タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

古処山を下りて

2019年04月21日 | 山歩きから
4月21日は予定があるので、軽い話題を「予約投稿」します。

    

4月15日、古処山を下りたあと車道を歩いて帰ったことは紹介しました。

車を置いた本覚寺の駐車場に近いところに蕎麦屋があることは承知していましたが、車道を歩いている時は蕎麦を食べたいとは思っていませんでした。

その蕎麦屋の前を通ったときに見たら「本日休業」のお知らせが掲示されており、、、、、

それを見たとたん蕎麦が食べたくなりました。これって何でしょうか?

タカカノも同じような気持ちだったようなので、駐車場に帰るとすぐにスマホで検索しました。

スマホを使っておられる人には当たり前の、このような行動が、スマホ初心者のタカ長には「チョッと自慢したくなる行動」になるのです。

スマホを買ってすぐのときには、自分がスマホを持っていることも忘れて必要な情報を取ることが出来なかったり、地図で自分の現在地を確認することも出来なかったり、、、、、

とにかく、色々な失敗を重ねて、このようなことが出来るようになったのです。

    

スマホで検索したら3軒の蕎麦屋がヒットして、そのうちの一つ、この「利久庵」に行くことにしました。

電話で営業中であることを確認し、ナビに導かれて秋月の、狭い道の奥にある利久庵に無事到着。

    

玄関ドアを開けると、一瞬、、、、骨董屋の物置に迷い込んだような錯覚をおぼえる、超個性的な店でした。

お客はタカ長たち二人と、ほとんど同時に店に入った地元のご婦人の3名だけです。

山を下りたのが中途半端な時間で、そのまま佐賀市のホテルに直行するには早いし、だからと言ってどこかを観光してゆくには時間が足りないし、、、

というわけで、その蕎麦屋でのんびりと暇つぶしをさせてもらいました。

    

その蕎麦屋に電話したとき「何名で来られるか」と聞かれたのですが、、、、

食事しながらご主人と話して、その意味が分かりました。

ここのご主人はもともと博多織の職人さんで、いいものを作りたいという気持ちと、会社の営業方針が合わなくてその会社を辞め、蕎麦屋をされている、と言うことでしたが、、、、、

その蕎麦も一日5食分しか打たないとか、一元のタカ長たちにはよくわからない店でした。

それにしては椅子の数が多いような、、、、、。

そのような店だから味がまずかった、と思わないでください。いい香りがする美味しい蕎麦でした。

    

店には色々なものが所狭しと置かれており、タカカノが「なんでも鑑定団に出してみたら、、、」と言ったら、

いい値が付きそうなのは、棟方志功のこの版画と、、、、

    

何とかいうこの焼き物くらいだ、と言うことでした。

そのようなものが普通に置かれているのですから、面白い店だと言えそうです。

タカ長はついている、と仲間に言われることがありますが、自分でもそのように思います。

後日紹介しますが、古処山の山頂ではいい人に遭遇して親切にして頂き、、、、

習いおぼえたばかりのスマホ検索では、このような超個性的な蕎麦屋に導かれ、いい旅の思い出を頂きました。

何かしら自分でもよくわかりませんが、とにかく、有難いことですね。




平成最後の花見

2019年04月20日 | 山歩きから
実は、昨日の記事は「予約投稿」で、、、、、

その時私たちは7名で龍頭山(といっても県外の人にはお分かりいただけないかも分かりませんね)を歩いていました。

その龍頭山には山頂近くまで林道が伸びており、タカ長は車で山頂近くまで行き、そこから一息の山頂でタカの渡りを見たこともあります。

しかし、その林道は昨年の雨で被害を受け、今もって一般車両は走ることは出来ません。

そのため昨日はふもとから歩きました。

その道は途中の駐車場に出て、そこからまた尾根に向かって登ることになります。

    

登りはその登山道を歩き山頂に立ちました。

山頂は風があり、寒かったので長居はしないで下山開始。下りは林道を利用しました。

    

その林道のサクラは満開でした。

そのサクラを見たり、山菜を採ったり、足元の花を撮影したりしながら、、、、、

    

先ほどの駐車場まで下りてきました。

そこで昼食タイム、花の下での昼食タイムですから「花見」というわけです。

    

この山には何度も登っていますが、サクラのことを意識して登ったことはありません。

意識していないものは見えないもので、昨日は思わぬかたちで花見をすることになったわけです。

これから月末にかけて山を歩く計画があるので、どこかでサクラを見ることがあるかも分かりませんが、、、

サクラの下で弁当を広げることはないはずですから、昨日が今年最後の「花見」で、、、、

何かにつけて言われるように「平成最後」の花見になるはずです。

    

その花見のメインディッシュ(?)は林道のそばで採ったタラの芽の炒めものです。

わがグループの「山メシ部長」yamakashi君がつくってくれました。

    

