京都家裁の書記官・広田照彦(35)が振り込み詐欺主犯だった事件。
裁判所書記官の信じられない犯罪。
その事件とは、振り込め詐欺に利用されたことにより凍結された銀行口座を再び使えるようにするため、裁判所書記官の立場を利用して、民事の判決文を偽造した京都家裁書記官・広田照彦(京都市伏見区伯耆町)が逮捕された。
埼玉銀行に開設された口座が、振込み詐欺に使用されたため、凍結されていた。
書記官の広田は今年9月、京都地裁が民事訴訟で言い渡したように装った判決文を偽造した。 埼玉地裁をはじめ、札幌、東京地裁や大阪府内の簡易裁判所など6ヶ所に送られていた。いずれも埼玉地裁熊谷支部に送られた判決と同じ原告名で、それぞれの口座から合計1千万円以上の現金が引き出された。
判決文は、別の書記官が作成したように見せかけ。判決書には京都地裁の正式な公印が使われ、広田が無断で押印したものだという。判決の内容は、この口座の名義人に債務の支払いを命じ、凍結の解除を要請したものになっていた。
判決文を郵送で受け取った埼玉地裁熊谷支部は、それに従い、口座の凍結解除を命令した。その後、広田は口座から数百万円を引き出し自分の口座に入れ替えた。
ところが判決を出した京都地裁に対して、埼玉地裁から問い合わせがあり、判決文の偽造が発覚したという。
35歳の働き盛りで裁判所書記官の地位を失い、懲戒免職になるのは当然だが、 裁判所書記官という立場の人間が、このような悪質な犯罪を行なうとは絶句だ。
★
昨日の田原のサンプロ。
麻生に批判的な渡辺喜美、世耕に対して田原は問い質していたが、この二人は自民党という大きな池に棲む金魚みたいなもので、池の主である真鯉、緋鯉の尾っぽで一発やられれば青息吐息になる2世議員だ。渡辺などはストレートに物を言う方だが、もう一つ迫力がない。世耕は良識派であり、頭も切れ弁も立つが線が細い参議員だ。塩崎、茂木は派閥に押さえられ番組に出なかった。
さて田原は、解散をしないのは自民党の党利党略でけしからん風のことを言っていたが、党利党略があるのは当然で、人間の思惑で政治は動いている以上、それに文句を言ってもあまり意味がない。問題は、党利党略ではなく私利私欲の場合だ。権力の座にいる訳が国家経営の為ではなく、私利私欲の為だとすると、それは亡国の政治だ。今の麻生自民党はまさにそういう姿ではないのか。
だから、解散から逃げる、二次補正も逃げる、そして2兆円給付は「ばらまきではなく、景気対策の種まきだ」などと強弁するに至っては、「あほう総理」は漢字の意味が分かって言っているのかと疑いたくなる、我が国の「薄らばか総理」。
☆
続いて、田原の番組でトヨタの話が出て、ある経済評論家が、「派遣労働者を切るのは合法だ。ルールにも違反していない。それがなぜ悪く言われるのか分からない。問題は首を切った後の雇用対策がないということ」と述べていたが、違和感が残った。
合法だから何をやってもいいと聞こえるが、そういう言い方をするなら、それを非合法にすればいい。つまり4年前に小泉政権が強行採決した労働者製造派遣法は間違っていた。だから元に戻して「製造派遣」を法律違反にすることだ。
それが出来る方法は、自民党政治を壊滅させることだ。選挙で自民党には票を入れない。3Kと言われる製造現場に人を派遣して、忙しい時は20万円そこそこで人間を使用し、ボーナスは払わない、社会保障費は払わない。景気が悪くなれば簡単に首を切る。つまり人間をコスト調節弁にする、こんなことが現代社会で許される訳がない。
☆
朝日と読売の12月7日の世論調査が出た。
もはや麻生自民党の崩壊だ。 麻生タイタニック号は大きく傾き、救命ボートを海に投げ出す混乱状況になってきた。
麻生内閣の支持率は朝日が22%、読売が20%となり、11月初めの前回調査(40%)から半減。
