麻生タイタニック号沈没寸前。総員退避のラッパ。
小泉純一郎、久しぶりに険しい顔の小泉さんを見た。 麻生太郎が小泉さんを、「奇人変人で、常識にかからない人」と予算委の公式な場で発言したことに対して、小泉さんは大分腹に据えかねたようだ。「私は極めて常識的な人間だ」と皆の前で怒気を見せた。密室の話ならともかく、公の場で恩人の小泉さんを中傷したのだから、麻生の本音が透けて見える。
また、定額給付金については、「3分の2の再議決を使ってでも成立させねばならない法案ではない」と否定した。そして先の10日に麻生太郎から小泉さんへ電話があった際のやりとりを語った、「後ろから鉄砲を撃つなと言うが、総理が前から味方に鉄砲を撃っているんじゃないか。発言には気をつけろと強く言い付けた」。昨日の自民党本部で開かれた反麻生会合には18人が集まった。中川秀直、武部勤、小池百合子、塩崎恭久、石原伸晃、山本一太、片山さつき、佐藤ゆかり、小泉チルドレン。さて、小泉さんが3分の2を使うなと言った以上、麻生太郎はそれでも定額給付金を強行するのか。腹の中は100%強行するだろう。給付金は既に皿に盛られて国民の前に出されているのだ。その皿を引っ込めたら、麻生内閣は潰れる。しかしその正体は国民の前というより、創価学会と公明党への献金寄付であるから、失敗すれば池田大作の逆鱗に触れる。創価学会は、ある理由で喉から手が出るほど金が欲しい。万が一、造反が出て3分の2の再可決が出来なければ、漫画太郎の進退というより自民党分裂だ。合わせて、民主が問責決議の伝家の宝刀を抜くか。平原は俄かに征旗満ち、風雲急を告げる。
☆
森喜朗が、漫画太郎に発言をもっと慎重にしろと国会で注意した。漫画太郎は心の中に「小泉嫌い」があるから「奇人変人」と揶揄し、「郵政民営化では、私ははずされていたから、濡れ衣だ」という鬱憤が出た。漫画太郎は昨晩、赤坂の高級料亭で古賀誠、高村、平沼赳夫と飲んだ。一方、河村官房長官は森喜朗に呼び出され、別の料亭で「もっと官房長官として総理を補佐して切り盛りせよ」と叱られた。なぜなら森は小泉さんから強烈な麻生批判を聞いていたから、その鬱憤を河村に吐き出した。
☆
麻生太郎
昨12日、衆院本会議を突然中座して官邸に戻り、秘書官やSPが慌てた。番記者に「お帰りですか」と聞かれて、「小沢一郎なんか最初から最後まで出ていない」とダミ声を上げた。そして「なぜ小沢がいないことを書かない。公平じゃないな」と、口をひん曲げた。漫画太郎は、官邸に戻り40分程過ごした後、再び国会に戻ったのだが、精神安定剤でも飲んだのか。それともスコッチをストレートで飲んだのか。
☆
産経紙上で、櫻井よしこ女史からエールを送られた漫画太郎。
櫻井女史は言う、「麻生首相、満身創痍である。麻生首相の政治家としての価値こそ、いま問われている。低い支持率を思い悩んではならない。麻生首相の使命は、憲法9条の実質的改正につながる集団的自衛権の行使以外にない。ソマリア沖の海賊対策こそ、首相に使命を果たさせるべく天が用意したものだ」と、語ったが、そういう「なし崩し的」かつ「姑息」な憲法解釈は、無意味で空虚な議論を重ねるだけだ。正々堂々と憲法改正、自衛権の明記及び国防軍の創設を訴えるべきだ。そもそも、漫画太郎の駄目さ加減は、靖国参拝について、「ボク、行くかどうか言わない」などと幼稚な言辞を吐き続けていることだ。そういう漫画太郎を声援するなど、櫻井よしこ女史は靖国を裏切るのか。
★
障害者自立支援法。
名称は立派だ。 しかし、その実態は障害者の人達に対して冷たい。小泉・竹中が制定した法律。 障害福祉予算は年間約8000億円で国家予算の1%でしかない。ヨーロッパ各国の5分の1から10分の1にしか過ぎない。非常に低い。世界第2位の経済大国と自慢しながら、福祉貧国の日本。障害者とは他人事ではない。事故や病気でいつ障害者になるか分からない。あるいは老いて体が不自由になり、介護が必要になる。しかし障害者がサービスを受けるには、費用の1割を自己負担しなければならない。 障害者自立支援法は小泉内閣が制定し、2006年に施行されたが、低所得者には重い負担だ。「保護から自立を」というスローガンは聞こえは良いが、障害者はどうやって自立できるのか。 厚労省と自民党の本音は、金がかかるからと障害者を突き放すだけだ。官僚役人は身分保証があり、役人の手厚い共済保険で何とでも出来るから一般民間人には冷たい。法律の改悪以前の障害者は、仕事をする為の施設は利用費ゼロで、月平均1万円の給料にはなった。月1万円の給料は高くはないが、それを励みに頑張る障害者が多かった。しかし、自立支援法が制定された後は、仕事をする為に施設に行けば、月3万円の利用料と食費が請求され、差引き2万円の赤字になった。障害者年金は月額66,000円(2級)であるから、2万円の自己負担は大きい。つまり仕事の対価を得る代わりに、逆に金を払わなければならないのだ。
法律を作った小泉・竹中は「障害者であっても、1割負担は必要だ」と述べた。しかし障害が重い人ほど収入の道はなく、貧しい。障害者は部屋に閉じこもっていればいいということなのか。日本が目指すべきは欧州型の福祉国家だ。利権にぶら下がる厚労省官僚と自民党政治の貧困。
(ムラマサ、鋭く斬る)
小泉純一郎、久しぶりに険しい顔の小泉さんを見た。 麻生太郎が小泉さんを、「奇人変人で、常識にかからない人」と予算委の公式な場で発言したことに対して、小泉さんは大分腹に据えかねたようだ。「私は極めて常識的な人間だ」と皆の前で怒気を見せた。密室の話ならともかく、公の場で恩人の小泉さんを中傷したのだから、麻生の本音が透けて見える。
