿や猪ていどです。たまに、、、、ほんとうにたまに、、、、、宝くじで億という大金を当てるくらいの確率で何とか言う珍獣を見ることが出来る、と言うことでした。

もともとくじには弱いタカ長、そのためその珍獣の名前などメモしていません。

宝くじも買わないとあたりません。その珍獣にもこのナイトサファリに参加しないと絶対に見ることが出来ません。そのような意味で言えば、私たちは当たる確率の非常に低いくじを買ったようなものです。

 

    

   

その夜のサファリ、現れた獣は鹿と猪だけでした。そのうち何とか写真に撮れたのは鹿だけです。猪もその気になればこのていどの写真を撮るチャンスはありましたが、、、、、、何もベトナムまで行って猪の写真を撮ることもないでしょう。どうせボケボケの写真しか撮れないのですから、、、、、。

そのサファリのときマーさんが、杭のような木の上に止まっているガマグチヨタカを見つけてくれました。タカ長も見るには見たが、、、、ただ見ただけ、、、、、、消化不良のガマグチヨタカでした。

そもそもヨタカと名がつく鳥を見たことのないタカ長、その鳥だけはじっくり見たかったのですが、私たちのグループだけが参加しているナイトサファリではないので、そのようなわがままは許されませんでした。

インドに行ったとき、サリスカ国立公園でトラを見に行くサファリに参加したことがあります。そのときは、私たちより少し前に出発したグループはトラを見ることが出来たようでしたが、私たちはダメでした。

もともとくじ運の悪いタカ長、このような確率の低いものを当てるようなサファリには縁がないのでしょうね。






ベトナム探鳥旅行11

2013年03月18日 | 旅行のことなど
大きく写せた鳥

カッティン国立公園での探鳥。昨日に続いて、大きく写せた鳥の紹介です。

   

遠くの木に止まって木の実を食べているこの鳥はシロクロサイチョウです。図鑑によるとサイズは69cm。

ガイドのマーさんによると、サイチョウの仲間はベトナムでは南部に行かないと見ることが出来ない、と言うことでした。私たちはこれまでベトナム北部のサパ、タムダオ、クックフォン、バクマなどでマーさんと探鳥をしましたが、もちろんこのときに見たことはありません。

   

私が初めてサイチョウを見たのは2000年3月にインドに行ったときだと思います。深夜ニューデリーのホテルにチェックインした翌朝、そのホテルのすぐ前で見ました。

サイチョウの仲間は、私の図鑑には12種類紹介されています。私たちがインドのホテルの前で見たのは、そのうちのどのサイチョウだったのか失念してしまいましたが、そのときのことだけは良く覚えています。タカ長にとっては「南国の鳥第1号」と言ってよいのかも分かりません。

   

カッティンでは毎朝決まって(?)50羽くらいの群れがゲストハウスの上を飛ぶようです。しかし、私たちは早朝からクロコダイル・レイクに出かけていたり、早朝探鳥に出かけていたのでその群れは見ていません。

体調をくずしてクロコダイル・レイクに行くのをキャンセルして、ゲストハウスの近くで探鳥していた仲間や、早朝探鳥を早めに切りあげてゲストハウスに戻った仲間が観察しています。その話を聞くと、そのサイチョウの出現は毎朝の定期便みたいな感じでした。

このゲストハウスに一週間程度滞在するのなら、早朝の探鳥はゲストハウスの前だけ、と言うことにしてサイチョウの出現を待つのですが、、、、、、現地2泊だけの滞在では何も出来ない感じがしました。

出来ることなら、探鳥旅行にはたくさんの時間を持って行きたいものです。


ベトナム探鳥旅行~10

2013年03月17日 | 旅行のことなど
大きく写せた鳥

カッティン国立公園での探鳥です。

色々な鳥を見ましたが、多くはタカ長カメラの射程外。その中で大きく写せた鳥を紹介して今日の記事にします。

   

   

   

   

   

ご存知コサメビタキです。私たちの感覚ではベトナムまで行って何十枚も撮る鳥ではないように思うのですが、いつまでも逃げないので、連写していたらいつの間にか枚数が増えて、、、帰宅してから削除するのに困りました。

2007年にマレーシアのフレーザーヒルに行ったとき、私たちだけでは鳥が探せないので観光案内所に行きバードガイドを頼んだことがあります。そのときのガイドはK.S.Duraiと言う人でした。私たちがマレーシアで買った「Birds of Fraser's Hill」( Morten Strage著)の作成に協力されたのでしょう、その図鑑に名前が載っており、そのことが彼の自慢でもあったようです。

