武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

マーフィーの法則。 日本の武士道。

2009年02月23日 | 人生の意味
マーフィーの法則。
昨日千葉で、小沢一郎は遂に麻生太郎を指して「問責」に値すると発言した。それを知ってか知らずか麻生太郎は、青森で、「二次補正を停滞させている民主党に政権を任せられるか」とダミ声を上げ、そして定額給付金を「定額補給金」と言い間違えたのは驚かないが、さらに新聞を批判し始めたのは故・佐藤栄作総理の末期に似ている。先に小沢は3月解散、4月投票と断言した。囲碁でいえば布石を打ち、いざ決戦の狼煙か。さて、ここ一週間、メディアは中川昭一で朝から晩まで明け暮れた。へたなお笑いより面白いから、そうするのだろうが、中川昭一は真ッ裸にされ、天下に恥をさらされて、これから10年は人前に出られない。酒を飲んだか飲まなかったかを問われ、「ごっくんしませんでした」という幼児言葉で答弁したのは国会の品位を汚すものだ。さて、今夜、麻生はワシントンDCへ飛ぶ。昨年の10月に総理大臣に就任以来、麻生太郎を観察していると面白いことに気が付いた。彼には、「マーフィーの法則」が当てはまる。つまり失敗しまいとして全精力を傾けても、「必ず失敗するボタンを押す」という恐ろしい法則がある。それを「マーフィーの法則」と人は呼ぶ。リーマンショック、10月冒頭解散を逃す、中山国交大臣の更迭、日銀総裁の不同意、2兆円給付金の愚策、漢字読めない総理、医師はバカ発言、派遣切り派遣村騒動、渡辺喜美造反、谷公士人事院総裁の反乱、郵政のブレ発言、小泉侮辱発言、小泉爆弾炸裂、中川昭一辞任、世界最悪の日本経済などなど。このマーフィーの法則にはまってしまった麻生太郎は、次々と「必ず間違いのボタン」を押し続けることになる。次の間違いのボタンは何か。麻生太郎の悲劇か喜劇か。お楽しみはこれからだ。

「ヒラリーが来て1週間後に、日米首脳会談をやるなんて、思ってもみなかった」という声が出ているように、今回の会談は時間を十分にかけて準備した訳ではない。共同声明などの発表や会食は予定されておらず、夫人も同行しないという。また、マーフィーのボタンを押すことになる麻生さん。
★昨日の田原のサンプロ(2・22)
与謝野馨が、したり顔で何かを喋っていたが、間違いだらけだった。今週、行なわれているアジア金融会議はチェンマイでなく、プーケットだ。与謝野の代理で出席しているのは政務次官ではなく政務官だ。与謝野自身が行っても良かったが、月曜日に国会があるからと弁解したが、当の麻生太郎はワシントンへ行って25日までには帰ってこない。言う事は71歳の半病人の戯言だった。そして、場を取り繕う為か、「実は、世界は日本を評価している。それはバブルの処理がうまく行って日本の企業は立ち直っているから」と与謝野は自慢げに喋り始めたが、オバマは日本を悪い見本として、「日本の失われた10年のように、米国もなっていいのか」と日本をバッドサンプルとして米国民に対する説得材料に使っている。そもそも、日本の大企業が派遣切りを行い、1兆円単位の内部留保を懐に入れて離さないのは、日本の官僚と政治家を信用していないからだ。それを指して、「日本の勝利」だと与謝野は舌なめずりしながら言ったのはトンチンカンの極みだ。
★田原の後半は、「日本の拠って立つところ」というテーマで櫻井よしこ女史、西部邁、中谷巌、姜尚中という面々を集めてフリートークをやった。
在日韓国人の姜尚中以外の3人は、日本の拠って立つ所として、武士道精神を挙げた。中谷は、日本は欧米、中国と異なり階級社会ではないと述べていたが、日本も厳然として昔から今も階級社会である。ただ欧米とアジアと質が違うだけだ。士農工商という身分制度が江戸時代に厳として存在し、武士は切り捨て御免の特権を持っていた。それは一つの象徴であるが、故・司馬遼太郎の研究では、武士階級は圧倒的に農民、町民から尊敬されていた。なぜなら文字の読み書きができ、学問に明るいことは当然に尊崇の対象だったが、同時に武士階級は礼を重んじ、所作作法に絶対的な価値基準を置いた故に、町民階級から絶対的な尊敬を受けたと司馬先生は、かつて語られたことがあった。武士道の美学、それは理の上に情と義理を重ね、その典型が赤穂浪士の仇討ちに見る、人間の筋の通し方ではなかったか。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)
コメント
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