山では色々な花が咲き始めていました。

山頂では馬酔木の花しか見ることが出来なかったようですが、標高の低いところは花の季節を迎えていました。

    

夏鳥も来ていました。

タカ長がゲットしたのはコンデジで撮ったこのオオルリだけですが、キビタキやセンダイムシクイの声は確認できました。

これからしばらくは山歩きには最高の季節です。

もちろんタカ長も山に登りますが、色々な予定があって、、、忙しいなぁ、、、、、。





階段、階段また階段

2019年04月19日 | 山歩きから
4月13日は4時に自宅を出発、8時過ぎに英彦山の別所駐車場に着きました。タカカノが協力してくれたので、最初の想定より1時間くらい早く出発できました。

この1時間の差がゆとりある登山を可能にした、と下山後に強く感じました。

英彦山へは表参道を登りました。階段の多い登りとは聞いていましたが、初めての英彦山で、そこが神の山であれば表参道を登るべきだと考えたのです。

    

その表参道ですが、想定以上に階段が多かったです。
タカカノはヒザの状態が十分ではないので、このようなところでも横向きに下りることもあります。

    

そのようなヒザであの山に登り、鬼杉コースを下りようとしているのですから、足の運びには細心の注意が必要なのです。

そのことは本人はもちろんタカ長も認識しているので、このようなところでも歩くコースを細かく指示することになるのです。

    

若いころならこのような階段もど真ん中を直登していたはずです。しかし、この歳になると足腰に問題が無くてもそのようなことは出来ません。

そのため中岳までの所要時間はコースタイムより30分以上オーバーしました。しかし、最初の予定より1時間くらい早く出発したので、そのロスタイム(?)を吸収してくれました。

当たり前のことですが、登山は「早立ち」ですね。

    

    

    

    

    

あちらを向いたりこちらを歩いたり、、、、

真ん中を登ったり縁石の上を歩いたり、とにかく、足腰に負担をかけないように注意しながら登りました。

若い時のようにガンガン登ることができないのですから、このような登山になるのは仕方ありませんね。





山仲間復活?

2019年04月18日 | 山歩きから
    

4月15日に登った古処山の記録です。
この記録が正確とは思えませんが、それにしてもすごい数字が記録されています。
山と渓谷社の「九州百名山」によると、この古処山は「初級者」むきになっており、「家族連れのハイキングに好適」と書かれています。

英彦山に登ったあとタカカノに「明日の古処山は楽勝コース」と話したのはこのような本を読んだからですが、実際に歩いてみると厳しい山でした。そのため、、、、

楽勝コースと聞いていたので心の準備ができていなかった、と何度も嫌味を言われました。
そのような登山の話は後日として、今日は別の話題です。

    

英彦山と古処山で足を使ったので、林道終点の駐車場からは転倒の心配のない車道を下りることにしました。
渓流沿いのコースは前日の雨でぬれており、登りでも足をとられることがあったからです。

    

古処山山系の山を見ながら歩いていると、いつの間にか心は20代になっていました。

私たちは独身時代から一緒に登山をしているので、新緑の山肌を見ながら歩く登山は何回も経験しています。それも容赦のない登山で、彼氏が点数かせぎをするための、チャラチャラした登山ではありませんでした。

そのような登山をしていたので、結婚してからの意識は「女房殿」ではなく「山仲間」というものでした。その感覚は何十年か続いていたように思います。

20年くらい前から仲間たちと山を歩くことが多くなったためか、それとも「本気の登山」をすることが無くなったためか、最近は女房殿を「山仲間」として意識することを忘れていました。

    

今回の英彦山と古処山は、少なくとも私たちには思いのほかきつく、嫌でも「本気の登山」を強いられることになりました。
そのためでしょうか、久しぶりに女房殿を「山仲間」として意識しながら歩くことになりました。
心が20代になった、というのはそのような意味です。

    

そのことを本気で意識したのは林道を歩きながらですが、今回の英彦山や古処山は本気の登山になったので、英彦山を歩いている時からお互いを「山仲間」としていたようです。

タカカノをトップで望雲台に登らせたのはその適性があるからですし、英彦山や古処山を歩くときに、「そこは左側を登れ」とか「もう2メートル行って右におりかえすほうが良い」というような、細かな指示を出したのは、その面ではタカ長のほうがタカカノより一日の長があるからです。

平素は亭主からあれこれ指示されることを嫌うタカカノが素直にタカ長に従ったのは、その時タカカノもまたタカ長を「山仲間」としていたからだと思います。

登山をされている人には普通に登れる英彦山と古処山でしょうが、タカ長たちには「本気の登山」を強いられる山でした。そのため永らく忘れていた青春のころの感覚を思い出すことになりました。

    