その図鑑を見せて、巻末に彼のサインをもらっています。

そのことは余談なのですが、そのDuraiさんにガイドされて鳥を見る日、彼が興奮気味に見ることを勧めたのがコサメビタキでした。私たちにとってはそれほどまでして見るほどの鳥ではないと思うのですが、そのことを伝えるほどの英語能力がありません。そのためコサメビタキを見るために貴重な時間を使ったことを思い出しました。

コサメビタキの詳しいことは知らないのですが、この鳥は東南アジアでは私たちが考える以上の珍鳥のようです。

鳥相と言うのか、鳥の様子は国によって違うことは誰でも頭では分かっているはずですが、自分にとっての珍鳥が目の前に現れると、ガイドしている人の国の様子など吹っ飛んでしまうのはマレーシアだけではないようです。ベトナムのマーさんとの探鳥でも似たような経験をしたことがあります。

国により、地域、地方により鳥の相が違うから外国での探鳥が面白いのでしょうね。


不作だったなぁ、、

2013年03月16日 | タカの渡り
天気が安定している今日の土曜日、柳の下に二匹目のドジョウを探しに近くの山に登りましたが、、、、、

今日は不作でした。

土曜日なのに登山者も少ない、小鳥たちの動きも少ない、もちろんお目当てのタカも少ない、そのうえ遠い、、、、、、。

絵になるノスリは1羽も見ませんでした。しいて言えば、、、、この1羽だけが小さなドラマを演出してくれただけです。

   

西方向で帆翔したノスリが南側(逆光になる方向)を一気に流れて行っただけ、それだけです。

   

世界遺産の宮島をバックに飛び、、、、、

   

広島湾の牡蠣いかだをバックに流れ、、、、

   

広島の市街地をバックに飛び、、、、、、この間一度も羽ばたかないで、文字通り流れてゆきました。

今日は気流が悪いのか、高く上がらないで、足もとを一気に流れていくノスリを2羽確認しました。写真に撮るチャンスなしの、足もとの松林のあいだをサッと流れて行くのをチラッと見た感じだけです。

   

   

これは何とか写真に撮れたハイタカです。

ノスリにしろハイタカにしろ、足もとを飛んでくれると、光線的には順光になり、この写真よりもっと黄色っぽい鳥が飛んでいるように見えました。

いつも見ているアングルとま反対なので、見た感じが違うのは当然で、このアングルからタカの写真を撮るためには当然高いところに登る必要があります。

その面では数は少なくても、平素見ることのないタカの背面を見ることが出来たので、それなりに満足しなければならないでしょうが、、、、、

それにしても少し遠すぎました。

何年も前のことですが、県北の山の上でタカを見ていたら、クマタカがすぐ近くを飛んだことを思い出しました。クマタカの背面が見えるアングル、、、、あの広い羽の上に乗せてもらいたいなぁ、と一瞬思ったものです。

あのような幸運、、、、、、、めぐって来ないかなぁ、、、、、、。


今日の裏山~3月15日

2013年03月15日 | 山歩きから
光の春がやってきた?

昨日の寒さから一転して、今日は風もなく暖かい一日でした。

私たちの山グループの健脚組(?)は岩の山として名高い三倉岳に行き、タカ長のようなシルバー組は裏山を歩きました。

チョッとだけ汗をかいて、、、、、そのあと障子岩で1時間の大休憩。風はなく、、、春の光はそそぎ、、、、、そのうえ空気はクリア、、、

   

四国石鎚山系の山なみがはっきり見えました。のどかな瀬戸の海と四国の山が同時に見えることは案外少ないのです。今日は黄砂もPM2.5も飛んでいないのでしょうか?

