平年より１０日以上も早く開花した桜、今はもう すっかり散って 新緑の中に 融け込んでしまいましたが その後 開花した八重桜も まもなく 花期を終わろうとしています。そんな 八重咲きの桜の中に 花弁が 緑色、黄色の 栽培品種、ギョイコウ（御衣黄） 、ウコン（鬱金）という桜があります。そんじょそこらで 見られる桜ではなく ネットで 調べ 先日 多摩森林科学園を 訪ねてみました。花期は ４月中旬から下旬とされており もう 終わってしまったのではないかと心配しましたが まだまだ 満開の状態でした。
ギョイコウ（御衣黄）
中心部が次第に 赤みを増してきて 散る頃には かなり 赤くなるということです。（紅変）
ウコン（鬱金）
ギョイコウ（御衣黄）、ウコン（鬱金）は 共に 花弁に 葉緑体を持っている点で 似ていますが 花弁の色は 淡緑色、淡黄色と 微妙に異なるようで 素人目には なかなか 判別は 難しそうです。
明るく 色彩やかな ソメイヨシノ等と違い 関心の無い人だと 気が付かず 通り過ぎてしまう位 あまり 目立たない ギョイコウ（御衣黄）、ウコン（鬱金）ですが じっくり眺めると 何か 身分の高い貴族を連想させるような 気品を感じさせる桜だと 思います。