下山のときに利用した紅葉谷コースの森です。雰囲気の良い森でした。

このコースを下るほうが良いと教えられたのは山頂で一緒になった地元の登山者からです。

この古処山登山のことは後日話題にするつもりです。



望雲台に登る

2019年04月17日 | 山歩きから
今回の九州行きは短期でしたが中身の濃いモノでした。そのためでしょうか、タカ長の頭の中は「九州ボケ」の状態が続いています。

タカ長の土産話は時系列にそっていません。そのため4月14日スマホから投稿した記事の続きみたいなことから土産話を始めます。

その日の天気予報は悪かったので、山頂部には登らないで山麓を歩くつもりでした。そこでどうしても行きたかったのは高住神社です。そこまで行って、どこか適当なところから引き返すつもりでした。

朝が早かったためか高住神社には参拝者もなく、そのため神社の人から親切な対応を受けました。
その時の話で、「昨日は英彦山の南岳から鬼杉、玉屋神社をへて別所駐車場に帰った」と話したら、、、、

チョッと褒められて、「今日この上の望雲台に登ったら英彦山を制覇したことになる、、、、」と言われ、、、

その甘い言葉にそそのかされて(?)すっかりその気になってしまいました。

    

神社の上の岩だらけの中をしばらく登ってゆくと、望雲台への道が左に分かれます。その道に入るとすぐに目の前にクサリ場が見えてきました。狭い岩の間を登らされ、、、、

    

尾根に出るところまで来ると目の前にピンク色の花。それを撮っていたらタカカノから「登れないのか」と言う声がしました。最後の一歩が難しいのを心配してくれたのでしょう。

    

タカ長は余裕で(?)花の撮影をして、岩壁をトラバースしてタカカノを追って行きます。すると、、、、、

目の前に20メートル(ガイドブックによる)の岩壁が現れました。クサリはありますし、足場も切ってあるので登れそうです。

    

しかし、実際に取りついてみると、その足場も自分の感覚と微妙に違うところがあり、緊張した登りを強いられました。

その壁を登ったら向こう側は断崖絶壁。
望雲と言うからには、八畳岩とは言わないまでも、せめて4畳くらいの平らな岩があるのだろうと勝手に想像していたのですが、その思いは完全に打ち砕かれました。

なんてどこにもありません。正しい日本語を使ってよ、とほざいても何にもなりません。

台の上でコーヒータイムを楽しんでから引き返すつもりだったのですが、それができないのなら空身で来れば良かったと悔やんでも後の祭りです。

    

ここで記念撮影。といってもタカ長は写してもらえません。平素カメラを持たないタカカノにこのような場所でカメラを預けることは不可能です。
タカ長の姿は支柱に写っているだけです。右下は本当に絶壁です。

    

下山も緊張しました。特に下り始めのワンステップ目は緊張しました。このアングルのほうが現場の様子がよくわかるようです。

半分くらい下りたとき、タカカノが後から登ってきた山ガールと話している声が聞こえました。

あ~ぁ、山ガールにタカ長自慢の短足を見られることになったかぁ、などと冗談を言いながら慎重に下りました。このような場所では最後の一歩まで気を抜いてはいけないのです。

      

最初の難所を無事に下りて、岩壁をトラバースしながらもう一つのクサリ場に行きます。
ここを登るときは、下りに苦労するのではないかと感じていましたが、、、、、、

      

ここは案外簡単に下りることが出来ました。20メートルの岩壁を上り下りした後だったので、そのように感じたのかも分かりません。

    

望雲台を無事に下りたあと逆鉾岩の近くで夏鳥を探しながら休憩しました。

加齢とともに平衡感覚がガタ落ちになり、そのうえ平素は箸より重いものを持たない生活をしているので、最近は岩場を避けるような登山をしています。

しかし、そこがおそらく一生に1回の英彦山だったので、そのようなことを言ってはおれませんでした。久しぶりにマジなクサリ場の登りをしました。

終わってみればとても充実した登山、たまにはこのような登山も悪くないようです。

無事帰宅しました

2019年04月16日 | 山歩きから
九州への山旅と野暮用の旅、無事に終わり先ほど帰宅しました。

中身の濃い、充実した旅でしたが、その分、想定以上に疲れました。

これから写真の整理など、まだまだやることがありますが、、、、

とりあえず無事帰宅の報告です。

    

英彦山の表参道です。

石段とは聞いていましたが、それにしても多かったなぁ、、、、、。

    

古処山の登りです。

この登りも想定以上でした。

土産話は色々ありますが、すべてはこれからです。

その前の写真の整理が大変で~す。
   

英彦山から

2019年04月14日 | 携帯から投稿
雨の降る前に英彦山を歩きました。
何処に行ったかは後日のお楽しみです。
久しぶりに岩壁を登りしました。

その後は石炭博物館に行き、それから石炭王の邸宅を見学しました。

忙しい1日、今日も充実した1日でした。