   

このような日は一日でも山の上にいたい気分ですが、仲間たちがいるのでそのような勝手は許されませんね。

皆でおしゃべりしながら座っていたら、シジュウカラが近くまでやって来ました。

  

この画像はコンデジのノートリ画像です。

少しですがノスリを見ることが出来ました。今日見たノスリはすべて海側を飛んでいました。とすれば、、、、、

 

石鎚山系の上を飛ぶノスリを撮れば絵になる、、、、、と考えたのは何羽か飛んだあとでした。写真に撮るとなると近くを飛んでくれないもので、ファインダーを覗いても鳥らしきものはまったく見えませんでした。

双眼鏡で見つけたノスリが、そろそろ石鎚山系の上に来るころだと決めこんで、何枚かシャッターを押したら1枚だけ写っていました。左上に黒い点が見えるのはゴミではなくてノスリなのです。

昨日は寒くて頭痛を感じたタカ長、今日はそれを取り返すつもりで、太陽の暖かさを全身に感じながら、岩の上でのんびりしました。

ベトナム探鳥旅行~9

2013年03月14日 | 旅行のことなど
カッティン国立公園での滞在は、、、、

   

カッティン国立公園の管理事務所です。ここで宿泊など色々な手続きをしますが、今回はすべて仲間まかせのタカ長は一度もこの中に入っていません。

宿泊はゲストハウスと呼ばれている、アパート式の宿泊棟です。平屋の建物にツインの部屋が5~6室あるのでしょうか。私たちが割り当てられたのは「BEAR」棟で、ツインの部屋が4室(?)と、それよりもう少し大きな部屋がひとつありました。

私たちが部屋はエアコンが故障、天井の扇風機もなく、入り口のドアーのカーテンも締りが悪い、言ってみればハズレの部屋だったのかも分かりません。エアコンはすぐに直してもらったので問題はありませんでしたが、仲間たちの部屋は私たちの部屋よりは良かったように感じました。

何もない田舎の国立公園ですから、町のホテルで滞在するのとは違いますが、2泊してみて感じるのは、これはこれでけっこう快適なゲストハウスである、と言うことでした。

南の国で、日中は30℃超の世界ですが、朝夕は涼しくて、日本の夏のようなむし暑さは感じませんでした。エアコンをかけ続けると寒いくらいで(温度設定が出来るようなエアコンではなかったので、、、)夜半にはスイッチを切りました。それでも熱さを感じることはありませんでした。



 

 

   

何より良かったのは食事に問題がなかったことです。(と言ってもこれだけの食事が一度に出たわけではありませんよ。しかし、いつも「フルコース」の食事でした)

食事は管理事務所の隣にあるレストラン(イエロー・バンブーレストラン)でしますが、このレストランはそのままホーチミンの町に移設しても問題ないもので、料理も田舎くさいものではありませんでした。

ゲストハウスにはベットもあり、バスタブはなくてもシャワーはあります。町のホテルに比べると部屋は劣りますが、何よりここには自然があり、多くの鳥がいます。私たちにはこれだけで十分なので、食事内容に問題がなければ一週間でも10日でも滞在が出来ます。

個人的にはそのような滞在をして、ゆっくりと鳥を見て歩きたかったのですが、今回はたったの2泊だけでした。そのようなツアーだから仕方ないのですが、もし次ぎに行く機会があれば最低でも1週間は滞在したいと考えています。

   

ベトナムの国立公園に行ったのは今回で何ヶ所になるのかなぁ?

タムダオでは豪華なホテルに泊まりましたから、ある面では参考になりませんが、しかし、その時はビンボーな私たちは近くのすすけた食堂で食事をしました。

バクマのゲストハウスは快適な部屋でしたが、おりしも台風が接近中で雨、そのため部屋が湿気ていて、その面では快適とはいえませんでした。しかし、ここでも食事は問題なし。

クックフォンもセンティも問題なし。タカ長たちは山に登るので、昔の山小屋のことを考えたら、自分たちだけの部屋が与えられ、美味しい食事にありつければ、豊な自然の中での滞在はまったく問題にならないのです。

そのようなわけですからタカ長の印象などあまり参考にならないでしょうが、とにかく今回も快適な滞在で、くどいようですがせめて一週間でも滞在したかったくらいです。



 

ベトナム探鳥旅行~8

2013年03月13日 | 旅行のことなど
コウライウグイス

さて、ベトナム探鳥旅行の話です。旅の前半はカッティン(Cat Tien)国立公園での探鳥です。

ベトナムに行くときに参考にしているBirding in Vietnamを見ると、カッティン国立公園は三ツ星(最高ランク)の探鳥地になっています。このサイトで紹介されている15の探鳥地のうち、三ツ星にランクされているのはカッティンを含めて3ヶ所しかありません。他の二つは、今回の旅の後半に行くダラット(Da Lat)と、タカ長たちも行ったことのあるセンティ国立公園です。

センティはハノイを流れるフォン河(紅河)の河口にある国立公園で、主に水鳥を見に行く探鳥地と言えます。今回は野山の鳥を楽しめる三ツ星クラスの探鳥地をめぐるわけですから、その意味では大変贅沢なプラントも言えます。そしてもうひとつ言えば、案内してくださるバードガイドは、ベトナムで最高のマーさんですから、文字通り最高の探鳥旅行と言えます。

  

2月20日、国立公園に着いた私たちは入園の手続きを済ませ、昼食を済ませると早々に探鳥に出かけました。

カッティンの道は一本(?)しかありません。川を渡って左に行くと公園管理事務所や宿泊施設など、右に行くと先日紹介したクロコダイル・レイクに行きます。ここでは前者を左ルート、後者を右ルートと紹介します。

この日は左ルートを、森の再生をしているらしいところの先まで行きました。

   

道はご覧のような舗装道路です。しかし、この国立公園には車は2台しかないようです。本当のところは確認していませんが、ここで車を見たのは2台だけで、その車もいつも動いてはいないので、舗装道路での探鳥と言っても、車に対する注意はほとんど不要です。

ここではたくさんの鳥を見ましたが、今日紹介するのはコウライウグイスです。

   

このような感じですが、もう少しズームアップできます。

   

   

   

写真が悪いのはご容赦して頂くとして、ここで紹介したのは文字通りのコウライウグイスです。コウライウグイスの仲間は他にもいて、今回の探鳥旅行では4種類を見ています。

   

これはそのひとつ、ダラットで見たミナミコウライウグイスだと思います。写真が良くないので確認は難しいでしょうが、図鑑によると嘴の厚さや目の上の黒い部分がコウライウグイスとは違います。

他にはズグロコウライウグイスとヒゴロモを見たということですが、これらの鳥は写真に撮れていないようでした。どちらかと言えば探鳥よりは写真に集中していたタカ長は、帰宅してから「コウライウグイスの仲間は4種見た」とタカカノに言われても、、、、、そのような鳥は見たような見ないような、、、、、はなはだ心もたない状態なのです。

このコウライウグイスは日本で見たことがありませんが、韓国やマレーシアで見たことはあります。韓国では珍鳥と言っても良いのかも分かりませんが、マレーシアでは普通種のようで、マラッカでは邪魔になるくらいいました。

同じ鳥でも居るところによってVIP扱いにされたり、邪魔者にされたり、と言うことですね。








鳥撮りのための山登り

2013年03月12日 | タカの渡り
昨日は38,000歩、25.4km歩きました。そのため今日は「休養日」です。

しかし、休養日だと言っても家で寝ているわけではありません。デジイチを持って近くの山に行きました。

お目当てはノスリです。光った目玉が見えるような写真を撮りたかったのです。

そのような写真を撮るには撮りましたが、、、、、タカ長のウデは未熟、露出補正も適切に出来ません。

ARRCNのメンバーで、すばらしい写真を撮っている台湾のコリー・チェンと、何年か前にプサンで話したことがあります。露出補正をどのようにしているか、そのことを聞いたのですが、彼の返事は「タカの色(特に下面)を見て決めている」と言うことでした。

当たり前のことですが、タカ長とはレベルが違いすぎて、それ以上の話が出来なかったことを思い出しました。タカ長の関心事は「いろはのい」のことなのです。

何個体か近くを飛んでくれたので、高速連写でダッ・ダッ・ダッ・ダッ・、、、、、、。気がつけば500枚くらい撮っていました。もちろんその全部が駄作ですが、それを排除していてはブログの写真がなくなります。そこで写真の質には目をつぶり、ノスリの目が光っているものを何枚か紹介します。

   

   

   

   

画像を縮小したものをアップすると、ノスリの目の様子などは見えないようですが、一応タカ長の目にかなったノスリなのです。

   

朝は高く上がらないで渡ってゆきました。そのためノスリの背面を見ることが出来ました。しかし、写真に撮るのはどのようにするのかよく分かりません。

このようなアングルだと、カメラは背景の山や町にピントを合わせるので、肝心のタカはピンボケになってしまうのです。こんど上手な人に聞いてみることにします。

   

午後になると高く飛んだり、このように遠くを飛び出したので、14時ころ撤収しました。

天気は晴、山頂から大きな風景を見ながら、ノスリが渡ってくるのを待つ。たったそれだけで幸せな気分になりました。