また、定額給付金については、「3分の2の再議決を使ってでも成立させねばならない法案ではない」と否定した。そして先の10日に麻生太郎から小泉さんへ電話があった際のやりとりを語った、「後ろから鉄砲を撃つなと言うが、総理が前から味方に鉄砲を撃っているんじゃないか。発言には気をつけろと強く言い付けた」。昨日の自民党本部で開かれた反麻生会合には18人が集まった。中川秀直、武部勤、小池百合子、塩崎恭久、石原伸晃、山本一太、片山さつき、佐藤ゆかり、小泉チルドレン。さて、小泉さんが3分の2を使うなと言った以上、麻生太郎はそれでも定額給付金を強行するのか。腹の中は100%強行するだろう。給付金は既に皿に盛られて国民の前に出されているのだ。その皿を引っ込めたら、麻生内閣は潰れる。しかしその正体は国民の前というより、創価学会と公明党への献金寄付であるから、失敗すれば池田大作の逆鱗に触れる。創価学会は、ある理由で喉から手が出るほど金が欲しい。万が一、造反が出て3分の2の再可決が出来なければ、漫画太郎の進退というより自民党分裂だ。合わせて、民主が問責決議の伝家の宝刀を抜くか。平原は俄かに征旗満ち、風雲急を告げる。
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森喜朗が、漫画太郎に発言をもっと慎重にしろと国会で注意した。漫画太郎は心の中に「小泉嫌い」があるから「奇人変人」と揶揄し、「郵政民営化では、私ははずされていたから、濡れ衣だ」という鬱憤が出た。漫画太郎は昨晩、赤坂の高級料亭で古賀誠、高村、平沼赳夫と飲んだ。一方、河村官房長官は森喜朗に呼び出され、別の料亭で「もっと官房長官として総理を補佐して切り盛りせよ」と叱られた。なぜなら森は小泉さんから強烈な麻生批判を聞いていたから、その鬱憤を河村に吐き出した。
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麻生太郎
昨12日、衆院本会議を突然中座して官邸に戻り、秘書官やSPが慌てた。番記者に「お帰りですか」と聞かれて、「小沢一郎なんか最初から最後まで出ていない」とダミ声を上げた。そして「なぜ小沢がいないことを書かない。公平じゃないな」と、口をひん曲げた。漫画太郎は、官邸に戻り40分程過ごした後、再び国会に戻ったのだが、精神安定剤でも飲んだのか。それともスコッチをストレートで飲んだのか。
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産経紙上で、櫻井よしこ女史からエールを送られた漫画太郎。
櫻井女史は言う、「麻生首相、満身創痍である。麻生首相の政治家としての価値こそ、いま問われている。低い支持率を思い悩んではならない。麻生首相の使命は、憲法9条の実質的改正につながる集団的自衛権の行使以外にない。ソマリア沖の海賊対策こそ、首相に使命を果たさせるべく天が用意したものだ」と、語ったが、そういう「なし崩し的」かつ「姑息」な憲法解釈は、無意味で空虚な議論を重ねるだけだ。正々堂々と憲法改正、自衛権の明記及び国防軍の創設を訴えるべきだ。そもそも、漫画太郎の駄目さ加減は、靖国参拝について、「ボク、行くかどうか言わない」などと幼稚な言辞を吐き続けていることだ。そういう漫画太郎を声援するなど、櫻井よしこ女史は靖国を裏切るのか。
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障害者自立支援法。
名称は立派だ。 しかし、その実態は障害者の人達に対して冷たい。小泉・竹中が制定した法律。 障害福祉予算は年間約8000億円で国家予算の1%でしかない。ヨーロッパ各国の5分の1から10分の1にしか過ぎない。非常に低い。世界第2位の経済大国と自慢しながら、福祉貧国の日本。障害者とは他人事ではない。事故や病気でいつ障害者になるか分からない。あるいは老いて体が不自由になり、介護が必要になる。しかし障害者がサービスを受けるには、費用の1割を自己負担しなければならない。 障害者自立支援法は小泉内閣が制定し、2006年に施行されたが、低所得者には重い負担だ。「保護から自立を」というスローガンは聞こえは良いが、障害者はどうやって自立できるのか。 厚労省と自民党の本音は、金がかかるからと障害者を突き放すだけだ。官僚役人は身分保証があり、役人の手厚い共済保険で何とでも出来るから一般民間人には冷たい。法律の改悪以前の障害者は、仕事をする為の施設は利用費ゼロで、月平均1万円の給料にはなった。月1万円の給料は高くはないが、それを励みに頑張る障害者が多かった。しかし、自立支援法が制定された後は、仕事をする為に施設に行けば、月3万円の利用料と食費が請求され、差引き2万円の赤字になった。障害者年金は月額66,000円(2級)であるから、2万円の自己負担は大きい。つまり仕事の対価を得る代わりに、逆に金を払わなければならないのだ。
法律を作った小泉・竹中は「障害者であっても、1割負担は必要だ」と述べた。しかし障害が重い人ほど収入の道はなく、貧しい。障害者は部屋に閉じこもっていればいいということなのか。日本が目指すべきは欧州型の福祉国家だ。利権にぶら下がる厚労省官僚と自民党政治の貧困。
(ムラマサ、鋭く斬る)