不支持率は朝日が64%、読売が66%で25%跳ね上がった。 また麻生太郎と小沢一郎のどちらが首相にふさわしいかでも、麻生は前回より21%減って29%に落ち込み、小沢の36%を下回った。 政党支持率では、自民27%(マイナス5%)と低下し、民主の28%(プラス4%)に逆転された。さらに、次期衆院選での投票先では、民主が40%、自民24%となり、民主が自民に大きく差をつけた。
給付金を含む二次補正案の提出を来年1月に先送りしたことについて、「納得できない」60%、「納得できる」23%を大きく引き離した。
漫画太郎のこれまでの仕事ぶりの評価を聞くと、「期待外れだ」が最も多く44%、次に多いのは「もともと期待していない」が40%で、84%が「早く辞めてくれ」 ということだった。 この状態で年明けの国会に麻生太郎は耐えられるのか。
★
ミシュランの星。
中国が香港で、「1国2制度」をとっているのは中国の内政問題だから、どうでもいいが、分からないのは、先の北京オリンピックで、中国とは別に香港という別個のナショナルチームがあったのは理解できなかった。
さて、政治体制の話は置いといて、東京に次ぎ、アジアで2番目になるミシュランが香港で出た。 香港の評価は、最高の「三つ星」が1店のみ。東京の9店に遠く及ばず、グルメを自任する香港人から、「欧米人に地元の味は分からない」 と反発が上がっているそうな。 覆面調査員が昨年末から1万5千軒を訪れた。その結果、香港での三つ星はフォーシーズンズホテルの広東料理店「龍景軒」のみ。一つ星、二つ星も含めた星付きレストランも22店にとどまった。 香港紙は、「欧米人の味覚で選ぶのは不公平だ」 と批判している。
一方、香港の英字紙は、2009年版で173店が星付きに選ばれた東京と比べ、香港は、「味は標準以下でサービスが悪い。 しかし値段は高額な店が多すぎる」と指摘している。 香港のレストランに行くと、テーブルの下にエビとかカニを食べた残骸を口からぺっぺと吐き出すのが中国人だから、まずそれを止めたらどうかと言うのは余計なお世話か。
(ムラマサ、鋭く一閃)
裁判所書記官の信じられない犯罪。
その事件とは、振り込め詐欺に利用されたことにより凍結された銀行口座を再び使えるようにするため、裁判所書記官の立場を利用して、民事の判決文を偽造した京都家裁書記官・広田照彦(京都市伏見区伯耆町)が逮捕された。
埼玉銀行に開設された口座が、振込み詐欺に使用されたため、凍結されていた。
書記官の広田は今年9月、京都地裁が民事訴訟で言い渡したように装った判決文を偽造した。 埼玉地裁をはじめ、札幌、東京地裁や大阪府内の簡易裁判所など6ヶ所に送られていた。いずれも埼玉地裁熊谷支部に送られた判決と同じ原告名で、それぞれの口座から合計1千万円以上の現金が引き出された。
判決文は、別の書記官が作成したように見せかけ。判決書には京都地裁の正式な公印が使われ、広田が無断で押印したものだという。判決の内容は、この口座の名義人に債務の支払いを命じ、凍結の解除を要請したものになっていた。
判決文を郵送で受け取った埼玉地裁熊谷支部は、それに従い、口座の凍結解除を命令した。その後、広田は口座から数百万円を引き出し自分の口座に入れ替えた。
ところが判決を出した京都地裁に対して、埼玉地裁から問い合わせがあり、判決文の偽造が発覚したという。
35歳の働き盛りで裁判所書記官の地位を失い、懲戒免職になるのは当然だが、 裁判所書記官という立場の人間が、このような悪質な犯罪を行なうとは絶句だ。
★
昨日の田原のサンプロ。
麻生に批判的な渡辺喜美、世耕に対して田原は問い質していたが、この二人は自民党という大きな池に棲む金魚みたいなもので、池の主である真鯉、緋鯉の尾っぽで一発やられれば青息吐息になる2世議員だ。渡辺などはストレートに物を言う方だが、もう一つ迫力がない。世耕は良識派であり、頭も切れ弁も立つが線が細い参議員だ。塩崎、茂木は派閥に押さえられ番組に出なかった。
