武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の落日。 韓国の嘆き。 田母神の言い分。

2008年12月03日 | 国際外交の真実
麻生太郎。
先の小沢との党首討論を境に、今、自民党内では「麻生見切り」が進行している。つまり漫画太郎はお飾りにもならない、余計なことを言わず、黙っていろという雰囲気になっているそうな。KYとは漢字読めないという意味だったとは、言葉で勝負する政治家にとって致命的に素質不良で、日頃漫画本を公用車にうず高く積んでいる麻生の正体が露わになったと陰から聞こえてくる。
本来なら倒閣だが、それに踏み込めないほど自民党は崖っぷちに立っている。
さて官邸では、「もう、いい加減にしろ」と、官邸の若手記者の突っ込みにぶち切れた漫画太郎。自民党は道路公共工事に限定した1兆円を地方に交付(金)すると決定したが、漫画太郎は1兆円を交付(税)として自由に使える財源を地方に配分したいと抵抗した。しかし谷垣禎一にそれは呑めませんと冷たく突き放された。また、自民党は「社会保障費、医療費2200億円の削減凍結」と「公共事業費の3%削減凍結」を3年間実施することで総務会が昨日決定し、小泉、安倍、福田内閣の閣議決定を破棄するという。考えてみれば、医療費削減凍結は民主のエース長妻昭が訴えていたものだが、いっそ長妻昭に総理になってもらった方が早いのではないのか。

官邸若手記者のぶら下がり会見で、麻生の評判が悪い。筋者らしく口をひん曲げ、斜に構えて相手を威嚇し、揚げ足をとろうと待ち構え、矛盾を突かれると逆切れする。そして都合が悪くなると、プイと横を向いて立ち去ってしまうのだ。

小沢の麻生追い落としの秘策は、郵政民営化を進める「郵政株売却凍結法案」を衆院で採決することだ。参院では既に可決済みであるが、衆院では自民に棚晒しにされている状態だ。 民主は金融強化法案の採決に応じることを条件に郵政株凍結法案を自民に採決させる考えだ。官邸は衆院で否決する方針だが、自民党で賛成に回る議員が出るかどうか、波乱の要素になってきた。
中川秀直グループの民営化派と凍結派のせめぎ合いと、次期総選挙での郵政票の争奪戦もからみ、にわかに風雲急を告げてきた。
この民営化凍結が焦点になってきたのも、小泉さんの引退声明が早すぎたからで、もはや小泉さんは亡き者と同じで、自民党の守旧派は邸内に土足で乱入し乱暴狼藉だ。 義のなき者は浅ましい。

新卒者の内定取り消し問題。
11月12月になって、今さら就職内定を取り消されても行く所がない大学や高校の新卒者。それが企業の業績不振だとしても、上場企業の場合、社会的責任は大きい。
今回取り消された学卒者は不動産関係だったが、他の就職先があったにも関わらず、その内定を決めて秋も深まり取り消しとは無責任だ。こういう企業は社名を公表し、来年の企業情報として学生に知らしめなければならない。

権哲賢・駐日韓国大使。
「お忍び」で韓国へ今、一時帰国している。
駐日大使が理由なく帰国するのは問題だとして韓国で波紋が広がっている。
何でも、権大使は駐日大使でいるよりも、韓国国内の政治舞台に復帰することを望んでいるという。今年4月の総選挙でハンナラ党の公認からはずされ、駐日大使に任命されたが、着任した直後から、「日本は私がいるべき場所ではない」 と語り、韓国政界への未練を持っているという。 また、竹島問題で韓国へ一時帰国した際には韓国国会で、「日本は島国根性」 といった発言をしたことになっているが、そこで演説した本当の内容は、「日本に攻め入り、日本を占領せよ」 というものだったから、さすがに反日の韓国といえども秘密会にして、かん口令を敷いた。

