武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

福島原発、マーフィーの法則。 飯館村の悲劇。

2011年04月01日 | 人生の意味

★マーフィーの法則。

本ページはこの言葉を麻生太郎によく使ったが、これは民主党にも当てはまるようだ。マーフィーの法則とは様々な解釈があるが、本ページの解釈は「危機的状況にあって、その危機を脱出しようとする試みは、ことごとく失敗する」。

つまりワルあがきをすればするほど、ド壷にはまる。

前に読んだ本で、確かNASAの宇宙飛行士の訓練で、危機的状況を演出し、飛行士に危機脱出の指示を与えたところ、通常では考えられないミスを連発したという。

その教訓から、「フェ−ルセーフ」が強化された。

つまり機器やシステムは必ず故障する。その復旧作業は誰にでもできるようなシーケンスにしなければならぬ、ということ。

平たく言えば、「バカでもチョンでもできる」。

今の福島原発はマーフィーの法則(murphy`s law)にずっぽりだ。

 

★福島県飯舘村。

本ページはかねてから日本の人命対応を苦々しく思っていた。

本人の自己責任で陥った生命の危機に、官僚とメディアは大騒ぎして助け出そうとする演出をするが、飯館村の村民3千数百名の生命は見て見ぬふりだ。

欧米の対応は日本とは真逆だと言っておこう。

さて、国際機関「IAEA」の独自調査によれば、福島飯館村の土壌から高濃度の放射性物質が検出され、この数値は即非難の対象だとする。飯館村では、IAEAの避難基準の2倍近い放射能を測定したそうな。
ところが、経産省・保安院は31日、「避難の必要はない」。

保安院の西山英彦は「各地で計測される放射線量が下がっている。落ち着いて考えれば大丈夫だ」。

心頭滅却すれば火もまた涼し、心おだやかにすれば放射能も感じぬ、ということか。ついに禅の精神だな。喝〜ッ。 

 

★米国の原子力規制委員会(NRC)。

過去に米国NRCは、原発事故のシミュレーションを行ったことがあるという。

福島原発1〜5号機と同じ米国GEの沸騰水型「マークI」を想定した。

それによると、停電開始後5時間で「燃料が露出」、5時間半後に「燃料は485度に達し、水素発生」、6時間後に「メルトダウン開始」、8時間半後に「格納容器損壊」という結果だった。

一方、日本の原子力安全委員会は1990年、「長期間にわたる電源喪失は、ありえない。そういうトラブルを懸念する必要はない」。

米国の科学的シミュレーションが正しければ、今の福島原発はメルトダウン状態だ。

一方、原発反対の核専門家は、「爆発は99%ない」と分析している。その理由は核爆弾に比較して原発は爆発する構造から遠く、核燃料の量が爆弾に比較して少ないのだという。

しかしこれで安心は出来ない。原発の最大のトラブルはメルトダウンなのだから。

 

★米軍の放射能専門部隊「CBIRF」。

140人を日本に派遣するという。

そしてフランス・アレバ、20人の放射能専門家が日本に到着した。

官邸に入って、菅直人の代わりに陣頭指揮を執ってくれ。

 

★大連立。

民主党と自民党が大連立に向けて動き始めた。

東日本の復興対策を契機に大接近だ。

つまり5兆円、10兆円の復興資金の分け前を自民党にもよこせということだな。

まあ、やってみれ。

 

(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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