武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

消された男、島田紳助

2011年09月03日 | 人生の意味

新宿酒場 ロン (9・2)

島、本宮、絵美、銀さん、洋子ママが金曜の夜、新宿に集まった。

「お題は、消されたシンスケ」

「今、沖縄に逃げていると聞いたが」

「逃亡者じゃないんだから、沖縄の石垣で暮らしているということ」

「お笑いのてっぺんまで登り詰めたが、その後は、断崖絶壁から転落ということだな」

「しかし、この問題の本質というのは何かな」

「菱の代紋との黒い交際ということだが、シンスケの話を信じれば、交際というには弱い」

「しかし極道の妻とは、ズブズブ」

「極心会会長である朝鮮人の姜(カン)のガサ入れをやった際、シンスケの手紙と写真が出てきたというが、それは6年前の話」

「それに繋がる渡辺二郎、シンスケの親友でもある元世界チャンプは恐喝詐欺の裁判中で、シンスケは裁判所に出かけて、渡辺の弁護までやっている」

「昔の裁判だな」

「サツから見れば、お笑い風情がいい気になるなよ、ということか」

「検察サイドから見れば、今年、大阪高裁で有罪判決が出たものに、最高裁まで上告したというのは、司法の権威に逆らう掟破り、だな」

「最高裁は犯罪の証拠認定はしない。憲法裁判所であり、法の解釈の番人だ」

「恐喝のチンピラが上告したというのは、検察から見れば言語道断」

「だから、盟友のシンスケをバーンとやった」

「渡辺に資金援助をしているのではないかという、疑惑」

「お上を恐れぬ不届き者ということか」

「それと同時に、山口組6代目組長の司忍の頂上作戦にも繋がる」

「どういうこと?」

「暴力団と芸能人の交際は、公然の秘密。だからシンスケを一罰百戒として、芸能ルートを断ち切る」

「それはあるな」

「それに吉本サイドから見れば、シンスケは吉本にとって脅威になってきた。若手中堅芸人からの絶大な支持、シンスケの財力、番組への口出し、お気に入りの美人タレントを囲い込む、などなど」

「吉本の本音は、芸人は芸人らしく、しとったらええやん、安く、軽く、お茶の間の電波芸者になれや」

「その矩(のり)をシンスケは大きく、はみ出した」

「日テレの24時間テレビと行列が終わった瞬間、シンスケを呼び出し、(お前、どう落とし前つけんねん)と、吉本から高飛車に言われ、シンスケ逆切れ」

「ほな、辞めてやるわ」

「吉本が想定していたシナリオに従って、シンスケの引退会見」

「芸能界という甘い楽園からの追放やな」

 

(ムラマサ、鋭く斬る)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする