麻生太郎。
次々に明らかになる麻生内閣の悲惨な戦い、その盟友であった中川昭一の心の病、恐らく麻生太郎も同じ病根を内包しているのではないか。切磋琢磨ではなく、世襲という軌条の上を押し流されてきた脆弱さ。このまま9月10日の任期満了まで麻生政権を延命させるのか。もしそうであれば、この日本には、まともな政治家はいないことになる。4兆8千億円の二次補正の内容は、2兆円給付金の愚策と高速料金値下げ分の5千億円、土日休日だけ乗用車千円乗り放題という、どこかの安売り店並みだが、この値下げは2年間だけの期限付きだ。 たった2年間の為に5250円のETC車載器の購入補助費までつけるというのは、何という税金の無駄使いだが、そのカラクリは日本高速機構、ETC普及協会、ETC料金収受機構などなどの国交省役人の天下り先を喜ばせるだけの愚策だ。今となっては、後期高齢医療制度は隅に追いやられ、年金不正は時間稼ぎの忘却の彼方となり、障害者と母子家庭の弱者に対する冷たい仕打ちは、利権にならないものに対する官僚の仕事放棄であり怠慢だ。リーマンショック以降、日本年金運用機構の官僚は年金投資に失敗し、分かっただけで5兆8千億円という給付金の3倍近い損失を出している。官僚帝国とそれにぶら下がる自民党の猿たち。
☆
さて、麻生太郎は昨日、オバマに会うために日本を発ち、ワシントンDCへ向かった。権力の何の正統性も持っていない麻生太郎が、総理面して何を話してくるのか。逆にオバマはオバマで、麻生太郎の足元を見て、日本に金を約束させるだろう。オバマにとって24日というのは、就任後初めて連邦議会で演説する重要な日である。 その時間を割いて、なぜ麻生太郎と会おうとしたのか。 日本側の強引な要請により会談をすることになったが、会う時間はお昼で、オバマとの会食はない。 ヒラリーのお土産はオバマと麻生の会談セットであり、その見返りに日本は金を出せということだ。 またヒラリーは先週、中曽根との間で、米軍再編のロードマップを明記した沖縄米海兵隊グアム移転協定に署名した。その協定は覚書ではなく、国際条約の形を取った。 つまり日本は、しばりにかけられたということだ。
★
韓国。
ソマリア沖の海賊対策に海軍を派遣する韓国が、日本に海上自衛隊から給油を受けられないか打診してきたという。日本は、それを拒否したのは当然だ。
韓国は、駆逐艦、「文武大王」をソマリアに派遣するが、「給油支援をしてくれ」と日本側に打診した。 そしてそれを受け入れた浜田防衛大臣が、韓国への給油を政府部内で提案したが、「海賊と関係ない」 として認められなかった。 自己破産したハマコーという父親を持つ男が、日本の防衛大臣をしている。 父親の破産を防げない息子が日本の国を防ぐことなどできようか。まして、韓国軍は竹島で日本に銃口を向けて、「日本を叩き潰せ」 と叫んでいるのだ。 また駐日韓国大使の権という人は、韓国国会で、日本に軍事侵攻し日本を占領せよと演説をぶった人間だ。
★
キャノン。
我々の税金を補助金として貰いながら、脱税という不正に加担していた御手洗富士夫の闇。従業員わずか十数人の会社である「大光」が、ゼネコン最大手の「鹿島」を手玉に取り裏金をせびっていた。脱税をした大賀規久も悪人だが、違法会計処理と脱税を行なった鹿島の社長も同罪だ。所得隠しの総額は約34億円に上る。背景に存在したのは「財界総理」の御手洗富士夫。キヤノン会長で、日本経団連会長だ。「金を持ってこい。持ってこないなら、次のキャノンの工事はないぞ」。鹿島が大分のキヤノン工場造成の工事を受注した際、こんな電話が頻繁にかかってきた。電話の主は、大光社長の大賀規久。鹿島はその都度、大賀の要求に応じて裏金を運び続けた。一方、大賀規久は、頻繁に鹿島を怒鳴りつけた。「この見積書では駄目だ。もっと値段を上げて持ってこい」と言われ「これ以上は高すぎるのでは」と鹿島が言うと、「次の工事はないぞ」と大賀から怒鳴られた。仕方なく、要求通りにかさ上げした見積書を提出すると、キヤノンに承認された。そして竣工式では、「最前列に、鹿島の本社社長らと並んで、大賀が陣取っていた。下請けが上席に座るなんてありえない」。「キヤノンは昔から大林組と決まっていた。そこに鹿島が割って入るためには、大賀の力を借りるしかなかった」。大賀は御手洗富士夫と大分県の同郷の幼なじみで、極めて親密な関係だった。御手洗の叔父でキヤノン創業者の毅氏と、大賀の父親は親友。