★米国の原発ロボット。
日本は最先端のサイボーグ・ロボット技術を持っている。ところが一方ではナントカ原子力機構が原子力事故用ロボットを6台も開発・完成させながら、メンテナンス不良で使用不可だという。宝の持ち腐れというか、6億円以上のカネ(税金)を使いながら、官僚の無駄使いに消えてしまった。
これが官僚の、美辞麗句でカネを分捕り、しかし実態は、カネは闇に消えていく錬金術なのだ。
さて米国ロボット、原発内の異常な湿度(90%以上)でレンズが曇り、2台目のロボが1台目のロボが取ったデータを読み取れず、放射能の数値を発表できなかったという。おいおい、データのメモリー装置があるだろうに。
一方、地下にたまった汚染水は10万倍の高濃度で、水面の放射線量は1000ミリシーベルトに達しているというから、2号機の内部は急性被曝で即死だな。
そういう状態で、2号機の圧力制御室の損傷修理などできる訳がない。
だから暫定的にせよ、即刻、冷却材、鉛材、ホウ酸を大量投入し、コンクリートの石棺化を断行しなければならない。
★原子炉。
「原子炉を冷却できない状態が3時間半続くと、圧力容器が破損する」。
つまりメルトダウンが始まる。これ原発の常識だという。
ところが一昨日、「福島原発1〜3号機の核燃料棒は、溶けて形が崩れている」と、経産省・保安院が初めて認めた。
おいおい、西山英彦さん、赤門卒の経産省官僚だが、どういうオツムをしているの。
もう1ヶ月以上も放射能はジャジャ漏れだぞ。
★朝日新聞。
日本は電力の3割を原発でまかなっているが、4月17日に実施した朝日の世論調査では、
原子力発電の今後について、「消極的と積極的を含めて、やめるべきだ」が計41%だった。「増やす方がよい」5%、「現状程度にとどめる」は51%。
現状維持51%というのは知識と理解不足なのか、それとも原発の本質を理解しての現状維持51%なのか。日本人というのは優しいというのか、恐れを知らぬというのか、あるいは無知蒙昧の人々なのか。
日本は猿の惑星へ限りなく進行しているということだな。
★元・経産省事務次官で、現・大分県知事の広瀬勝貞。
18日、経産省の官僚時代に原発を推進してきたことに責任を感じるかとの問いに「ありません」。
官僚というのは無謬性の生き物だから、答えはこうなる。
そして官僚のインセンティブは、利権創設と権力の私物化であり、その対極にある国民利益と権力の公益性から、ほど遠い。
★枝野幸男。
経産省官僚の電力会社への再就職について「自粛を講じる」。
しかし、菅直人と枝野は国会の公式の場で何度も「石田徹の東電への顧問就任は天下りではない」と発言し、さらに数千人に及ぶ裏下りも「天下りではないから問題ない」。
民主党というのは支離滅裂だな。
しかし、これによって元経産官僚、資源エネルギー庁長官の石田徹は東電役員への昇格を取り消され、今月中にも退任するという。
菅直人と枝野というのは、猿以下だな。
★原発異聞。
韓国人とか中国人は本国へ一目散に逃げ出してしまった。
こういう奴らに、高額な子供手当てや高校授業料の無料化を行っている。
それに比べて米国と米軍はよくやってくれた。ありがとう。
本ページは一貫して日米軍事同盟支持だが(但し、辺野古は駄目じゃ)、一部に米軍は福島原発のデータを採っただけという批判もあるが、それでも結構。
3月の猛吹雪の中、自衛隊仙台の霞目空港に強行着陸し、救援物資を真っ先に届けてくれた米軍ヘリ部隊には、最敬礼だ。
★尖閣問題。
検察審査会は、那覇地検が不起訴とした中国人船長を起訴相当とする議決を下した。当然だな。
しかし一方、菅直人は震災支援に感謝するため、中国にだけ総理特使を派遣したことは余り知られていない。特使は笹森清・内閣顧問。4月10日に訪中し、11日に北京で戴秉国と会談。コキントウ宛の首相親書を渡すとともに、中国の支援に謝意を伝えたという。そして菅直人が温家宝に直接電話し、感謝を述べている。
しかし、こうした支援をしてくれたのは中国だけではない。
諸外国などからの支援は37ヶ国にのぼる。特に米国は地震直後に空母「ロナルド・レーガン」を被災地沿岸に急行させ、「トモダチ作戦」という大規模な支援作戦を展開してくれた。
それに比して中国は、たった15人の支援隊だった。だから支援というより、諜報活動なのだ。
報告によると、「中国のレスキュー隊員15人は、岩手大船渡市で活動したが、被災地の様子や自衛隊の活動などをカメラで熱心に撮影していた」。
韓国もしかり。
お人好しの日本人は食い物にされる。
早く、菅直人のケツを蹴り上げて、官邸から叩き出せ。
そうでなければ日本の復興はありえない。
(ムラマサ、鋭く斬る)