たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

催涙雨

2019年07月07日 07時40分52秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

当地 今朝の気温は18度前後、昨日夕方からの雨が降り続いているようです。
風もやや強く 体感的には 半袖では寒い位の日曜日、
こんな日は 家でのんびり過すに如かず、

7月7日と言えば 子供の頃 なんとなくときめいた日のような気がします。
「離れ離れになっている織姫と彦星が 年に1度だけ会える日」
「七夕」ですが 
正直 その由来等を しかと知っていたわけではなく、
ただ なーんとなく・・・、
でした。



(ネットから拝借)

多分 教えられたことも有ったはずですが まるで記憶に残っておらず 改めてネットで調べてみました。
古来から 中国では 織女星(織姫星)=こと座の1等星・ベガ は 裁縫を司る星、牽牛星(彦星)=わし座の1等星・アルタイルは 農業を司る星と考えられており、天の川を間に挟む二つの星は 旧暦7月7日(現在の8月7日)頃に 最も光が強く見えることから この日を特別視していたことも有り、七夕伝説が生まれたようです。

「七夕伝説」
中国には 古来 天帝(てんてい)と呼ばれる天空に一番近い神様がいた。天帝には 美しく、機織の名手である、織女(織姫)という自慢の娘がいた。織女(織姫)は 天の川の西側に住み 空の神様達の着物を織る仕事をしていた。織女(織姫)は 機織りに一生懸命で男性に出会う機会が無かった。
天帝は 織女(織姫)をかわいそうに思い 娘に似合いの青年を探していたが 牽牛(彦星)を見つけた。
牽牛(彦星)は 天の川の東側で 牛の世話をしながら 農業に精を出していた。天帝が 二人を引き合わせると、二人は恋に落ち、結婚。とても仲の良い夫婦になったが 楽しさにかまけて お互いに働くことを止めてしまった。
織女(織姫)は 機織りをしなくなったため、神様達の着物は ボロボロになり 牽牛(彦星)も 牛の世話もせず、農業もしなくなったため、牛は病気になり、田畑は荒れ放題となってしまった。
怒った天帝は 二人を 天の川の東西に引き離し お互いの姿さえも見ることを出来なくしてしまった。
引き離された二人は 悲しみのあまり 毎日泣いて暮しすばかり。困った天帝は 「二人が 真面目に働くならば 年に1度、7月7日に会わせてやる」と約束、その言葉に 織女(織姫)と牽牛(彦星)は心を入れ替え、1年1度の七夕の夜に会えることを楽しみに働くようになった。
1年に1度の再会の日、7月7日に雨が降ると天の川の水嵩が増し、川を渡ることが出来なくなる。そんな時 天帝の使者であるカササギが沢山飛んできて翼を広げ 橋を作り上げてくれ 二人はその橋を渡り 会うことが出来た。

「怠けていると良くないことを引き起こすこと」
「1年に1度会えることの喜びに感謝すること」
等という教訓も隠されている伝説でもあるようです。

「催涙雨(さいるいう)」
7月7日に降る雨のこと。
一般的には 七夕にしか会うことの出来ない織女(織姫)と牽牛(彦星)が 天の川を渡れなくなり流す涙という意味合いの言葉。
因みに 7月7日の前日 7月6日に降る雨のことを 「洗車雨(せんしゃう)」というそうです。
牽牛(彦星)が 織女(織姫)に会いに行くために 牛車を洗う水という意味合いの言葉です。
現代でも 恋人とのデートの前に 愛車をピカピカに磨く若者の情景、よく見られますね。

「夏の大三角」
日本では 7月上旬から9月上旬の20時~22時頃、南東方向に こと座のベガわし座のアルタイルはくちょう座のデネブを結ぶ 「夏の大三角」が 見られるとされていますが 梅雨期の最中だったり 町明かりが強い都市部だったり、月が出たりすると なかなかそのチャンスも少なくなっているような気がしています。

(ネットから拝借)

昭和20年代~30年代の北陸の山村は 外灯等もほとんど無く 周りは田んぼ、夜は真っ暗闇が当たり前でした。
夏 団扇片手に庭に出ると 天の川がくっきり、それが当たり前で 特別な感動も無かったような気がしますが
今では 条件が揃った場所に出向かないと 星も、天の川も 綺麗に見えないという時代、
出来る限り 今の幼い子供達の目にも そんな夜空の情景を焼き付けてもらいたいものですが・・・。


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2 コメント

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Unknown (ミミ3103)
2019-07-07 11:00:47
文学少年だったM男さんも何十年たっても尚健在でロマンチストなんですね・・(よくぞここまで深く調べて頂き感謝!)

「七夕」にまつわる話は女の子は大体知ってると思いますが改めて文にして読むと感慨深いですね・・

たとえ、年に一度でも会いたい人に会えるなんてそれだけでも「幸せ!」な事・・・

当地も昨夜?からの☔️も今は☀️が出てきてでも夜までもつかな?・・
せめて彦星、織姫には今夜だけは「幸せ!」を感じて欲しいのに・・・
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ミミ3103さん、こんにちは、 (takezii)
2019-07-07 13:09:53
子供の頃は 天の川を当たり前に 眺めていましたね。日本中が光の渦みたいになった今は 余程の場所にいかないと 綺麗に見ることが出来なくなり、七夕伝説を語るにも難しいのではないでしょうか。
七夕というと 豪華な飾りで賑わう都市型七夕祭りを連想してしまう時代になってしまいましたね。
コメントいただき有難うございます。
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