御手洗富士夫は、大賀の実兄と大分県立佐伯鶴城高校の同級生だった。規久の実兄はキヤノンに勤務したことがあり、大賀の長男もキヤノンに勤めている。 大賀が率いる大光グループ3社の資本金の総額は、約1億円という小企業だが、この3社はキヤノン関連工事を多数受注していた。キヤノン関連は51億円に上り、95%の売り上げを占めた。 「オレがキヤノンの窓口だ」と大賀は威張り、工事を受注したい建設業者の多くは、口利きを求めて大賀参りを行なった。大賀が御手洗富士夫を高級車で送迎する姿も度々目撃されている。「大賀は御手洗さんの秘書。御手洗さんも大賀さんのことを(のり)と呼んでいた。大賀に逆らえばキヤノンの仕事が吹っ飛ぶと言われ、逆らうことはできなかった」。大賀規久は県警OBも数人雇用し、今回の逮捕者の中にも県警OBが含まれている。さらに国税OBの税理士も雇った。この税理士は、熊本国税局長にまで上り詰めて退官したが、その後も国税庁に影響力を持ち、大賀の会社で監査役を務めた。大物税理士を監査役に迎えることで、脱税工作を行なった疑いが濃厚だ。経団連の御手洗富士夫、政治家、警察、国税庁にかかる黒い霧。
★
井脇ノブ子、自民党の衆院議員(比例近畿)。
ピンクの服を着た小泉チルドレンと言った方が分かるだろう。 何やら「事業の失敗」により、3億4千万円に上る不明朗な会計処理が行われていたという。 自身の財団の事業の失敗による損失を自身の学校側に肩代わりさせる一方、財団の帳簿にはこれを記載せずに簿外で処理していた。 また、学園には、国、静岡県、和歌山県から公的融資が投入され、その残高は7億円以上に上る。 小泉劇場の役者たちは、今年の総選挙で生き残れるか。 そして井脇は昨23日、大阪府庁で記者会見を行ない、「議員として失敗したと思っております」と述べたが、議員辞職については否定した。
日本は世襲総理によって沈没していくのか。
(ムラマサ、鋭く斬る)
次々に明らかになる麻生内閣の悲惨な戦い、その盟友であった中川昭一の心の病、恐らく麻生太郎も同じ病根を内包しているのではないか。切磋琢磨ではなく、世襲という軌条の上を押し流されてきた脆弱さ。このまま9月10日の任期満了まで麻生政権を延命させるのか。もしそうであれば、この日本には、まともな政治家はいないことになる。4兆8千億円の二次補正の内容は、2兆円給付金の愚策と高速料金値下げ分の5千億円、土日休日だけ乗用車千円乗り放題という、どこかの安売り店並みだが、この値下げは2年間だけの期限付きだ。 たった2年間の為に5250円のETC車載器の購入補助費までつけるというのは、何という税金の無駄使いだが、そのカラクリは日本高速機構、ETC普及協会、ETC料金収受機構などなどの国交省役人の天下り先を喜ばせるだけの愚策だ。今となっては、後期高齢医療制度は隅に追いやられ、年金不正は時間稼ぎの忘却の彼方となり、障害者と母子家庭の弱者に対する冷たい仕打ちは、利権にならないものに対する官僚の仕事放棄であり怠慢だ。リーマンショック以降、日本年金運用機構の官僚は年金投資に失敗し、分かっただけで5兆8千億円という給付金の3倍近い損失を出している。官僚帝国とそれにぶら下がる自民党の猿たち。
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さて、麻生太郎は昨日、オバマに会うために日本を発ち、ワシントンDCへ向かった。権力の何の正統性も持っていない麻生太郎が、総理面して何を話してくるのか。逆にオバマはオバマで、麻生太郎の足元を見て、日本に金を約束させるだろう。オバマにとって24日というのは、就任後初めて連邦議会で演説する重要な日である。 その時間を割いて、なぜ麻生太郎と会おうとしたのか。 日本側の強引な要請により会談をすることになったが、会う時間はお昼で、オバマとの会食はない。 ヒラリーのお土産はオバマと麻生の会談セットであり、その見返りに日本は金を出せということだ。 またヒラリーは先週、中曽根との間で、米軍再編のロードマップを明記した沖縄米海兵隊グアム移転協定に署名した。その協定は覚書ではなく、国際条約の形を取った。 つまり日本は、しばりにかけられたということだ。
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韓国。
