★五十嵐浩司。
この人、古館の報道ステにおけるレギュラー解説者だが、昨日(4・26)とんでもないことを喋っていた。
原発に関して、「日本人の40%は廃止縮小だが、60%は推進か現状維持だ。日本人は大人になって現実的になって来た」と、称えていた。
おいおい、原発など、どこをどう見ても人類に1グラムも、1ミリも幸福をもたらさない。
原発は悪魔のエネルギーと呼んでもいい。
この五十嵐という男、山形県出身、赤門の文学部西洋史卒、朝日新聞のエリートコースを歩んできたが、無知と勉強不足が甚だしい。
★報道ステ。
4月から大幅改編になったが、つまらなくなった。
CMがなければ、NHK教育と同じだ。テレ朝は昔、朝日教育放送と名乗っていたが、先祖帰りか。
そして古館の突っ込みも弱くなったな。
★東電の清水正孝。
おいおい、自衛隊はいつから民間人を遊覧飛行させるようになったのか。
3月11日の大震災当日、清水正孝は奈良で観光旅行をしていたのだが、原発被災の連絡を受け、奈良から名古屋まで車で走った。
ところが新幹線も東名高速も動かない。それで経産省に頼み込み、自衛隊の小牧基地から自衛隊機に乗せてもらい、東京方面へ向かったのだが、北沢から「駄目」出しされ、12日の深夜午前0時10分ごろ小牧基地に戻ったというコントのような話。
ひとこと、アホやね。
名古屋には東電の子会社の航空会社があるから、朝一番にヘリを飛ばせばよかった。まあどっちにしろ、清水正孝なる者がどこにいようが、事態に関係ないとは言えるが。
★民主党の長島一由。
何と震災中の公務の間、地元の逗子で趣味のボートをミニバイクで牽引し、海で遊んでいたという。
4月2日と4日、自分所有の2人乗りボートを逗子の自宅から葉山海岸までの県道600メートルを、ミニバイクで牽引したそうな。
これ違法。ミニバイクで牽引してはならない。
しかも長島一由は、震災で民主党の福島県対策室の副責任者を務めているのだが、葉山の海岸でボート遊びをしていたとは驚きだ。そしてその姿を市民に写真を撮られ警察に届けられたという。
民主党というのはこういう奴が多いな。
★農民の怒り。
「安全な農地を返せ」「東電は全て償え」。
農家の人々約400人が4月26日、東京の東電本社前、牛を連れ、むしろ旗などを掲げて抗議デモを行った。 福島県や茨城県などの農家や畜産農家の人たちは声を上げ、そして、その側で牛たちは無邪気に喜んでいたが。
★ホリエモン事件。
ホリエモンこと堀江貴文。もう38歳か。
本ページも過去に、かなりの時間を割いてホリエモンを扱った。
昨日、実刑が確定して2年半ほど豚小屋に入ってくるのだという。
本ページはホリエモンを批判したが、この事件の本質は財界、政界、検察による見せしめだ。ホリエモンの罪が問われた株式売却益を売り上げに計上したという会計仕分けは、少数派ながら、それを合法だとする会計学説もあったほどだから、逮捕して実刑にするような案件ではない。
しかし問題の核は、ホリエモンの背後にいる闇の勢力を、権力は嫌ったということだ。しかもその闇の勢力はホリエモンの片腕であった証券会社の幹部を沖縄で惨殺し、その一方で巧妙な投資錬金術で莫大な利益を得ていた。
ホリエモンが言うように、「世の中は不条理で満ちている」。
いや、カネで回っている。
(ムラマサ、鋭く斬る)