武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生の「あほう迷走中」。 田母神の言い分(第三回)

2008年12月01日 | 国際外交の真実
昨日のフジ報道2001。
「彼らが本気で腹をくくっているとは思えない」自民党の菅義偉'が放った言葉だ。20数名の自民党反麻生グループ(茂木、塩崎、渡辺喜美、世耕)20数名のことについて述べた。彼らが12月中にどういう行動を起こすのか見ておこう。確かに、菅が言うように、腹のくくれる人達ではない。茂木以外は2世議員だが、皆、線が細い。渡辺などは公務員改革の内閣人事局案の決定後に衆人の中、ボロボロ嬉し涙を流していたがみっともない。その肝心の内閣人事局設置は、1週間前に来年度審議に先送りされたと思ったら、先週の金曜日、またまた3年後に延期になったと大臣の甘利が発表していた。つまり没ということだ。官僚帝国の大勝利であった。なぜ、あそこで渡辺が泣いたのかますます意味不明になってしまった。

田原のサンプロ。
竹中平蔵を呼び、小泉・竹中政権は今考えると、とんでもない内閣だったと問い詰めていたが、悪い事は過去の人間になすりつけろということだ。しかし日本のバブル大崩壊を処理したのは小泉竹中だ。財務省も自民党本流も何もできなかった。但し、それ以外の、製造派遣、後期高齢医療、障害者自立支援法、道路公団民営化などは全く欺瞞だった、そして国論を2分した郵政民営化などは法律が成立してから3年経ったが、名前だけは株式会社になったものの、完全民営化なるのに後9年もかかる。そして、肝心の経営権は郵政公社には一切なく、上部にある日本郵政機構という官僚組織が今もって郵政行政を牛耳っている。最近、郵政株の売却凍結が出てきたように、いつでも民営化を逆戻りさせると官僚は企んでいる。そういう意味においては、郵政官僚は自民政権を見放し、民主政権を後押しするかもしれない。
次に、自民党幹事長、軟体動物の顔を持つ男、細田が出てきた。相手は民主の鳩山、切込みが甘いから緊張感がない。
老獪な田原は細田の機嫌をとりながら、ジャブを放っていたが、細田は策士だ。しかし「策士策に溺れる」のごとく、過去の狼少年ぶりの証拠を田原に突きつけられたが、軟体動物は聞く耳持たぬで最後は逆切れしていた。 東大法学部卒、経産省官僚、2世議員の完全三悪型政治家の典型だ。さて、自民党の中川秀直、小池百合子らが、反麻生グループを今週立ち上げるという。
一方、昨日の日曜日、漫画太郎は書店に行き、「直江兼続のことがマンガでわかる本」を手に取り立ち読みしたが、さすがにその場では買わなかった。後で秘書にでも買わせるのだろう。大人は、漫画で分かる本などというものは初めから手に取ることなどしないものだ。今、テレビで「麻生実行中」のCMが流れているが、「あほう、迷走中」と変えたほうがいいのではないか。

昨日述べた横浜市大の替え玉事件について、島から連絡が入り、桜田門の話によると、あれは単なる替え玉事件ではなく、背後には中国の工作機関が動いているという。場所は中国人が住む横浜中華街、工作機関が手配した替え玉が代わりにテストを受けた。その目的は、中国人留学生に日本の大学を卒業させ、対日本工作員として育てるのだという。つまり中国のスパイ養成である。こういう事例は日本の主要大学で行なわれており、中国の対日工作を将来本格化させる戦略だという。日本は厳に警戒すべきだ。 つまり不正による勉学と卒業はさせないということだ。2回も停学になった中国人留学生は退学が当然だ。
我々の税金を使って不正卒業の中国人スパイを育てるなど言語道断だ。

(第三回)
田母神俊雄・前幕僚長は11月末、産経新聞の野口裕之氏のインタビューに対して心境を語った。大事な部分を抜粋し、論評したい。
(なお、本ページの主張は、憲法改正、国防軍の創設、総理大臣は靖国に参拝するのは当然だという立場である)

11月11日の参議院委員会で参考人招致されたが。
(田母神) 「国会で私の意見を正々堂々と述べようと思っていた。しかし、民主党の北沢委員長は私が話す前から発言を制限した。 だったら何のために私を呼んだのか。私から発言を引き出して政府や防衛相を攻撃する格好だった。 言論の自由を掲げる立法府とメディアがそろって異なる意見を封じ込めようとした。 立法府とメディアの自殺行為ではなかったでしょうか」
(じゅうめい) まず、発言を制限したのは自民党だ。 田母神の独演を防止する為に、浜田防衛大臣と外務大臣を同席させ浜田が睨みを効かせたのだ。 テレビ公開、衆人監視の中で、田母神は自由に発言すればよかった。 その時点で田母神は民間人だから憲法で保障された言論の自由を謳歌すべきであった。 それをせずに女々しいことを言うのは見苦しい。 国会に来る前に、自民党筋から余計な発言はするなと釘を刺されていたと漏れ聞こえてくる。 民主党は発言の制限を加える意味がない。そもそも参考人招致は民主党の要求で野党が多数を占める参院で行われた。 衆院は自民党が開催を拒否した。1時間半の時間の中で、田母神は本音を言うべきであった。しかしながら田母神は事務的な受け答えに終始するのみであった。
☆各党の対応をどう見たか。
(田母神) 「野党は政府を攻撃したいだけで、日本の国益がどれだけ損なわれようと知ったことはないといった風だった。国益が党利党略の犠牲になるのはいかがなものでしょうか。民主党の鳩山幹事長は、私やアパグループの元谷外志雄との会食を中座したように言っていますが、まったくのウソですね。鳩山さんと相当の時間、楽しく懇談させていただいた。自民党も「左」に寄ってしまった。日本に保守政党がなくなる」
(じゅうめい) まず田母神の論文は稚拙だ。 そういう低レベルの論文で日本を正当化しようとしても、単に矮小化するだけだ。 それは日本の国益にはならない。
また、この問題の本質は、空自の大将が政府公式見解に異議を唱える論文を公に発表したということだ。 昔風に言えば上官反抗罪、国家反逆罪だ。 憲法文民統制違反、自衛隊法服務規程違反である。 これを許せば自衛隊のクーデターにつながる。
(次回続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする