★臨界。
ウランやプルトニウムの核分裂が始まることを「臨界」と呼ぶ。
それが福島原発で再び始まった、それを「再臨界」と呼ぶ。
なぜ再臨界と判断したのか、その理由は、福島県ではヨウ素の濃度が減らず、むしろ増えてきている。すでにトラブルから４週間以上が経ち、ヨウ素の半減期８日の３．５倍に達したのに、減らないまま増えている。
さらに東電発表で、驚くべき、ある放射能が検出された。それはタービン建屋の地下水を分析した結果、新種の放射能が検出された。
その名称はクロル３８。別名、塩素３８、ガンマー線を出す。
クロル３８の検出は、「再臨界」が起きたという証拠なのだ。
そして核燃料棒についていえば、ジルコニウム金属の被覆菅は、すでに全部溶けて棒という形状を留めていない、と見るのが科学的態度だ。
つまり溶けた被覆菅から飛び出したウランやＭＯＸ燃料のペレットが炉心の底に山のように堆積している。
★再臨界とメルトダウン。
一番危険な状態は１号機（ウラン）。
２号機（ウラン燃料）も３号機（ＭＯＸ燃料）も同じようなものだが。
さて、炉心溶融（メルトダウン）が起きれば、爆発的に放射能が放散される。だから原発から１００キロ以内の人たちは即避難をしなければならない。
一般人の放射能規制値は、１年間に１ミリシーベルトだが、それが場所によっては１００ミリシーベルトを超えたということは、恐ろしいことが進行しているということだ。
テレビに出てくる東大、京大、東工大の原子力の教授連中は、後でどういう弁解をするのだろう。
もはや犯罪だな。
★土壌汚染。
原発から４０キロ離れた福島県飯館村の土壌から通常の１６００倍という高濃度のセシウムが検出された。
放射能に汚染された土で育てた野菜や米を食べると、人間は内部被曝を起こす。
そしてそれは直ちには発症しないが、重篤な病気を引き起こす。早い人は２年後、通常は４年から５年後に発症、１０年後にはピークに達する。
いわゆる原爆病といわれるもので、白血病、甲状腺ガン、肺ガン、内臓の多機能不全などをもたらす。そして福島被曝手帳の発行が必要になるだろう。
しかし当事者たちの行く末、民主党は早晩、消滅する。同時に官僚は巧妙に逃げる。だとすれば粛清の対象は東電だな。
さて話を元に戻す、１キログラム当たり１万とか１０万ベクレルというセシウムに汚染された土地は「放射線管理区域」になる。つまり一般人は立ち入ってはいけない区域になる。日本の法律ではそうなっている。
４月９日の時点で福島東部は壊滅だ。
★菅直人。
我が国の薄らバカは、明日１０日、宮城石巻市の避難所と仙台の陸自を視察するという。
おいおい、福島原発は危険な状態だぞ。いくら薄らバカといえども、総理の重責にある以上、官邸で指揮を執れ。但し、寝ていてもよろしい。寝ていた方が国家の為だな。
３月１２日に原発が水素爆発を起こした原因は、菅直人と斑目春樹がヘリで原発視察を強行したからだといわれる。なぜなら原発の現場は一刻も早く、水素のベント放散をやりたかったのだが、菅直人がそれを止めた、「俺が視察を終わるまで、ベントをやるな」。
★保安院の西山英彦。
８日、ニューヨーク・タイムズの報道について、「我々の認識とは違う」と述べ、核燃料が圧力容器から漏れて、炉心の底にたまっているという見方を否定した。
あとでサラリというのだろうな、「私の間違いでした」。
それともそれまでは人事異動になって表舞台から消えるのか。
★レンホー。
節電対策として、消費電力が少ないＬＥＤ照明への切り替えに補助金を出すことを検討するという。
この人、馬鹿だね。
★松本剛明。
この輩、前原誠司のあとの外務大臣。
韓国のキムチ首相が、日本の原発対応に「日本は無能」と韓国国会で発言したことについて、「日本政府が無能という趣旨でコメントしたとは理解していない」。
おいおい、キムチの国からバカにされてるぞ。
（ムラマサ、鋭く斬る）
