武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

郵政とオリックスの黒い霧

2009年02月07日 | 世界の旅
ハマコーこと浜田幸一。
80歳の老体に厳しい冬だ。
週刊・文春がスクープした。現・浜田防衛大臣の親父であるハマコーが、今年1月に千葉地裁で破産宣告を受けていた。4億円7千万円の連帯保証人になっていたが、この貸主から連帯保証人のハマコーに対して「債権者による破産申し立て」をされ、破産したという。
債権者による破産申し立てというのは、ハマコーの財産隠しを防ぎ、残った財産を強制的に差押しようとするものだ。何でも浜田幸一が、モンゴルの投資にからんでクレセントという会社の保証人になっていたため、4億7千万円の借金を背負ったという。 息子の防衛大臣よ,進退をどうする。後顧の憂い無くと、軍人は言うが。

山下夏君。
「わたし、強いよね」けなげな表情で、きりっと言った。
7歳の長野県飯田市の小学校1年生。しかし病気のために、まだ学校には行ったことはない。でもアメリカに行ったら、英語を勉強するんだと目を輝かした。
50万人に1人という難病の拘束型心筋症という心臓の病気、治療は米国での心臓移植しかないという。山下夏君を支援する募金が、目標額の1億8千万円に達した。そして昨日2月6日、入院中の東京女子医大から米国カリフォルニアのUCLAメディカルセンターへ渡米した。まず移植待機リストに登録してドナー提供を待つ。 日本の法律は、15歳未満の子供は臓器移植が認められていないため、海外で移植手術を受けるしか方法はない。日本国内での小児の臓器移植を、「年齢に関係なく、臓器移植が可能な制度に変えてほしい」と父親は訴えた。
山下夏君、君の為に祈ろう、心臓ドナーが見つかって移植手術が成功するように、そして元気な大人になって、強い君を見たい。

オリックスと日本郵政の深い闇。
悪い奴らは今頃、額を突き合せて善後策を相談しているだろう。まずこの名前を出そう、リクルートコスモス。これは大手不動産のコスモスイニシアの旧社名。リクルートグループの不動産会社として設立された。リクルート事件では政界汚職で有名になった。リクルート事件とは1988年、リクルート・コスモス(現 コスモスイニシア)社未公開株を、中曽根康弘、竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎、渡辺美智雄など大物政治家に、店頭公開前に譲渡していたことが発覚した。90人を超える政治家がこの株の譲渡を受け、森喜朗は約1億円の売却益を得ていたとされる。東京地検特捜部は、1989年、政界と官僚ルートの文部省・労働省・NTTの4ルートで江副浩正リクルート会長(東大卒)ら贈賄側と藤波孝生・官房長官ら収賄側計12人を起訴、全員の有罪が確定した。だが、政治家は自民党では藤波議員ただ一人、そして公明党の池田克也議員が在宅起訴されただけで、中曽根や竹下をはじめ大物政治家は誰一人立件されなかった。藤波孝生(早稲田大学卒)は中曽根康弘(東大法学部卒)の右腕と言われ、将来の総理大臣と嘱望されていた。その後、裁判活動に精力を費やしたが、有罪が確定し2007年不遇の内に亡くなった。
さて話が少し逸れた。 本題に戻そう。「レッドスロープ」 なる聞いたことのない不動産会社。この名前を国民新党のある代議士から聞いた時、奇妙な印象を持った。レッドロブスター? 違うな。赤いスロープ・・赤い坂・・赤坂。政治と金と高級クラブ、ホテルと女。一般客は金輪際、立ち寄りもできない高級料亭が軒を重ねる欲望の街。この物語にはぴったりの街だ。
昨日、国会で日本郵政の社長・西川善文は明らかにした。日本郵政は2008年2月からメリルリンチ証券をコンサルタントに使っており、月1千万円のコンサルタント料を払い、今まで合計1億2千万円を払った。そしてそれには驚くべきカラクリがあった。そのカラクリとは、オリックスのバックにはメリルリンチが存在していたのだ。200億円の出資者としてオリックスのバックについていた。つまり、日本郵政の内部情報がオリックスに全部筒抜けになっていた。そして同時に、その金融情報がメリルリンチを通じて米国へ流されていたということになる。日本郵政とオリックスと米国のインサイダー取引。さてさて煮詰まってきたようだ。一方、「レッドスロープ」という不動産会社は、日本郵政から千円で買った、「沖縄はえばるレクセンター」を4800万円で東急リバプルへ転売した。また1万円で日本郵政から買った「かんぽの宿・鳥取岩井」を6千万円で医療法人に売却した。たった半年で転売してボロ儲けしていた構図。「レッドスロープ」という不動産会社は、どのくらい大きい会社なのか。そしてその内容は? 不動産免許取得日が平成19年3月9日の個人会社。日本郵政が株式会社になる前の総務省・郵政省時代に行なった「かんぽの宿」一括売却の公示は平成19年2月末だから、その時点でレッドスロープ(赤坂)という会社は存在すらしていなかった。 レッドスロープの社長名義は田島安希彦という人だが、問題が発覚するや、どこかに雲隠れしてしまった。レッドスロープ社がある銀座7丁目の事務所を訪問すると、雑居ビルの小さな一室であり、鍵がかかっており誰もいなかった。この田島安希彦(東大法学部卒)は「右脳速読、読むな見ろ」の著者だ。
そしてさらに急浮上してきたのは、スポーツ文化施設の「世田谷レクセンター」。当初、日本郵政の売却案に入っていたのだが、途中でなぜか売買から消えてしまった不思議さ。一等地の世田谷に7500坪の土地を保有し、テニスコートが21面もある。安く見て坪単価60万円、最低でも合計45億円になる物件だという。しかし最終入札段階にきて、その世田谷レクが売買対象からはずされた。つまりその意味は、入札妨害のダミーとして使われた形跡がある。他の入札者を妨害するための、オリックスと日本郵政の密室のインサイダー取引であった疑惑。そして目玉は、埼玉・新都心にある「ラフレさいたま」という超豪華な保養施設にある。その建設価格は286億円(土地66億円、建物220億円)であったが、それをたった16億円でオリックスに捨て売りする計画であったのだ。さて、レッドスロープに関しては「リーテック」と「コスモスイニシア」と絡む興味深い事実があるが、郵政とオリックスの黒い霧第三弾は近く放つ。 さてさて問題は、最近、巨悪権力に首根っこをつかまれている東京地検特捜部が動くかどうか。それとも巨悪の守護神の検察か。
じゅうめい、赤坂の街で低く口笛を吹く。
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