★ある芸人の話。
裏世界に繋がる蜘蛛の糸、初めは不可視の一本の絹糸が、気が付いたときには粘着的に絡め取られ、蝶が手篭めにされるように、身動きできなくなっていた、ある芸人。その最後通牒は、楽園からの追放。
恒例の24時間テレビが終わるや否や、周到に準備されたシナリオに従い、その芸人がピエロの泣き顔に変わるのに、そう時間はかからなかった。
かつて盟友のサンマが語ったことがあった、「お笑いのほかに、何か他のことをやれば、人生のツキは落ちるで。気いつけや」。
★前原誠司。
昨日(8・25)、古館の報道ステ、冒頭に前原誠司が出た。
次期総理にもなるかと思われる人物だけに、神経を集中して前原誠司と古館のやり取りを聴いた。
結論から言えば、前原誠司という男は、何のビジョンも政策も持っていない、ただのスッカラ菅だった。今度のカンは空き缶のカン。
挙党一致と美辞麗句を吐き、小沢さんとの協力も大事だと言いながら、古館から「前原さんは、小沢さんとの会談後に、小沢史観からの脱却だ」と、おっしゃいましたねと言われ、前原は明らかに動揺した。
それをリカバーするように前原は、「役所の壁を突破することが大事だ」と、視点を変えたので古館は具体的にそれを質したが、前原の具体策は何も無かったのは、お粗末。ただ述べたことは、「しっかりと取り組む」、民主党というのは口先だけだな。
次に復興財源13兆円の財源はどうするのか、前原は増税ではなく、埋蔵金である特別会計から捻出、政府保有の株売却、土地売却と並べ立てたが、どれも出来ないものばかりだ。そもそも特別会計16.8兆円の削減は出来なかった。株価が暴落しているときに、株を大量に売却したら、株式市場はどうなるのか。叩き売りになるのが関の山。国有地を売るにしても同じ事、中国に買われて一巻の終わりだ。
付け加えて前原、デフレ脱却を訴えたが、空疎な掛け声だけで、前原の頭の中には何も有効な手立てはなかった。
次に原発問題。
ある程度の安全性を確認したら原発の再稼動を認めると、前原誠司は述べた。
そして馬鹿の一つ覚えのように、スマートグリッドというワンフレーズを喋っていたが、原発の是非については喋ろうとしなかった、それで古館は、「前原さんは20年で脱原発を進めると前に述べたが」と迫ったのだが、前原は逃げの一手、何のビジョンも示さなかった。最後に前原、「総理の仕事はコーディネート」と、発言したのは驚いた。
旅行とかイベントのコーディネートじゃあるまいし、総理の責務は国家経営のビジョンと具体的政策を国民に示すことだ。
★前原誠司その2、
しかし、この人、総理になった場合どうするのだろう。
在日朝鮮人から政治献金を貰ったことを、参院予算委で自民党の西田昌司の追及にあい、あっさりと認めているのだが。
総理どころか議員失職だぞ。
★ラグビーボールと海坊主。
小沢と鳩山は8・26早朝の時点で、前原を支持せずと漏れ聞こえてきた。
隠し玉はラグビーボール原口。
あるいは泣きの海坊主。
(じゅうめい、鋭く斬る)