★そのまんま東と口蹄疫。
口蹄疫を発症していない、ある牛農家の最後の種馬がついに殺処分された。
これについて、宮崎知事の東は次のように心境を語った。
「僕の力不足で山田・農水大臣の意固地を動かせず、このような結果(6頭殺処分)になったことに対して心からお詫びしたい。
殺処分を拒否すれば、今後の国の復興支援や交付税にも影響が出る。いわば復興支援を人質とした山田・農水大臣のやり方は姑息で卑劣だが、「法」や「権力」を振りかざされると、やはり宮崎県は屈せざるを得なかった。本当に悔しい。日本はこのままでは絶対に駄目になる。
山田大臣の良識と人間性の問題である。「殺処分さえすればそれでいいのか?」。(宮崎知事の東の言葉から)
さて東よ、民主党政治というのは非人間的だ。権力を笠に問答無用の政治をやって恥じない。先週、東が農水省を訪れ、大臣の山田に面会したとき、山田は横柄な態度で席を立たずに、東にアゴで挨拶していたことを我々は見た。東は頭をテーブルにぶつけるようにして腰を曲げ、分厚い書類を差し出し、大臣に陳情していたが、山田大臣の居丈高な態度は許しがたいものを覚えた。
東よ、もはや知事を辞める時ではないか。国難にあって国政に立て、そして民主党と戦う。
★みんなの党の渡辺喜美。
落選した千葉景子を法務大臣として菅直人が続投させたことを、「常識では考えられない。落選した人が居座るのは言語道断」と批判し、法務大臣の問責決議案に同調すると明言した。
落選した政治家が大臣を、しかも法務大臣の続投だというのだから、菅直人は狂っているのではないか。
★中井洽。
国家公安委員長の中井が6月21日、相撲協会の武蔵川理事長と「料亭で密会した」と週刊文春がスクープしたことについて、中井は「事実ではない」と否定した。しかし刑事、民事の法的な措置については、「しない」という。
否定しておきながら、何のアクションも起こさないというのは、事実を肯定したことと同じだ。民主党というのは虚偽と騙しの政党ではないか。
★「オバマは社会主義者だ」。
米国では昨年来、そんなセリフの批判が続いているそうな。
一方、善悪は別にして、主要欧州、つまりドイツ、英国、フランスとその周辺国は、実質的に社会主義国だ。つまり社会保障は完璧に充実している。その代わりに所得税は50%も持っていかれる。但し、生活費(食料費、住宅費、交通費)が安いから大多数の人々にとって大きな不満はない。さらにドイツの労働者は夏休みを30日取るのが法律で義務付けされている。皆が休めば困る? そこはローテーションを組み、皆が納得して夏休みをエンジョイする。もちろん有給です。
さて米国へ戻って、最近の世論調査では、米国民の52%が「オバマ政権は社会主義」と回答した。米国人が社会主義者と言ったときには、それは「駄目な奴」と同義語になる。米国のインテリは語る、「米国で社会主義者を名乗るのは大変危険だ。就職では差別を受けるし、就職できても、(実は社会主義者です)と明かせばきっと職を失う」。
米国社会は、言ってみれば弱肉強食だから、欧州型の村社会とは全く異なる。
その原型は、西部を幌馬車で開拓し、インディアンの土地を奪いながら町を作っていった自尊自立のプラグマ精神ではないだろうか。
(ムラマサ、鋭く斬る)