★菅直人、仙谷、枝野。
この三人には、国家経営の政治的覚悟がない。
だから言い訳に終始し、綺麗ごとを口から垂れ流し、時には権高になり、時には泣き言を吐く。しかも鳩山と同じように「思い」という言葉を多用するが、「誠意」という言葉は使わない。
野党時代の鋭い牙は影を潜め、マグマの熱い奔流が今や、冷えた溶岩のように気味の悪い姿に変容してしまった、三人の冴えない顔、顔、顔。
菅直人は2007年7月、参院選で敗北して、ねじれ国会を招いた当時の総理、安倍晋三に対し、「国民の審判と矛盾する行動は理解できない」として退陣を求めた。
そして仙谷は、麻生太郎の2009年2月の予算委員会、世論調査で総理辞任を求める声が39%あったことを出し、「国民にとっては極めて不幸だ。総辞職をせよ、そして野党に政権を渡して選挙をするべき」と自民党を攻めた。
枝野は選挙直前のテレビ討論会で、自民の茂木と(みんなの党)の江田に対し、「ゲスのかんぐり」と言い放ったが、それは傲慢そのものだった。
枝野もまだ若いのだから、菅直人に慰留されたからではなく、自ら幹事長を辞任するのが政治家の道だ。また這い上がって来ればいい。
★世論調査。
昨晩、7月13日に発表された読売の世論調査では、菅内閣の支持率が前回45%から38%へと急落した。また不支持率は39%から52%へと急上昇。
つまり、ラムダ下降に入った。
議論をしない菅直人、マニフェストのヤルヤル詐欺、少女マンガを読みふけるキャミソール着た国家戦略大臣、小林千代美を辞職させずに無駄な経費を発生させ、10月まで議員空白区を作った欺瞞。たった1日早く辞職していれば7・11の参院選で同時投票できた。国民から「駄目」を突きつけられた千葉景子を法務大臣に居座らせる愚行。つまり政治センスがない。
ますます目がトロンと夢遊病者に近くなってきた我が国の総理大臣、おいおい、誰かドクターストップをかけてやれ。
★千葉景子。
国民から「ノー」を突きつけられた法務大臣が、その職に居座るという。
日本は法治国家として体をなしていないのではないか。まるで法無大臣。
それならば、7月末の国会で、千葉景子の問責決議案を参院で可決すればいい。
★ドン亀。
ドン亀の豹変。国民新党は、参院で民主党との統一会派を解消するという。
要するに、沈みゆくカン・タイタニック号から退避、舛添党の2名と合流し、計5名の新会派を作るということ。
ドン亀は、「国民新党らしさを出す。民主党と一緒では戦えない」と、言い放った。ところが、民主党との連立を離脱しないというから、意味不明。
★シー・シェパード(SS)のベスーンとワトソン(国際指名手配中)。
これが国際関係というか国際交渉の現実だ。
ベスーンは東京地裁で傷害罪、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けたが、執行猶予を得たことにより、7月10日、ニュージーランドに飛行機で帰国した。 ところがベスーンは帰国するや、「日本の捕鯨を妨害する為に、SS活動は決してやめない」と宣言した。
SS代表のワトソンは「ベスーンの除名は、法廷戦術だった」としてベスーンの除名を撤回した。東京地裁は、執行猶予の理由として、ベスーンがSS反捕鯨活動に参加しないと明言したことを受け、釈放したのだが。
あのベスーンの顔付きを見れば分かるが、スキンヘッドの頭に、ハイエナのように狡猾そうな目、自己主張のためには、他人の言うことなど聴く耳持たぬという傲慢なタイプのニュージーランダー。
このように、お人好しの日本人は、世界で食い物にされる。
(ムラマサ、鋭く斬る)