韓国のグーグル。
韓国政府の強い要請で韓国に作ったR&D(研究開発)センターは、「ハイテク技術の為の人材養成」という本来の目的を実現できないでいると韓国は不満を言う。
韓国政府は2006年にグーグルのR&Dセンター誘致に成功した際、「国内の理工系学生を採用してもらえば、教育訓練費の名目で総額8000万円を支援する」 と発表した。ところが2年が過ぎた今に至るまで、実際に支援が行われたのは2500万円で、新規採用が一向に進んでいないという。韓国グーグルには130人が勤務しているが、研究開発のための教育は行なわれていないとグーグルを批判している。日本のグーグルR&Dがモバイルに特化したサービスを開発したのと比べると、非常に不満だと韓国は言う。
たった8000万円の支援金で韓国の新卒学生にグーグルのテクノロジーを勉強させてくれと言う方が、無知蒙昧の徒だろう。 グーグルは博士級の科学者、エンジニアの集合体ではあっても、学校ではない。 結果的に千億円、1兆円レベルの金額を儲ける企業だが、金銭的利益だけを追求する目的の企業ではない。 さらに、たった8000万円を援助するから何とかしろと言うのは、例えて言えば、トヨタ自動車にハイブリッドの先端技術を8000万円で教えろと言うようなものだ。

(第五回)
田母神俊雄・前幕僚長は11月末、産経新聞の野口裕之氏のインタビューに対して心境を語った。大事な部分を抜粋し、論評したい。
(なお、本ページの主張は、憲法改正、国防軍の創設、総理大臣は靖国に参拝するのは当然だという立場である)
☆ 監察などによって自衛官の言動に対する監視が強まっているが。
(田母神) 「私の一件をきっかけに、防衛省が自衛官の思想信条について政府見解に合致しているかをチェックするのだとしたら、それは軍隊を精神的に解体することだ。自衛隊の士気を下げ、中国や北朝鮮は大歓迎する。軍隊は、自分の命がかかればかかるほど、使命感がなければ動けなくなる。使命感とは、この国の為に命をかけることが正しいんだという気持ちがないと軍は動けない。その根本には愛国心がある」。(じゅうめい)これは田母神の言う通りだ。 例え、自衛官といえども、各個人の内部にまで立ち入り思想信条のチェックをする必要はない。全く意味がない。愛国心は大事だ。
☆ 田母神氏の発言をとらえて、すぐ「戦前は軍が暴走した」となるが。
(田母神) 「そういう人たちは日本人、つまり、自分自身が信用できない人なのではないか。あるいは、文民統制に自信がないのかも。 徹底的に非核3原則を堅持すべきだという意見もあっていい。だけど民主主義だったら核武装すべきだという意見もあっていい。核兵器を持たない国は、核兵器を持った国の意思に従属させられることになりかねない」。
(じゅうめい) まず戦前の日本は民主国家ではない。選挙権は多額納税者に限られており、女性の選挙権はなかった。そういう環境の中、戦前の日本において2・26事件、5・15事件という軍部クーデターが2回起こっている。 自衛隊(軍隊)の暴走をチェックするのは当然だ。
☆核問題では、北朝鮮に振り回されているが。
(田母神)  「北朝鮮が核兵器を持ちたがる理由は、1発でも米国に届く核ミサイルを持てば、北朝鮮を武力で制圧するのは、できなくなるからだ。そういった核兵器についての基本が、日本では議論されたことがない。核兵器を持つ意思を示すだけで、核抑止力はぐんと向上する。逆に、はじめから持たないと言っただけで、核抑止力は格段に低下するといったことが政治の場で理解されていない」
(じゅうめい) 核武装の論議はやるべきだ。 しかし、もはや核武装をする時代ではない。核武装は50年前の政治軍事思想だ。 核武装するメリットより不利益の方が圧倒的に大きい。 そして現実的には、日米安保条約(日米軍事同盟)の下、米軍の核の傘によって日本は守られている。 ロシアは核弾頭3000発、中国は1500発所有している。 中国は更に量産しているらしいが、この核兵器拡散は、将来、自分で自分の首を絞めることになるだろう。 例えば、中国の核管理体制では管理ミスの自爆もありうる。 そうなれば、四川大地震以上の大災害をもたらすだろう。
(次回に続く)
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