★1970年代まで、社会の矛盾や正義、理想やあるべき未来について、熱く語る若者は珍しくもなかったが、1980年を過ぎてから、耳にすることもなくなった。時は過ぎ、自分の耕した畑の畝の上に、夏の日暮れが訪れるのを、ぼんやり眺めていた時にふと、一匹の蝉のかすれた鳴き声が聞こえてきた。もはや蝉時雨という言葉は死語になったかのような日本の情景。
明日の為にではなく、今、ここに生きているという重さと軽さ、そこには正義も矛盾もなく、あるのは自然の息吹と自己の存在であり、朽ちてのち、また緑の芽を出す生命力の凄みであった。
★菅直人。
昨日の総理会見を聴いた。一言でいえば、覚悟がない。
1ヶ月ほど前には公約だと言いながら、党首選では消費税を語らないと述べた。
野党の意見に謙虚に耳を傾けると言いながら、先の国会では強行採決10発。解散は考えていないのは、今、総選挙をやれば民主党は半減の150議席しか取れない。つまり国民の信がない政権は浮揚できない。
国会議員を大幅に削減すると言うが、政党交付金、歳費、そして企業、団体、組合からの政治献金の禁止をまず考えたらどうか。議員数の大幅カットというのは、瞬間的には素晴らしく聞こえるが、その実、少数支配の横暴政治になる危険性がある。
★民主党の党首選。
菅直人よ、口から綺麗ごとを垂れ流すのではなく、本当の国家経営を考えたらどうか。民主党の党首選を9月14日にするというのは、けしからん。
国民の生活重視と口では言いながら、それまで秋の国会は開かない。
本ページは何度か指摘したが、本来ならば8月中には党首選を行い、遅くても9月1日から国会を開き、仕事をしなければならない。この前は2日で総理を代えた癖に、民主党というのは亡国の政治をやって恥じない。
秋だというのに国会を休んでいれば、恐らく、緊急の問題が突発的に発生し、大変な事になるぞ。本ページは警告する。
★前原誠司と奥さん。
市川海老蔵と小林麻央の結婚披露宴に出席するため、民主党の総会を欠席した。「総会が決まる前に結婚式の招待状をいただいた。当初から決まっていた予定を優先させた」と前原誠司。
前原よ、お前は国会議員であり、しかも大臣だろう。百歩譲って、1時間、披露宴に出たら、その後は総会に駆けつけるべき。お前の歳費は我々の税金だぞ。
さらに、高速道路の無料化の完全実施について、事実上、断念した。
民主党、今日もヤルヤル詐欺、全開中。
★丹羽宇一郎・中国大使(元・伊藤忠社長)。
丹羽は、「民主党の農家補償なんていうのは本当に愚策だ」と述べ、菅直人を批判した。本ページも全く同感。米を作らなければ年間1兆円出すという民主党は狂っている。
一方、丹羽は大使館員が中国のホステス・クラブに出入りすることを禁止するという。北京の日本大使館は2006年、中国公安からハニートラップを仕掛けられ、上海総領事館の日本人職員が外交機密を漏らすよう強要され、自殺する事件が発生したことがある。丹羽は、「中国ではハニートラップ、スパイや盗聴が常態的に起きている」。
君子危うきに近寄らず。
★茨城空港と中国。
危ない中国。
7月28日、中国・上海の格安航空会社「春秋航空」が茨城にやって来た。
茨城−上海間の運賃4000円をブチ上げたものの、来日した社長は、「無理」と宣言。これが中国式ですから、皆さん、ご注意。
春秋航空についての日本人駐在員の評価は、「数時間の遅れは当たり前。機内食や飲み物は市価の2倍で販売、機内は改造して座席を増やした分、すごく狭い」。
さらに、「シートベルトのサインが消えるや、中国人CAがハンドマイク片手にセールスを始める。それが終わると上海万博のチョコ、土産品、電化製品の販売を大きい声で延々と続ける。ようやく静かになったかと思うと到着。機内は常にうるさく寝られない」。
★南太平洋のトンガ王国。
アフガニスタンに今年、トンガ兵士を派遣し、米軍やNATOの国際部隊(ISAF)の軍事作戦に参加させることを決めたという。トンガ政府が派遣に応じたのはトンガ経済が停滞している為で、雇用対策だという。
アフガンでは英軍の指揮下に置かれ、英国がトンガ軍の費用を負担する。最初の1年間の経費は250万ポンド(約3億4千万円)以上とされる。
雇用の為に派兵するということは、外国人傭兵部隊ということだが、果たしてその報酬はトンガにとってプラスなのかマイナスなのか。イラク・アフガン帰りの兵士は精神に傷を負うというが。
★汚染米。
食用に偽装して転売したとして、豊田通商に行政処分が出される。輸入米入札への指名停止3ヶ月。 おいおい3ヶ月じゃなく、3年停止だ。この輸入米(MA)は我々の税金で買っているのだぞ。
約5千トンの汚染米は、豊田通商、双日、伊藤忠商事、丸紅などの大手商社が輸入していた。問題は、検疫でカビが発見されていながら、税関は輸入を認め、商社は返品せず、市場に流したという事は、汚染米の食品転売を狙ったものといわれても弁解のしようがない。大蔵省・税関の不正、農水省の杜撰なチェック、そして商社のあくどい商法、豊田、双日、CI、丸紅は今日も反省の色無し。
(ムラマサ、鋭く斬る)