ソマリア沖の海賊対策に海軍を派遣する韓国が、日本に海上自衛隊から給油を受けられないか打診してきたという。日本は、それを拒否したのは当然だ。
韓国は、駆逐艦、「文武大王」をソマリアに派遣するが、「給油支援をしてくれ」と日本側に打診した。 そしてそれを受け入れた浜田防衛大臣が、韓国への給油を政府部内で提案したが、「海賊と関係ない」 として認められなかった。 自己破産したハマコーという父親を持つ男が、日本の防衛大臣をしている。 父親の破産を防げない息子が日本の国を防ぐことなどできようか。まして、韓国軍は竹島で日本に銃口を向けて、「日本を叩き潰せ」 と叫んでいるのだ。 また駐日韓国大使の権という人は、韓国国会で、日本に軍事侵攻し日本を占領せよと演説をぶった人間だ。
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キャノン。
我々の税金を補助金として貰いながら、脱税という不正に加担していた御手洗富士夫の闇。従業員わずか十数人の会社である「大光」が、ゼネコン最大手の「鹿島」を手玉に取り裏金をせびっていた。脱税をした大賀規久も悪人だが、違法会計処理と脱税を行なった鹿島の社長も同罪だ。所得隠しの総額は約34億円に上る。背景に存在したのは「財界総理」の御手洗富士夫。キヤノン会長で、日本経団連会長だ。「金を持ってこい。持ってこないなら、次のキャノンの工事はないぞ」。鹿島が大分のキヤノン工場造成の工事を受注した際、こんな電話が頻繁にかかってきた。電話の主は、大光社長の大賀規久。鹿島はその都度、大賀の要求に応じて裏金を運び続けた。一方、大賀規久は、頻繁に鹿島を怒鳴りつけた。「この見積書では駄目だ。もっと値段を上げて持ってこい」と言われ「これ以上は高すぎるのでは」と鹿島が言うと、「次の工事はないぞ」と大賀から怒鳴られた。仕方なく、要求通りにかさ上げした見積書を提出すると、キヤノンに承認された。そして竣工式では、「最前列に、鹿島の本社社長らと並んで、大賀が陣取っていた。下請けが上席に座るなんてありえない」。「キヤノンは昔から大林組と決まっていた。そこに鹿島が割って入るためには、大賀の力を借りるしかなかった」。大賀は御手洗富士夫と大分県の同郷の幼なじみで、極めて親密な関係だった。御手洗の叔父でキヤノン創業者の毅氏と、大賀の父親は親友。御手洗富士夫は、大賀の実兄と大分県立佐伯鶴城高校の同級生だった。規久の実兄はキヤノンに勤務したことがあり、大賀の長男もキヤノンに勤めている。 大賀が率いる大光グループ3社の資本金の総額は、約1億円という小企業だが、この3社はキヤノン関連工事を多数受注していた。キヤノン関連は51億円に上り、95%の売り上げを占めた。 「オレがキヤノンの窓口だ」と大賀は威張り、工事を受注したい建設業者の多くは、口利きを求めて大賀参りを行なった。大賀が御手洗富士夫を高級車で送迎する姿も度々目撃されている。「大賀は御手洗さんの秘書。御手洗さんも大賀さんのことを(のり)と呼んでいた。大賀に逆らえばキヤノンの仕事が吹っ飛ぶと言われ、逆らうことはできなかった」。大賀規久は県警OBも数人雇用し、今回の逮捕者の中にも県警OBが含まれている。さらに国税OBの税理士も雇った。この税理士は、熊本国税局長にまで上り詰めて退官したが、その後も国税庁に影響力を持ち、大賀の会社で監査役を務めた。大物税理士を監査役に迎えることで、脱税工作を行なった疑いが濃厚だ。経団連の御手洗富士夫、政治家、警察、国税庁にかかる黒い霧。
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井脇ノブ子、自民党の衆院議員(比例近畿)。
ピンクの服を着た小泉チルドレンと言った方が分かるだろう。 何やら「事業の失敗」により、3億4千万円に上る不明朗な会計処理が行われていたという。 自身の財団の事業の失敗による損失を自身の学校側に肩代わりさせる一方、財団の帳簿にはこれを記載せずに簿外で処理していた。 また、学園には、国、静岡県、和歌山県から公的融資が投入され、その残高は7億円以上に上る。 小泉劇場の役者たちは、今年の総選挙で生き残れるか。 そして井脇は昨23日、大阪府庁で記者会見を行ない、「議員として失敗したと思っております」と述べたが、議員辞職については否定した。
日本は世襲総理によって沈没していくのか。
(ムラマサ、鋭く斬る)