さて田原は、解散をしないのは自民党の党利党略でけしからん風のことを言っていたが、党利党略があるのは当然で、人間の思惑で政治は動いている以上、それに文句を言ってもあまり意味がない。問題は、党利党略ではなく私利私欲の場合だ。権力の座にいる訳が国家経営の為ではなく、私利私欲の為だとすると、それは亡国の政治だ。今の麻生自民党はまさにそういう姿ではないのか。
だから、解散から逃げる、二次補正も逃げる、そして2兆円給付は「ばらまきではなく、景気対策の種まきだ」などと強弁するに至っては、「あほう総理」は漢字の意味が分かって言っているのかと疑いたくなる、我が国の「薄らばか総理」。
☆
続いて、田原の番組でトヨタの話が出て、ある経済評論家が、「派遣労働者を切るのは合法だ。ルールにも違反していない。それがなぜ悪く言われるのか分からない。問題は首を切った後の雇用対策がないということ」と述べていたが、違和感が残った。
合法だから何をやってもいいと聞こえるが、そういう言い方をするなら、それを非合法にすればいい。つまり4年前に小泉政権が強行採決した労働者製造派遣法は間違っていた。だから元に戻して「製造派遣」を法律違反にすることだ。
それが出来る方法は、自民党政治を壊滅させることだ。選挙で自民党には票を入れない。3Kと言われる製造現場に人を派遣して、忙しい時は20万円そこそこで人間を使用し、ボーナスは払わない、社会保障費は払わない。景気が悪くなれば簡単に首を切る。つまり人間をコスト調節弁にする、こんなことが現代社会で許される訳がない。
☆
朝日と読売の12月7日の世論調査が出た。
もはや麻生自民党の崩壊だ。 麻生タイタニック号は大きく傾き、救命ボートを海に投げ出す混乱状況になってきた。
麻生内閣の支持率は朝日が22%、読売が20%となり、11月初めの前回調査(40%)から半減。
不支持率は朝日が64%、読売が66%で25%跳ね上がった。 また麻生太郎と小沢一郎のどちらが首相にふさわしいかでも、麻生は前回より21%減って29%に落ち込み、小沢の36%を下回った。 政党支持率では、自民27%(マイナス5%)と低下し、民主の28%(プラス4%)に逆転された。さらに、次期衆院選での投票先では、民主が40%、自民24%となり、民主が自民に大きく差をつけた。
給付金を含む二次補正案の提出を来年1月に先送りしたことについて、「納得できない」60%、「納得できる」23%を大きく引き離した。
漫画太郎のこれまでの仕事ぶりの評価を聞くと、「期待外れだ」が最も多く44%、次に多いのは「もともと期待していない」が40%で、84%が「早く辞めてくれ」 ということだった。 この状態で年明けの国会に麻生太郎は耐えられるのか。
★
ミシュランの星。
中国が香港で、「1国2制度」をとっているのは中国の内政問題だから、どうでもいいが、分からないのは、先の北京オリンピックで、中国とは別に香港という別個のナショナルチームがあったのは理解できなかった。
さて、政治体制の話は置いといて、東京に次ぎ、アジアで2番目になるミシュランが香港で出た。 香港の評価は、最高の「三つ星」が1店のみ。東京の9店に遠く及ばず、グルメを自任する香港人から、「欧米人に地元の味は分からない」 と反発が上がっているそうな。 覆面調査員が昨年末から1万5千軒を訪れた。その結果、香港での三つ星はフォーシーズンズホテルの広東料理店「龍景軒」のみ。一つ星、二つ星も含めた星付きレストランも22店にとどまった。 香港紙は、「欧米人の味覚で選ぶのは不公平だ」 と批判している。
一方、香港の英字紙は、2009年版で173店が星付きに選ばれた東京と比べ、香港は、「味は標準以下でサービスが悪い。 しかし値段は高額な店が多すぎる」と指摘している。 香港のレストランに行くと、テーブルの下にエビとかカニを食べた残骸を口からぺっぺと吐き出すのが中国人だから、まずそれを止めたらどうかと言うのは余計なお世話か。
(ムラマサ、鋭く一閃)